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「オウム真理教」報道に見る日本の平和さ

 現在2012年05月27日01時42分である。

 しばらく投稿していなかった。風邪をひいて熱を出していた時期があったのと、最近数学や物理が、余り進んでいなくて、書くことがなかった、というのが原因だった。

 今日の投稿も、数学や物理に関するものではない。ただ、これはどうしても投稿しておくべきことだ、と感じたので、書き始めた。

 今日というか、正確には、昨日の19時30分から20時43分にかけて、そして、ニュースを挟んで、21時00分から22時13分にかけて、NHKの総合、つまり1chのNHKスペシャルで、「未解決事件」という題で、オウム真理教は一体なぜあんなことをしたのか、なぜあんなことが出来たのか、というようなことを扱った、番組が報道された。

 正確に書くと、この番組は、「未解決事件」という番組の第2番目のもので、第1番目は「グリコ・森永事件」だったらしい。そして、今日だけでは終わらず、明日というか今日(5月27日)の、21時00分から、21時58分に、残りの1時間を放送する。

 この番組の出来が良いか悪いか、というのは、恐らく今頃、ツイッターで、けんけんがくがくやっているだろうから、私などが書いても、相手にされないだろうから、余り書くつもりはない。

 ただ、私が、この番組を見ていて感じたことを少し書いておきたい。

 まず、この番組を見始めて感じたことは、私は、日本に生まれていて良かったな、ということだった。  多くの犠牲者を出し、今もなお、完全にはその宗教団体が、消滅しておらず、未解決事件となっているこの事件を、警察が押収しなかった大量の音声テープを織り交ぜながら、ほとんどの人が、実名で登場して語るこの番組を、誰でもが見られる放送で流せるということに、

「日本って、本当に平和だなぁ。」

と、つくづく感銘を受けたのである。

 また、麻原彰晃がどのような説法で信者の心を捕らえていったか、というのも、分析して見せてくれる。

 似たようなことをしようとする人間がいたら、利用できるような、ハゥ・トゥーに近いことも、中学生でも分かるように、図まで用いて、説明してくれる。

「あんなちょっとの知識だけでは、麻原彰晃の真似は出来ないよ。」

と、言う人もいるかも知れないが、悪いことをする人にとっては、アイディアさえあれば、後は、自分で補って行かれるのである。

 そんな危険とも言えるテレヴィ番組を放送できるこの日本という平和な国に生まれたことを、私は、ありがたい、と、思ったのであった。


 オウム真理教の信者になった人たちは、救いを求めて、入信したのである。誰でも、頼れるものがないと、不安になる。私は、非常に楽観的な人間だが、どんな宗教も、思想も、頼ってはいなくて、私が頼っているのは、自分の目と手と鉛筆で確かめられる、数学だけである。これがなくなったら、私も、オウム真理教の信者のようになってしまうかも知れない。

 これについては、ブログの先頭の、「ようこそ諸君」の投稿の所にある、ブログの一部の記事についての目次の一番下の、「私が数学を信奉する理由(9.11はテロではない)」を見ていただければ、はっきりすると思う。

 人を幸せにする、というのは、本当に難しいことだと思う。それぞれの人が、それぞれの生き甲斐を持って生きていけばよいと思う。

 でも、その生き甲斐がぐらついたとき、悪魔のささやきにそそのかされることは、誰にでもあり得ることなのだ。

 誰でもが、何かに脅かされたりせず、生きていける世の中。

 オウム真理教の事件は起きたが、日本という国は、そのユートピアに限りなく近い国であると世界に誇れることを、私は嬉しく思う。

 書きたいことは書いたし、今日はここまで。

 現在2012年05月27日03時34分である。おしまい。