相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。

井の中の蛙大海を知らず

 現在2007年3月29日6時31分です。

 前回、

 

♪今でも同じように見果てぬ夢を描いて 走りつづけているよね どこかで・・・

 そうありたい。

 

 などと書いたが、その後の私は、夢を追うどころか、自分が何をしたいのかも分からないような状態になり、迷いに迷っていた。

 お金に困って、本を売らなければならなかったり、DVDを大量に売らなければならなかったりして、自分にとって、本当に大切なものは何なのだろう、と悩んでいた。

 私にとって、今本当に一番大切なのは、ほんの数冊の本と、私が書きためたノートだろうか。

 家が火事になって、持ち出すとしたら、やっぱりまずあのノートだろう。

 その次が問題だった。私の家にしかない本というと、ブルバキということになるのだが、これを本当に読んで行かれるのか。

 私にはもっと読みたい本がある。

 そんなことを考え、更に、今まで、物理の研究者になるためだから、と思って、数学の本もしっかりと読まなければと、数学の基礎に関わる本も読んできた。

 あれがすべて、趣味でこれからやっていくためのものに過ぎなかったなんて、あんまりではないか。

 ここにいたって、私は絶望の淵を歩いていた。

 自殺ということも考えないではなかった。

 私の、小学生に分かる物理の本を書くという夢を誰かに任せられるのなら、それを任せてしまって、もう私が死んでも良いだろうに、などと考えていた。

 そんな私に衝撃を与えてくれたのが、私のブログにリンクの張ってある、たかっぱさんのブログだった。2007年3月21日の投稿を読んでいたら、arXiv.org というサイトに毎日のように新しい論文が投稿されていると書いてあった。

 実際に見てみたところ、たかっぱさんの専門の超弦理論に関連した、高エネルギー物理学の他にも、一般相対性理論や宇宙物理に関連した論文もたくさん投稿されていた。

 これのすべてが正しいものかどうかは分からないが、そのものすごい量に圧倒された。

 研究者になるということは、こういう論文を読み、更にそれを越えて次の論文を書いていくということなのだ。

 私は今まで、目の前にある本を読むことしか考えていなかった。これを読んでいけば、いつか新しいアイディアが浮かび、それを論文にして書けばいいのだ。そう思っていた。

 だが、世界は私達の前で、どんどん変わっていっているのだ。私が本を読んで考えついたようなことなど、とっくに分かっていることになっているのだろう。

 井の中の蛙大海を知らず

とは、こういうことを言うのだろう。私が初めて、世界のレヴェルというものを痛感した日だった。果たしてこれから私はどうしていったらよいのか。

 あくまでも、物理の基礎文献作りにかけるべきなのか。それとも、全く新しい道を探すべきなのか。私にとって、新しい道なんてあるのか。とにかく、余りのことに、自殺したいなんて考えも吹っ飛んでしまった。たかっぱさんのブログを見たのは、私にとって、それほどまでに、大きな衝撃を与えたことであった。

 今後の人生は、まだ分からない。でも、私の中で、何かが変わったのは確かである。それがよい結果を生むかどうかは分からないが、今よりは良くなるだろう。

 そう願いたい。