相対性理論を学びたい人のために

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「借りぐらしのアリエッティ」を観て

 現在2011年7月29日17時55分である。

 私は、スタジオ・ジブリの作品は、ほとんど観ているのだが、「借りぐらしのアリエッティ」は、映画館に観に行くほどではない気がして、観に行かなかった。

 だが、DVDになって発売されたので、TSUTAYAへ借りに行った。その日は、よっぽど運が良かったようで、最新作なのに、まだ、8枚くらい残っていた。

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 最新作なので、翌日には返さなければならないので、今週の火曜日(7月26日)に、観た。

 企画・脚本が宮崎駿だが、監督が別な人(米林宏昌)なので、余り期待せずに観た。  それが良かったのだろう。実際は、たいした作品ではなかったのだが、がっかりせずに済んだ。

 思ったままを書くと、小人達の色々な小道具が面白いというだけで、80分程を、退屈せずに観られたというただそれだけの作品だった。小人と人間との関わり合いは、「小人版『E.T.』」のような気がした。

 もちろん、観衆を退屈させないというだけでも、十分に、作る方は、大変なのだろうが、かつてのスタジオ・ジブリの煌星(きらぼし)のような、素晴らしい作品には、比較することすら出来ないものだった。

 まだスタジオ・ジブリが出来ていなかった頃の、「ルパンⅢ世 カリオストロの城」、「風の谷のナウシカ」、そしてその後の「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」。これらを生み出したスタジオ・ジブリが、最近は、今ひとつ冴えない。

 宮崎駿にとって、「風の谷のナウシカ」は、若き日の最大瞬間風速だったのかも知れない。

 あの感動をもう一度味わいたい人は、「ナウシカ」のDVDを観ればいいのかも知れない。新しく公開される作品に、あの感動をもう一度、と思うのは、ファンの心理としては分かるが、無いものねだりなのだろう。

 この「借りぐらしのアリエッティ」は、DVDを買っておいて、何度も観たいとは思わなかった。

 「崖の上のポニョ」は、買ってきて観たのだが、買って良かったと思った。今までに、2回くらい観ている。

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 そのことを考える時、スタジオ・ジブリには、もう少し、何度も観たくなるような作品を作って欲しいのである。

 一つだけ、今回の「借りぐらしのアリエッティ」で良かったのは、「千と千尋の神隠し」辺りから始まっていた、タイトルバックを真っ暗にしてしまうというのが、改善されて、終わった後の、文字のバックに、絵が描かれていたことであった。

 やはり、子供向けの映画を作るのなら、こうでなければならない。

 少し褒めたところで、今日の投稿を終わりとしよう。

 諸君、「借りぐらしのアリエッティ」は、1回は観ても損ではない作品である。

 現在2011年7月29日19時35分である。おしまい。