現在2019年1月24日21時23分である。
「太郎さん。医学機器を作るのを、目指してたのじゃないの?」
それは、変わりないんだけどね、医学の実験や生物学の実験を、最小限にして、完成させる方法に気付いたんだ。
「いつもの太郎さんだから、ちょっとのことでは、驚かないけど」
最近、量子力学を、結構真面目に研究しているんだ。
それによると、物理学科の大学院を受ける人たちが、世の中ではもの凄く難しいと言われている本を読んでいることが、分かってきた。
だとすると、大学院に入って、何を研究しているのだろう。
「もっと難しいことがあるの?」
ある意味、この世界のミクロなことは、全部分かっているのかも知れない。
なぜ、電子の重さはこれくらいなのか? とか、なぜプラスとマイナスは引き合うのか、と言うようなことは、分かってないけど、そういうことを実験で測れば、この世界でどんなことがおこるか、全部分かるところまで来ているのかも知れない。
「じゃあ、病気も、ウィルスも、退治できるわけ?」
まだ、私は、確認してないから、絶対とは言えないけど、この世界は、小さいときから感じてきた世界とちょっと違うかも知れない。
究極の量子力学、素粒子論を勉強しようとして、気付いたことなんだ。
「その電子の重さなんかはどう決まってるの?」
ここが、私がユニークなところなんだけど、2017年の20番目の投稿で、副題に(私の量子力学では、その物理法則というものが、原子や分子みんなで相談して、これからは、別な動きをしようよ、ということになったら、変わりうるものだ、というわけなんだ)と、書いたように、電子の質量なんかも、変化するんじゃないかと思うんだ。
「そんなことしたら、地球が壊れちゃうじゃない」
この宇宙って、とっても良くできているんだ。
原子同士が話し合っても、一気に地球が崩壊するなんて事はないと思う。
「それと、医学機器は?」
この世界で、ミクロなことが、そんなに分かっているのなら、医学機器を私のアイディアで設計したら、女の人に恥ずかしい思いをさせることなく、実現できるかも知れない。
「太郎さんは、素粒子論と医学機器を、目指すわけね」
後、もちろん、数学と宇宙もね。
「一番ミクロなところから、一番大きなところまで、全部カバーするなんて、欲張りね」
ランダウの『理論物理学教程』がすごいのは、それをやってるからなんだよ。
私はそれに、分子生物学を加えたいんだ。
「47歳にもなって、こんな野望を語れる太郎さんは、やっぱり半端でないわ」
麻友さんも、新しい試みをしている限り、若くいられるよ。
「そうねえ」
ベートーヴェンは、56歳で死んでる。人生は、まだまだだ。
「太郎さんと話していると、何でも出来そうな気がしてくる。私が他の人と結婚しても、こうやって勇気づけてね」
結婚できなくても、麻友さんは私に取って特別な人だ。大丈夫だよ。
「じゃあ、おやすみ」
おやすみ。