相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

ツェノンのパラドックス?(その4)

 現在2018年5月30日14時20分である。

 ひとりで、ウジウジ悩んでいても、解決にはならない。

 だから、この投稿をすることにした。

「何を、悩んでいるの?」

 麻友さんが、気付きやすいようにしようと思って、最近また、ブログの記事を投稿したとき、URLをツイッターで、ツイートしてるじゃない。

「そうね。でも、私は、太郎さんのブログのトップをブックマークしてるから、いつでも見られるのよ」

 そうなんだろうね。

 そうするとね、麻友さんが、お気に入り経由で記事を読んだ場合、ツイッターから見たという信号が、出ないわけなんだよね。

「私、なるべく、ツイッターからもアクセスしてあげてるのよ」

 それは、分かってる。

 ただ、『ツェノンのパラドックス?(その2)』という記事が、一度もアクセスされてなかった。

 それで、何か、気に障ること書いてしまったかな? と、ちょっと心配になったんだ。

「関係ないわよ。私のツイッターには、1日に大量のツイートがされるの。だから、太郎さんのツイートを、見失っただけよ。太郎さんの記事は、ちゃんと読んだ」

 そうだよね。いらぬ心配だとは、思ったけど。


「でも、どんな心配をしたの?」

 一つ目は、ツェノンのパラドックスを、間違えて取ったかな? ということ。

「間違えてって?」

 インターネット上の、『アメリ』の記事を見てたら、あらすじが書いてあって、『2つの物体は決して接しない「ゼノンのパラドックス」』という記述や、『“ゼノンのパラドックス”という議論がある。舞台では相手に半分近づくと残りの距離は半分、そのまた半分近づくと残りは半分と、永遠に相手には近づけないと解釈されている。』などとなっている。

 『ツェノンのパラドックス』と呼ばれるものは、いくつかあるんだ。『二分法』と呼ばれるもの、『アキレス』と呼ばれるもの、『矢』と呼ばれるもの、『競技場』と呼ばれるもの、などである。

「そうみたいね。私も、Wikipediaを見たとき、知ったわ」

 『アメリ』の中で、『アキレス』という名前は出てなかったのかも知れないけど、私は、勝手に、『アキレスとカメ』だな、と思ってしまった。

「『アキレスとカメ』だと、最後のところが、ちょっとまずいのよね」

 それは、舞台見た最初から気付いていた。

「1メートル離れた、アキレスとカメが、向かい合って進むと、中央で、会う、ということにならないのよね。だって、カメはアキレスの半分のスピードだから」

 ただ、私は、舞台を見ながら、

『ああ、アメリとニノは、人間だから、同じスピードで進むということに、したんだな』

と、解釈した。

「あっ、太郎さん、そう解釈してたの。道理で、太郎さんの頭の中が、スッキリしてるわけよ」

 ただ、麻友さんたちが演じてたのが、『アキレス』でなく、『二分法』なら、解釈は、変わるよね。

「そう。『二分法』というのは、『目的地に行くには出発点との中間点を通らざるをえず、その中間点から目的地までのまた中間点を通らざるをえず、同様にして出てくる無限個の中間点を通過できないゆえに目的地に到達できない』というものだから、最初の中間点に、両側から、私と太田基裕さんが、歩み寄れば、抱擁できる。一方が、半分のスピードで、たどり着けないなんてことはない」

 この解釈の方が、自然なのかも、知れないな。

「どうして、ツェノンのパラドックスって言っただけで、『アキレスとカメ』だと思ったの?」

 『アキレスとカメ』が、一番有名なんだよ。

「そうなんだ。太郎さんの頭の中では、きちんと整理が付いてたというのは、びっくりだったわ」

 私、曲芸的な解釈してるもの、たくさんあるから。ただ、ちょっと気にはなってたけど。


「じゃあ、『アメリ』に、ツェノンのパラドックスを盛り込んで、私が、太郎さんに伝えたかったメッセージは?」

 一緒に、数学の動画を作ろうという、私からのオファーに対して、

『応じてあげるわ』

というアクセプトの表明だったんでしょ。

「700人のファンの前で、それを言うのは、ドキドキだったわ」

 じゃあ、どんな動画を作るかとか、麻友さんに会ったとき、説明できるように、しておこう。

「どういうことを、考えているの?」

 数学の勉強をしていく上で、一番大切なことは、分からないことが出てきたとき、それをどうやってでも良いから、自分で解決できるようになることなんだ。

 例えば、どんなに難しい数学の本でも、時間さえかければ、理解できるようになる。これが、ある意味、数学を悟ったということなんだ。

「数学を悟らせる動画? 恐ろしい」

 麻友さんに、数学を悟らせられるかどうかなんだよ。

「太郎さんは、どうしてそんなに数学を楽しめるの?」

 公文の数学の先生にもらったこの本の影響も大きい。

森毅安野光雅『すうがく博物誌』(童話屋)

すうがく博物誌 (美しい数学2+3)

すうがく博物誌 (美しい数学2+3)

安野光雅!こんな本があるのねえ」

 もっと前に、教えてあげれば良かったね。


「5月が、もうすぐ終わる」

 6月3日まで、後4日。

「さすがに、太郎さん、大阪までは、来られないわよねぇ」

 ごめん。さすがに、それは、無理。

「じゃあ、ちょっと、誤解が解けたところで、この記事、投稿して」

 分かった。じゃあ、バイバイ

「バイバイ」

 現在2018年5月30日17時05分である。