相対性理論を学びたい人のために

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皆既月食見たかったな

 現在2007年8月28日21時10分です。

 今日は、本当は日本全国で皆既月食が、見られるはずだった。
 私としても、少し楽しみにしていた。

 このところ暑さもあるのか全然数学や物理をやる気が起こらず、何ヶ月もかかって、ほとんど本を読んでいないという状態だった。

 神秘的なあの皆既月食の薄赤い輝きを見たら、また宇宙への憧れが復活して、数学や物理を一所懸命勉強するようになるかな、なんて思ったりもしていたのだが、残念ながら、雲が邪魔して見られなかった。

 どうしても、自分一人で勉強していると、だらけてしまう時があり、ゼミがあるから何とか理解しなきゃ、というやる気が失せてしまうことがある。

 皆既月食は中学時代に一度見たことがあった。

 その当時持っていたALTAIR15(アルテアじゅうご)という天体望遠鏡で、写真を撮ったのを覚えている。

 皆既月食というのは、日食と違って、完全に真っ黒にはならない。地球の大気を通り抜けた光が、回り込んで、わずかに赤い幻想的な光を放つ満月の月となるのである。

 ニュースで、関東地方は雲のために見られませんね、と言っていたが、それを鵜呑みにするほど私は単純ではないので、もしかしたら、雲の切れ目から、一瞬でも見られるかも知れない。と思って、家を出て、少し散歩してきたが、雲は晴れそうになかった。

 以前何かの本か雑誌で、ある数学者が、自分がどうも数学に没頭できないなという気分の時、小平邦彦の「怠け数学者の記」という本を開き、しかるべき部分を読むと、スーッと感情のわだかまりが消えて、数学に没頭できる。というようなことを書いていた。

 私も少し試してみようか。

 小平邦彦という人は、日本人で最初にフィールズ賞を受けた人であり、日本が世界に誇る数学者の一人だ。

「怠け数学者の記」は、以前全部読んであるが、どこか1ページ開いてみようか。

 最近の私の怠けぶりは目に余るので、なんとかしたい、という気持ちばかりが先走っている。

 「パリティ」を読むことにしたのだけは良かったが、それ以外ほとんど何もしていない。こんなことでは、大学院にすら行けない。

 むしろ、どこかの大学に学士入学した方がいいのかなあ、などとも考える今日この頃である。

 本当に、学問というものは、貫き通すというのが難しいものだな。以前にも紹介した、朱熹の「偶成」という漢詩は、永遠の真理を物語っている。

 

少年老い易く学成り難し

一寸の光陰軽んずべからず

未だ覚めず池とう春草の夢

階前のごよう既に秋声

 

である。もう秋も近い。まさにこの詩の訴えていることをかみしめながら、少し「怠け数学者の記」を読んでみよう。

 本当なら、私に合った本を自分なりに見つけたいところだが、とりあえず、他の人のやり方をまねてみよう。何かつかめるかも知れない。

 今日はここまで。

 現在2007年8月28日21時51分です。おしまい。