現在2018年12月24日20時27分である。
「今日は、なんか、そわそわしてたわね」
うん。12月2日には、来てくれなかったけど、今日こそは、来てくれるのかなぁ、って、ちょっと期待してたんだ。
「バカねぇ。女の人が、男の一人暮らししている家へ、押しかけるなんて、振られそうなときだけよ。私は、太郎さんの愛情を、一身に受けてるんですもの、そんな無茶をしないわ」
麻友さんに取って、私にリアルに会うと、今まで私の妄想だとして片付けられていたこと全部が、本当だと、宣言したことになっちゃうんだものね。
「今日は、また、図書館に行ってたわね」
今年の初めに、
『8年半後に、量子コンピューターのスピードが、うんと速くなって、解けない暗号がなくなり、仮想通貨が、すべて使えなくなる』
というようなことを言った。
「ああ、ドラえもんのブログの『整数環(その3)』ね」
あの発言の元になった、『日経ビジネス』の記事を、確認しておこうと思ったんだ。
「どうやって、確認するの? 買ってはなかったの?」
立ち読みしただけだったんだ。
それで、あの投稿が、1月11日のものだから、1月、前年12月、11月の日経ビジネスを、次々図書館で借りて、見ていったんだ。
「見つかった?」
2週間かかったけど、見つかった。
『日経ビジネス 2017年12月11日号 No.1920』
の、10ページから11ページにかけての記事だった。
ー量子コンピューターの本命技術が実現ー
『IBMが超越した「量子」の限界』
という記事に、
『IBMは6カ月で量子ビットを3倍以上に増やした。この成長スピードが続けば、8年後には全ての暗号を解読する量子コンピューターが登場する。』
とある。
「本当は、8年半後ではなく。8年後だったのね」
細かいところは、関係ないんだよ。
それより、この記事から、1年経った。
これからは、7年後ということになる。
「でも、7年も、私、太郎さんとこのまま、というのは、嫌だわ。あの医学機器、開発してよ」
じゃあ、『細胞の分子生物学』始めよう。
*******************************
多数の科学者たちのお世話になった。彼らの惜しみない手助けについて詳細な謝辞で別途述べる。ここでは特に重要な貢献をした人たちについて触れる。第8章では,Hana El-Samad が(細胞機能の数学的解析)の項の核となる部分を提供し,Karen Hopkin が(遺伝子の発現と機能を調べる)の項に貴重な貢献をした。Werner Kuhlbrandt は第14章(エネルギー変換───ミトコンドリアと葉緑体)を,Rebecca Heald は第16章(細胞骨格)を,Alexander Schier は第21章(多細胞生物における発生)を,Matt Welch は第23章(病原体と感染)を再編し書き直した。Lewis Lanier は第24章(自然免疫と適応免疫)の執筆に寄与した。Hossein Amiri は教官向けの莫大なオンラインの Question Bank (問題文の書庫)を作成した。
*******************************
今日は、もう眠いので、ここまでにするが、今後、もっと、スピードアップするよ。医学機器、本当に作りたいから。
「頼むわよ」
じゃあ、おやすみ。
「おやすみ」
現在2018年12月24日21時40分である。おしまい。