現在2018年8月6日17時45分である。
本当は、リストを1冊でも多く入れて、お金を稼がなければならないのですが、素晴らしいアイディアを思いついたので、書かずにいられません。
「どうしたの? いきなり?」
麻友さん、今、『いつかこの雨がやむ日まで』で、キャバクラ嬢、演じてるよな。
「そうだけど」
今日、また図書館に行ったんだ。
「本当に、本、好きね」
それで、こんな本を、見つけたんだ。
TBSテレビ『NEWS23』取材班編『綾瀬はるか「戦争」を聞く』(岩波ジュニア新書)
- 作者: TBSテレビ『NEWS23』取材班
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/04/20
- メディア: 新書
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TBSテレビ『NEWS23』取材班編『綾瀬はるか「戦争」を聞くⅡ』(岩波ジュニア新書)
- 作者: TBSテレビ『NEWS23』取材班
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/07/21
- メディア: 新書
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「綾瀬はるかさん。遠く及ばないわ」
そういう話をしているんじゃない。
なぜこの本が、2巻まで出てるんだと思う?
「それは、綾瀬さんが、美人だし有名だから」
そうじゃない。その解釈は、的を射ていない。
これが、2巻まで出てるのは、誰でもがなくしたいと思っている、戦争を、真っ正面から扱ってるからだ。
「じゃあ、『世界の麻友』になるために、私にも戦争の取材をしろというの?」
麻友さん。この世界では、アイディアが、一番といっていいほど、大切なんだよ。
他の人の二番煎じじゃ駄目なんだ。
「私に、他のことを見つけろというの?」
もう見つけてる、ということを教えるために、この記事を書き始めたんだ。
「見つけてるって、殺人犯の妹のつらさを描けというの?」
そんな、とってつけたようなことじゃない。
麻友さんは、目の前に、多くのキャバクラ嬢がいたんでしょう。
私は、以前、キャバクラ嬢みたいな、上品でない女の人じゃ駄目なんだよ。と書いた。
確かに、キャバクラ嬢じゃ、私の相手はつとまらないかも知れない。
でも、麻友さんだって見たでしょう。あの人たちだって、小さかった頃は、希望に胸を膨らませて目覚めていた子供だった、本物の人間なんだよ。
サイボーグなんかじゃない。CGでもない、クローンでもない、紛れもないひとりの大切にされるべき人間なんだよ。
だけど、お金で体を売る商売をしている人達は、確実に社会から、差別されてる。
前にも話した、この本、
- 作者: 角田由紀子
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 1991/11
- メディア: 単行本
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を読むと、普通の女の人だったら、絶対正当防衛になるはずで、男の人を殺さざるを得なかった女の人が、商売の女の人だったという理由で、有罪になったんだよ。
キャバクラ嬢だって、本当は、
『そんなの許せない!』
と、言いたいんだよ。
でも、裁判官がそうなんだから、悲鳴すら上げられないんだよ。
ここまで話せば、頭のよい麻友さんなら、分かるだろう。
あの、悲鳴を上げたがっている、キャバクラ嬢達の悲鳴を、今のドラマで、演じて見せなよ。
『綾瀬さんより、汚れ役だわ』
と、言いたいかい?
綾瀬さんの役は、誰からも賞讃される役だ。綺麗だ。
麻友さんのは、それよりも見かけ上遙かに汚くて、もっと頭も使わなくてはならなくて、成功しても誰も褒めてくれない役のように見える。
でも、娼婦という問題は、戦争と同じく、旧約聖書が書かれる前(2千年以上前)からある問題で、おびただしい数の女の人が、その問題で苦しんできた。
その人たちの、声にならない悲鳴を、分かっていない大人たちに伝えたら、それは、綾瀬はるかさんのやったことに、勝るとも劣らない偉業になる。
娼婦は、世界中にいるんだからね。
「太郎さん。頭の回転の速い太郎さんに、そう、バーッと言われても、すぐには、答えられないわ」
うん。大丈夫。結果がどうあっても、誰も褒めてくれなくても、私は、いつも、麻友さんの味方だ。
「ちょっとずつ、咀嚼してみるわ。ありがとう」
じゃ、健闘を祈るよ。バイバイ。
「うん。バイバイ」
現在2018年8月6日18時40分である。