相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

相対論への招待(その14)

 現在2019年1月17日16時58分である。

 色んな話に振り回しているんだけど、少しでも麻友さんに楽しんでもらおうと、思ってるんだ。

「『相対論への招待』の前回は、オリジナル原稿を、全部見せてくれたのよね」

 それから、私の頭が、大学4回生で、リセットされてしまった、という話もした。

「あのとき、聞きそびれたけど、整式の割り算を、太郎さんは縦書きにせずにどうやって解くの?」

 あのときの問題を、持ってくると、

 問題
{x^3+5x^2+3x+4} を {x+3} で、割ったときの、商と余りを求めなさい。


 だったから、

{x^3+5x^2+3x+4=(x+3)(x^2+\ \ \ }  {x}とかけて{x^3}になるように、{x^2}
         {=(x+3)(x^2+2x+\ \ \ }  {3x^2}と足して{5x^2}になるように、{2x}
         {=(x+3)(x^2+2x-3)+13} {6x}と足して{3x}になるように、{-3}

と、因数分解するだけで、求まる。


 参考書の解き方である、

    {x^2+2x\ -3}
{x+3\ ) \overline{x^3+5x^2+3x+4}}
    {\underline{x^3+3x^2}}
      {2x^2+3x}
      {\underline{2x^2+6x}}
        {-3x+4}
        {\underline{-3x-9}}
           {13}

と、割り算して、

 答 商は {x^2+2x\ -3} 余り {13}

と、求めるのは、かなり無駄がある。

 しかも、この整式の割り算には、もっと速い、組み立て除法(くみたてじょほう)という方法がある。ガロアをやるとき、楽しみにしていてね。

「はぁー、これができる太郎さんにとって、整式の割り算を縦書きにしなければならないというのは、ショックだったでしょうね」


と、ここまで書いてきたんだけど、余り、気持ちが乗らない。

 数学を、きちんと、麻友さんの前に、築いて見せようと思ってきたんだけど、実際に、空集合から始めて、実用に耐える数学をまともに築くには、5年とか6年とか、かかる。

 そうやって、築いたからと言って、麻友さんがそれを面白いと思うかどうかは、分からない。

「太郎さんは、好きだから、数学をやってたんでしょ」

 そう。それは、確かにそうなんだ。だけど、私が好きでやってる数学に、麻友さんを巻き込むと、余計なことに気が散って、スピードが落ちちゃうんだ。

「つまり、私が邪魔ということね」

 時として、発見があったときなどに、それを伝えるのは楽しい。でも、いつでも発見があるわけではない。

「何を、勉強したいの?」

 一つは、前から言っているように、量子力学は研究中だから、現代どこまで進んでいるのか、最先端にまで行きたい。

 もう一つは、ホーキング&エリスのために、古典論を勉強して、あの本を無事出版させたい。

「ホーキングは、6カ月なんでしょ。量子力学は半年間お休みして、ホーキングに専念したら?」

 それが、無難だよね。6カ月なんて、あっという間だものね。

 麻友さんに面白い記事を書くことは減るかも知れないけど、ホーキング&エリスを、頑張ってみるよ。

「太郎さんも、色々やりたいことがあるのね」

 それは、そうだよ。この世界は、面白いことで満ちあふれているのだもの。

「今日の投稿は、『相対論への招待(その14)』ではなかったわね」

 いずれ、埋め合わせはするよ。それじゃ、おやすみ。

「おやすみ」

 現在2019年1月17日22時06分である。おしまい。