相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

欽ちゃんみたいな人に会いにいったら?

 現在2015年7月16日22時15分である。

 まゆゆ、この投稿は、何日かに分けて、読んで。

 一昨日(7月14日)に、指原莉乃さんのことをツイートし、昨日(7月15日)のツイートで、

「明日、種明かしするからね。」

とツイートして、今朝の0時35分からの『僕らが考える夜』という番組を録画しておいて、眠った。

 そうしたら、録画してあった番組で、渡辺麻友さんが、タイムリーなことを言っていたので、今日の投稿は、充実したものになった。


 まず、指原さんのことをツイートしたというのは、

「指原さんが、知恵を尽くして、なんとか、頑張って、地位を手に入れ、

『逆転~ピンチを待て~』

という本を昨年書いて、オリコン・ランキングの新書・タレント本・自己啓発書の3部門で1位を獲得したということで、そのエッセンスをまとめた。」

というページのリンクを張り、

「こういうページは、研究するべき。次に指原さんの本なんて絶対買うな。3番目に『揶揄』という肝腎の日本語を『比喩』と書いているから、この人の結論なんて気にするな。」

と、まゆゆ、に、ツイートしたことを指す。


 このツイートの種明かしをしようとしていたところに、

『僕らが考える夜』

で、

「麻友選手は、玉の輿に乗りたいですか?」

と、指原さんに質問されて、まゆゆ、が、

「玉の輿には、乗らない。」

と答え、さらにみんながからかっていたら、

「馬鹿だねー。まゆゆは正解なんだよ。アイドルとして、答えが。」

と、クリス松村さんに一蹴されてしまった。


 これだけで、大笑いしていたのに、さらに後半、

まゆゆ、は、どんな人がいいの?」

と言われて、

「普通に、会社の社長さんとか。」

なんて答えたものだから、

「会社の社長は、普通じゃない。」

と、突っ込まれ、慌てて、

「玉の輿っていうくくりで、みたら・・・」

と、防戦したら、

「そういう時は、『夢を追っている人』って言うの!」

と、指導までされてしまった。

 もちろん、台本があるのだろうが、まゆゆ、が、本当にいじらしい。


 これで、今日の投稿は、がぜん面白くなった。

 まゆゆ、が、私を検討できるように書いておくと、研究者というのは、本当に名誉だけの職なのである。

 例えば、お給料なんて、やっと生活できるかどうか。

 万が一にも、ノーベル賞がもらえても、たった1回、1億円がもらえるだけ。

 しかも、受賞者が3人いる場合には、3等分。


 それどころか、ハッブルのような場合もある。

 多分、まゆゆ、の世代だったら、小学校の時に、

ハッブル望遠鏡」

というものを、習っただろう。

 そう、宇宙に浮かんでいる、天体望遠鏡だ。

 あの名前の元になっている、エドウィン・ハッブルは、ものすごいたくさんの業績を残した天文学者

 その最初の素晴らしい業績が、アンドロメダ大星雲が、我々の銀河系の中にはない、ということを、初めて証明したこと。

 多分、まゆゆ、は、

「我々の銀河系は、アンドロメダ大星雲のような格好をしているのですよ。」

と小学校で習っただろうけど、あんな教え方ができるのは、ハッブルのお陰。

 とんでもなく素晴らしい天文学者だと分かるでしょう。

 ところが、ノーベル賞委員会は、なかなかハッブルに賞を与えなかった。

 なぜだと思う?

天文学は、物理学でないから。」

というのが、理由だった。

 でも、ハッブルは、次々に業績をあげる。

 しまいには、物理学者までが、

ハッブルに、ノーベル物理学賞をあげないのは、おかしい。」

と言いだし、ノーベル賞委員会も重い腰を上げ、規約を改定し始めた。

 そして、さあ、賞をあげようとしたとき、ハッブルは死んでしまった。

 だから、ハッブルには、ノーベル賞が、行っていない。

 これは、ノーベル賞委員会の大汚点の一つ。


 だけれども、私は、ハッブルは、幸せだったと思う。

 なぜかというと、私は、ハッブルの幼き日の話を知っているから。


 ハッブルが小学生だったある誕生日、野外に大きな天体望遠鏡の小屋を持っているおじさんが、ハッブルに、

「お誕生日に、何でも一つ、プレゼントをあげよう。何がいい?」

と聞いた。

「僕に、今晩、あの望遠鏡を使わせてくれない?」

と、ハッブル少年は、尋ねた。

「分かった。いいよ。」

と、おじさんは、答えた。

 夕方、ハッブル少年は、服のポケットに入る限りたくさんビスケットやクラッカーなどのお菓子を詰めて、現れた。

 おじさんは、少年が、小屋で遊びたいのだろうと思って、そのまま、安心して帰った。


 さて、翌朝、おじさんが行ってみると、ハッブル少年は、すべてのお菓子を食べ尽くし寝ていた。

 遊び疲れて寝てしまったのかな、と思ったおじさんは、望遠鏡を見て、驚いた。

 ハッブル少年は、一晩中、星の観察をしていたのだ。


 なぜ、そんなことが、分かるんだと思う。

 ハッブルは、一晩中、星や銀河を観察していて、明け方になると、空が明るくなってきて、段々星が見えなくなる。それでも、見える星を見ようと思うと、もう、明けの明星しかないんだ。だから、ハッブルの使っていた望遠鏡は、金星の方向を、向いていたんだね。


 それ以来、そのおじさんは、ハッブル少年に、

「自由に、望遠鏡を使っていいよ。」

と言ったそうだよ。


 こんな星や銀河の好きなハッブルだもの、メダルや1億円なんて、今さらもらわなくても、ものすごい業績こそが、最高のプレゼントだっただろうね。


 まゆゆ、研究者って、こういう人だよ。

 私は、ハッブルのような業績を、少なくともまだ、まったくあげてないけど、それでも、私を選ぶ?


 ここまでの序奏が付いて、いよいよ主題の登場。

 私のような人間と結婚して、幸せになれるには、どうなっていなければならないか。


 貧しくても、心の中が幸せになれる人にならなければならない。

 1日、400円の文庫本の小説、例えば、中島敦の『山月記』だけで、幸せが買える人にならなければならない。

李陵・山月記 (新潮文庫)

李陵・山月記 (新潮文庫)

 そうなるためにはどうしたらいいか。

『世界一周旅行』

 素晴らしいアイディアじゃない。

 やってみな。

 本当は、新婚旅行で行きたいけど、その前に、まゆゆ、が、自分を磨いておくのなら、大歓迎。

「AKB48」

 良かったね。いい経験になった。もし、AKB48に入ってなきゃ、私と出会わなかったしね。

 とにかく、色んな経験をして、人間として、豊かな発想ができる人にならなきゃ。


 豊かな発想とは、例えばね、私が入院していたとき、こんな会話をした。

 看護婦さんが、

「この薬を飲むので、水をくんできて下さい。」

と言ったので、

「私に、下手に、『水』なんて言ったら、大変なんですよ。

何度の水か?

綺麗な水ってことか?

だとすると純水か?

純水なんてことになったら大変なんですよ。

普通に中学校なんかで、先生が、『純水ですよー。』って言って持ってくるのは、触媒使って、イオンの一部を取り除いただけだから、まだ混ざっているものがある。

そうだとすると、『蒸留するか?』ってことになりますが、空気中に不純物がある。

だから、本当の純水なんて、有り得ないんです。

もう困って、エイチ・トゥー・オーというか?

重水だったらどうする?

って言って、追及し始めちゃうんですから。」

と、面白がりながら、話したら、

「『水』だけで、そこまで、できますか。」

と、看護婦さんは、笑っていた。


 まゆゆ、が、私と結婚した場合、私からこういう話を聞くだけでなく、まゆゆ、自身が、物理学でなくてもいいから、何かで、これが出来なきゃいけない。

 それは、私を満足させるためではなく、まゆゆ、自身と子供のためなんだ。


 さて、この主題の展開のために、控えめに第2主題が登場する。

 先週の土曜日(7月11日)、また数独を解くために、新聞を買いに行った。

 それを読んでいたら、13面に、

「遠回りしようよ 萩本欽一さん大学で」

という記事があった。

 74歳になった欽ちゃんが、社会人入試に合格し、学んでいるという話だった。

 この中に、面白い話がいっぱいあるのだが、まず1つ、

「振り返ったら、みんながやっていることはしない、という一点だけは貫いてきたね。世の中には優れものが大勢いる。僕なんかがマネしてもかなわない、とわかってたから」

を見てみよう。

 まゆゆ、の『情熱大陸』を思い出してみる。

 ぶっちゃけキャラが、跋扈する世界で、まゆゆ、は、正統派であり続けた。そして、1位になった。

 その、まゆゆ、が、

「この世界では、真面目に頑張ったものが、馬鹿を見る。」

と言う。

「私は、『初めての正統派』というパイオニアだった。だから、成功した。でも、他の人間が、二番煎じをやっても、絶対失敗するぞ。挑戦できるなら、やってみろ。」

 まゆゆ、は、そう言いたいかのようだ。

 つまり、まゆゆ、は、パイオニア精神に溢れた人でもあるのだ。

 私は、そこに、天才を見たのだ。


 さて、展開部に入る。

 欽ちゃんのように、年取ってから大学に行っても良いのではないか?

 誰でも1度は、感じることなのではないだろうか。

 だが、私は、断言する。家が貧しいとか、親が片方とか、そういうどうしようもない不利な条件がなければ、若いときに、大学へ行っておけ。


 なぜそんなことを言うのか。

 それを、なぜ大学入試は大変か、という話と、絡めて話そう。

 「小学生に選挙権を」の話をしたとき、京都大学理学部は、日本で3番目に入るのが大変な学部だという話をした。

 もし本当に、京都大学理学部が良いところなら、もっとみんなが入れるようにして、多くの人に、物理学の良い教育をしたら?

 普通の人ならそう思う。だが、それが駄目なことを私に説明した人がいる。


 あの数学者で作家だった、森毅(もり つよし)である。

 森毅が、ある本の中で、こんなことを書いていたのだ。


 京都大学で、入試をするとき、易しい問題を出すと、秀才がいっぱい入ってくる。ところが、難しい問題を出すと、ものすごい駄目なのと天才が入ってくる。

 森毅がすごいのは、なぜそうなるのかを、分析しているところだ。

 森毅の分析によると、難しい問題に受かるのは、天才だけだからだ、という当たり前の考え方だと、易しい問題のときに天才が入ってこない理由が、分からないという。

 そして、実は、難しくて、普通の人が解けないような問題を、偶然、解いちゃって、受かってくる、ものすごい駄目なのに注目する。

 そういう駄目なのを、野球などと同じように、『補欠くん』と呼ぶ。

 そして、『補欠くん』は、補欠にまわされるくらいだから、駄目なんだけど、偶然にしても京都大学の超難問を解いてしまうくらいだから、1万打席に1本くらい、長嶋にも打てないような、超特大の場外ホ-ムランを打てる人間だとみる。

 だが、森毅は、この『補欠くん』が、天才になるんだ、とは、書かない。

 森毅のすごいところは、この『補欠くん』を見つめていたところから、次第に見る位置を引いていくところだ。

 あるとき、『補欠くん』が、1万打席に1本のホームランをかっ飛ばす。

 ところが、駄目な『補欠くん』は、自分が場外ホームランを打ったことに気付いていない。

 野球だったら、ボールが飛んでいくから明らかに分かるが、数学で新しいアイディアにたどりついても、それがものすごく役に立つと分かるには、センスがいる。

 悲しいかな、『補欠くん』は、ホームランに気付いていない。

 ところが、引いて見ている森毅は、そのホームランを打つところを、じっと見ている、秀才の中にほんのちょっと混じっている、『抜群くん』を、視界に捉えているのだ。

 そして、こう言う。

 ああいう、秀才の中に混じっている、『抜群くん』が、天才になれるのは、『補欠くん』の、誰にも打てない場外ホームランを、会得するからなのだと。


 これで、私の言いたいことが分かっただろう。

 天才を作るためには、もうはっきり『作る』って書いちゃったけど、作るためには、問題が易しくて、平凡な人ばかり集めたのじゃ、駄目なんだと。

 難しい問題を出して、ものすごく難しくても解けるような天才的な人と、そんな無茶苦茶難しい問題を、うっかり解いちゃった、なんていう一発屋を、接っしさせておかなければならないのである。



 この話は、私は、森毅のどれかの本を、本屋で立ち読みしていたとき、見つけたので、どの本だったか覚えていない。

 もちろん、日本のすべての大学が、京都大学のように、世界に羽ばたく天才を生み出すためにあるのではないから、絶対これが正しいとはいわないが、

「No.1にならなくてもいい」

「もともと特別な Only one」

なんでしょ。


 Only one ってことは、自分が特別だと思えること。

 そのためには、

「私には、これがあるもん。」

というものが、なきゃね。

「昔、AKB48選抜総選挙で1位になったもん。」

って、胸を反らすメンバーもいるかも知れないけど、『負けず嫌いな』、まゆゆ、が、そんなものに甘んじるとは、思えない。


 さて、展開部はさらに続く。


 大学1年生の時に、森毅のこの一文を読んだ私は、直ちに実践することにした。

 私は、『銀河英雄伝説』のジークフリード・キルヒアイスである。完璧な人間なのだ。だったらどうするか。

 『補欠くん』の役目を果たしつつ、『抜群くん』のかっ飛ばすホームランも見ていよう。私は、初めから天才なのだから。

 こう思った私は、川口周君や伊山修君やクローン病になってしまった親友などに、この人にはこれがいいだろう、と思うアイディアを渡して、研究のどっかで、何かの弾みに、これが役立ったら、使ってね、と思いを託した。



 例えば、伊山君には、入学早々すぐに、

「『連続体仮説』をどう思うか? 」

と質問したし、

数学基礎論をいつか勉強したいんだ。」

と伊山君が言ったときには、私の愛読書ナンバー2と言っている本を見せ、

「ベルナイス・ゲーデル集合論が、きちんと書いてある本は少ないんだ。」

と、話した。

 だが、伊山君に託したものの中で、一番大きいのは、ジャイロの動きだった。ジャイロとは、地球ごまとも呼ばれるものだ。

 最近、話題になったドローンが安定して飛べるのも、冥王星に向かった探査機が、宇宙空間で自分の方向の変化を感知できるのも、ジャイロが積んであるからだ。

 私は、力学で、ジャイロごまの話を学んだとき、トルクという難しい数学を使わずに、言葉で人に説明できるぐらい分かり易い説明法を見つけた。

 それで、まず伊山君の前で、ジャイロごまをグイーンとまわして、渡して、

「ちょっと、傾けてみて。」

と言った。

「うん。あれっ!」

「そう、思った方向に傾かないでしょ。」

「妙な動きをするねぇ。」

「これを、良く覚えておいて。いつか、何かで生かせるかも知れないから。」



「数学者を目指している、伊山君に、物理学のこまの話をしても、意味がないだろう。」

という人が、いるとしたら、普通のまるい軸対称なこまは、ラグランジュのこまだし、他の場合も、空中で回転するのはオイラーのこまだし、さらにコワレフスカヤのこま、というのもあると言える。

 一応、説明しておくと、まるくないこまは、ほとんどの場合、数学的には厳密に解けないので、上の3つのどれでもない。

 ラグランジュも、オイラーも、コワレフスカヤも、数学者だ。

 コワレフスカヤのこまは、解説している本が少ないので、文献をあげておく。

波動と非線形問題30講 (物理学30講シリーズ)

波動と非線形問題30講 (物理学30講シリーズ)

 この本を読めば分かるが、コワレフスカヤは、美人の女流数学者で、ノーベル賞に数学部門がないのは、ノーベルが、コワレフスカヤにふられたからだ、という笑い話まであるくらいだ。



 一方で、伊山君からも、私は、アイディアをもらった。

 ある問題を、伊山君がその数を超越数だと知らないまま、解いてしまったのだ。

 それが、解けた原因が、その数、

{\displaystyle \sum_{n=1}^{\infty}{10^{-n!}}}

が、超越数だったからだとすぐ気付いた私は、伊山君にその説明をして、その解き方を、根こそぎもらった。



 クローン病になってしまった親友には、

「外微分のdを後ろに持って行ったら?」

と、大切なアイディアを話した。その親友は、博士課程で病に倒れたので、それは、25年後に、私自身が、論文第2号にした。これは、ホモロジーの場合を考慮しないと完成しないアイディアなので、公式の場に提出したという証明だけもらって、リンク集の私の文献の中で、その完成を待っている。


 一方クローン病になってしまった親友からは、

「正準変換の母関数が、宇宙の最初から、ずっと大域的に存在する、というのが、真の物理法則だ。」

というアイディアをもらった。

 その時は、

「ハミルトン・ヤコビの理論を勉強してから、お答えします。」

と、応じたが、私としては、1つの理論に育て上げて、お礼を言うつもりだった。

 これは、まだ恩を返せていない。




 川口周君とは、もっと深い仲になっている。

 入学式で会って、もう、


川口君「どういうことに興味があるのですか。」

私  「統一理論の研究をしようと思っています。」

川口君「スーパーストリングス・・・」

私  「はい。超弦理論も視野に入れてます。」


という会話をしたので、実は、分子生物学の女の人に失恋しようとしていたとき、その話をしたのは、川口周君ただ1人だったのだ。


 失恋した私を慰めようと、友達が5人くらい集まったが、お酒を飲んで、しゃべったときは、何も言わなかった。

 パーティーが終わって、みんなと別れて、川口君が、

「もう酔いが覚めてしまいましたから、この後しゃべったことは、覚えてますけど。」

と言ったとき、初めて私は、2人で歩きながら、あの分子生物学の女の人とのすべてを話したのだ。

 なぜ、川口君に話したのかというと、川口君は高校が男子校だったので、ただでさえ女の子の少ない京都大学では、女性経験が希薄になるのだ。

 だから、私のように、今の段階で、こんなに女の人と深い仲になって、大切な研究者人生を台無しにするようなことにならないように、女の人を好きになるというのが、どういうものか、丁寧に説明したのだ。

「好きになるのは止めないけど、恐ろしいぞ。」

と、考え方(アイディア)を、渡したのだ。


 川口君が、私のメッセージを、どう取ったかは、分からない。

 だが、ちゃんと、数学者になって、結婚もした。

「おめでとう。」

と間接的に、メッセージを伝えた。



 一方で、私も、川口君から多くのものをもらった。

 まず、その分子生物学の女の人の話が終わったとき、川口君が、

「電話してみたら?」

と言ったので、別れた後、公衆電話から、分子生物学の女の人の家へ電話した。

 分子生物学の女の人のお母さまが出られて、しばらくお話しした。

 結局、その後、私は、精神分裂病を発病するので、このアドヴァイス自体は、生きなかったが、分子生物学の女の人のお母さまと話した最後だった。



 このくらいで、展開部は、終わりにしようか。

 まゆゆ、も、疲れてきた。


 さて、再現部。



 なぜ、こんな長い話が、必要なのか。

 欽ちゃんの記事を見る。

「人生は出会いだって、よく言うけど、ちょっと違うね。出会いっていうのは、人にただ会うことじゃないんだ。苦労をして、マイナスの経験をいくつも積んで初めて、会うべき人に出会える。なぜ自分がダメだったのか、生きていくうえで何が足りなかったのか。本当の出会いなら、その答えが見えてくるもんだよ」

とある。

 出会いというのは、『人』とだけじゃない。

『アイディア』との出会いもある。

 つまり、まゆゆ、は、苦労してこの投稿を読み終えたとき、

『新しいアイディア』

に出会うんだよ。

 もう、まゆゆ、は、何度も会っている。ただ、まだ自分のものにしていないだけ。リンクを張った指原さんの記事も、そのアイディアのため。こういう記事から、どんどん吸収できるものは、吸収してやれって。


 はっきり言うと、私は、まゆゆ、に、

「大学に行ったら?」

と、勧めるためにこれを書いているのではない。

 『旅少女』の最終回で、

「卒業は、自分一人では決められないよね。」

と、しきりに柏木由紀さんが言うのに、まゆゆ、は、相づちを打つだけで、答えようとしない。


 もう、まゆゆ、は、AKB48に飽きているのだ。

 それは、『情熱大陸』でも表れていた。

「生まれ変わったら、またアイドルになりたいですか?」

と聞かれて、

「もう十分楽しんだ。」

と言っちゃってる。


 こういう女の人に、男の人が、どういう卑怯なことを言うか、見せよう。


 私ならこう言う。


まゆゆ、AKB48 を卒業して、大学を受けよう。」


 そして、受かると、


「大学は、魅力的な男の人がいっぱいだよ。でも、まゆゆ、は、学業に専念しなきゃいけないんだ。男の人達に猛アタックされないために、入学前に、私と結婚しちゃおう。」


と言って、何も知らない、まゆゆ、と結婚してしまう。


 これが、男の人の戦法だよ。

 そして、まゆゆ、にとっては、

『新しいアイディア』

 つまり、

『卒業のための格好の口実』

だよ。



 さて、結尾部。


 欽ちゃんの記事を、もう一度見る。

「就活で暗い顔した4年生に喫煙所で会ってね。僕、言ったの。いろんな職業の人に会ってきたけど、半分は『好きで始めた仕事じゃねえ』って人だった。オヤジがかわいそうで家業を継いだ、とか。でも、そんな人の、いまは幸せって笑顔を何度も見たよってね。そしたら、『幅が広がった』って、うれしそうに飛んでった」


 もう、分かったね。

 今すぐ、新しい仕事は受けないことを宣言して、現在入っている全部の仕事が終わったら、AKB48を卒業する。

 恋愛禁止は解けるから、私と会える。

 そして、これは1つの例だけど、受験勉強して(これは大学に受かるためでなく、もちろん教養のためね)、そして、合格したら、私と結婚し、卒業まで子供は作らない約束をして、大学に行き、色んな人から多くのことを吸収する。

 最後に、欽ちゃんみたいな人に出会い、良いお母さんになることを、志す。


 どう? このアイディア?


 今、大学に行っておくとなぜいいか。

 私の父は、もちろん大学出ている。

 でも、72歳になってから、大学院に行き、研究を始めた。

 そして、74歳になった今、博士課程に進んでいる。

 10年以上前に、ガンが発見され、いつ最後になるか分かりませんよ、と言われてから、母が食事をものすごく気を付けるようになり、姪と甥が生まれたので、元気になり、統合失調症の私とは異なり、ガンで病院に通いながら、学校に通っている。

 なぜ、72歳で、大学院に受かったんだと思う?

 実は、大学よりも、大学院の方が入りやすいんだ。

 これは、ウソじゃない。

 理由は、受験する科目が、自分の専門分野だけだから。

 幅広く勉強しておかなくてはならない、大学と違い、大学院は入りやすい。


 若い、まゆゆ、が、センター試験がなくなって、3年後に新しく導入される、新テストの内容を吸収し、思考力の要求される難しいテストに対応するのは、なんとかなる。

 思い切って、話しちゃおう。

 私、28歳のときと29歳のときに、東京大学理一を2回、受けているんだ。でも、2回とも、センター試験が、点数不足で、二次試験を受けられなかった。それで、不合格。

 数学と物理学の配点の高い二次試験を受けていれば、受かったのに、と思ったけど、すでに、センター試験で、数学も物理学もスピードがついて行かれなくて、100点中、70点も取れてなかったから、もう無理だと思って、入試のない、放送大学で、学部卒業の資格だけ取ることにした。

 30歳近くなって、受験なんて無理だよ。


 年取ってから、自分の専門の大学院で、学ぶのは楽しい。

 ところが、大学院の入試の本質は、面接だ。

 まゆゆ、なら、

「かわいい」

と言って取ってくれるかも知れないけど、良い先生だったら、それまでの人生でどれだけのものを積み上げているか、この人が、社会に役に立つことをするかどうか、を見て、合否を判定する。

 若いときに大学を出て、それを生かしている人かどうかは、専門家にはすぐに分かる。


 まゆゆ、が、本当に、音楽を好きなら、そういう方向に進んでもいいし、とにかく、進む方向は、私は、指図しない。

 本当は、大学にこだわらなくてもいい。

 フランスが好きなら、語学留学でもいい。フランスは、数学の中心なんだって、前も話したよね。


 私が一番願っているのは、まゆゆ、と、子供を育てて幸せな家庭を作ること。そしてそのために、欽ちゃんみたいな人に会ってくること。


 このことなんだよ。


 まゆゆ、に行動力があるなら、まずオフの日に、駒沢大学仏教学部へ行って、

「欽ちゃん」

って、会ってこい。

 こういうとき、呼び出しかけたりするなよ。

 顔写真頼りに、そっと行って、話を聞くんだ。

 それが、アイドルとして祭り上げられていない、本当の、渡辺麻友だ。

 現在2015年7月17日8時16分である。おしまい。