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相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。

古い友人から電話が

 現在2007年10月14日5時19分です。

 昨晩、昔通っていた、新横浜にある精神障害者のための支援施設「デイケア」時代の友人から電話があった。

 まだ、私の病気がかなり重くて、数学の本などはほとんど読めず、「ガラスの仮面」や、「あしたのジョー」などのマンガを読んでいた頃のことだ。

 デイケアに通っていた頃から、もう10年以上になる。あの頃に比べれば、私は、今では見違えるほど、良くなった。

 正常な人に比べれば、仕事ものろいし、頭の回転も速くない。

 だが、病気のために時々起こる、おかしくなっている状態、というのが、最近では滅多に起こらなくなったのである。

 電話をかけてきた友人というのは、デイケア時代、私が、クラシック音楽が好きだというので、話が合うのではないかしら、と、ケースワーカーさんが紹介してくれた人で、バルトークが好きだったらしく、私に、何度か、バルトークの音楽のレコードを貸してくれた。

 私の方は、お返しに、モーツァルトハイドンセットとか、カルロス・クライバーベートーヴェンの第5とか、フルトヴェングラーの有名なバイロイトの第9とかのCDを貸してあげたのを覚えている。

 デイケアというところは、月曜から金曜まで一応何かプログラムがあるが、調子が悪かったら、いつでも休んで良い、というところで、義務は全くなかった。

 そんなところでさえ、毎日通ってくることができない人が多かった。

 私は、最初から、

「無理しなくていいですよ。」

と、言われたが、

「毎日来ます。」

といって、本当に、一度も休まなかったのだが、その友人の方は、滅多にやってこなかった。

 デイケアを卒業して以来、一度も電話のやりとりはしていなかったが、私の手帳にその友人の名前は、書いてあった。

 そんな状態だったのだが、昨日の晩、私の実家に電話をして、現在の私の住まいを聞いて、彼が、電話をしてきた。

 彼の方は、まだ、働くことも出来ていないらしい。

 他人からちょっと見ると、なんでもなく働けそうに見えるのだが、実際に、精神障害者が、普通の人と同じ土俵に上がって、まともにストレスにさらされながら、働くというのは、ほとんど不可能なのである。

 これは言葉では表しにくいのだが、精神障害者というのは、本当にストレスに弱い。責任を持ってやらなければならないことが、3つも与えられると、それだけで、なんだか落ち着かなくなり、何から始めて良いのか分からない。というような、どうしようもない状態になるのだ。

 私なんか、病気が軽い方だったから、これでも、普通な方だが、病気の重い人は、例え、チラシ配りだろうと、まともに出来ないのである。

 恐らくあの友人は、今でも両親と一緒に暮らしているのだろう。だが、私よりも年齢が上だったし、両親の方は、これからのことで、胸を痛めていることだろう。

 また、本人も、いつまでも家にいるというのは、家族とのぶつかり合いも起こって、居辛いものだと思う。

 しかし、あの歳になってから、新しく働く道を探すというのは、難しいことであり、はっきり言って、両親の残してくれた、財産で、食いつないでいくしかないのは、目に見えている。

 大変なものだよなあ。

 統合失調症というのは、100人に1人の割合でいるのだから、社会の中には、私よりも困っている人が多くいる。

 こういう人達に、もっと社会の光が当たるように、私は、患者の一人として、何かしっかりしたことがしたい。

 もっと一所懸命数学や物理をやって、立派な業績を残すことで、障害者を見直させるきっかけを作りたい。

 だが、それは本当に難しいことなんだよな。

 次の世代である、私の姪や甥、親友のお子さん達が、障害者になったりしないよう、私は毎晩祈っている。

 10年ぶりに友人の元気な声が聞けて良かった。今でも、バルトークが、一番好きだそうである。何とか、細々とでも、生きていって欲しい。

 今日はここまで。

 現在2007年10月14日5時58分です。おしまい。