相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。

炎のランナーとハウルの動く城

 現在2006年7月28日22時38分です。

 今晩はテレヴィで「となりのトトロ」をやっていますが、私は最近立て続けによい映画を観ました。

 一つは昔から何度も見ているイギリスの名画、「炎のランナー」。数学がうまく進まず、落ち込んでいたとき、世界一を目指してがんばって勝利をつかんだ若者の映画を観たくなり、久しぶりに炎のランナーを見ることにしました。DVDは持っていなかったので、アマゾンで注文して購入しました。

炎のランナー アルティメット・エディション (初回限定生産)

 私は通常映画を観るときは、字幕にしてみるのですが、この映画の場合、字幕にして見ただけでは気が済みませんでした。だって、ラストの部分のオーブリーがアンディに話しかける部分が字幕だと出ないのだもの。

「アンディ、あいつやったなあ!」

「うん? 何と言ったかね?」

「あいつ、勝ったんだよ!」

 映画のラストシーンが印象に残っているので好きな映画は多い。

 例えば、「戦場に架ける橋」。あの、崩れていく橋を見て、戦争は空しい、と思わない人がいるだろうか。あのシーンの素晴らしさの故に、私はこの映画をいつも名画の一つとして持ち出す。

 他には、「明日に向かって撃て!」。セピア色になった画面で、カメラがゆっくりと後ろに引いていく。この映画はストーリー自体もとても面白いので好きなのだが、ラストの良さはピカイチだ。

 「E.T.」も、終わりに近づいたところで、E.T.達の乗る自転車がフワリと飛び上がっていくシーンでは、感動で思わず涙が出る。

 古い映画の話を始めたらきりがないので、新しい映画の話に切りかえよう。今日の「となりのトトロ」の最後で、明日から、ジブリの最新作「ゲド戦記」というものが始まるそうだが、私はその前に見なければならないものがあった。

 「ハウルの動く城」をまだ見ていなかったのだ。放送大学の試験が無事終わった日、お給料日でもあったので、ビックカメラによって、ハウルのDVDを買ってきた。

 

ハウルの動く城 特別収録版

 

 正直言うと、余り期待していなかった。「千と千尋の神隠し」はアカデミー賞を取ったが、ハウルは取れなかったから、それほどでもないのだろう、と思ったからだ。これが良かった。

 期待せずに見ると、意外と感動させられたりするのだ。ハウルもそうだった。とても面白かった。確かに戦争が終わるというハッピーエンドにしているが、ナウシカのようにオーバーな終わり方はしない。ハウル達はどこへとも知れず行ってしまうし、残された妹達のフォローもない。何も解決していないのだ。

 だが、見終わった後、すがすがしい気持ちになる。ナウシカラピュタ、トトロ、カリ城の4作と並べられはしないが、耳をすませば紅の豚魔女の宅急便火垂るの墓千と千尋、などとは十分並べられる、素晴らしい映画だった、と思った。

 こういう素晴らしい映画を次々に生み出してくれる、スタジオ・ジブリと同じ時代に生きているというのは幸せなことだと思う。

 今日テレヴィでやっていたトトロについても一言書いておくと、この話のしみじみとした良さは、歳をとって行くにつれて段々分かるようになる、ということだ。

 ナウシカの鮮烈な印象は、中学生だった私に、一生残る普遍的なものを与えたが、トトロは最初見たときはそれほど素晴らしさが分からなかった。大学受験の頃になってもう一度見て、あのほのぼのとした暖かい世界がどうしようもなく愛しくなった。

 ジブリは人類の至宝をいくつも生み出し続けている。貴重なことだ。

 

 最初に挙げた「炎のランナー」は、オリンピックなんて見ないような、スポーツ嫌いの人には、面白くないだろうが、人間のプライドというものを強烈に意識させる映画だ。私は以前から残念に思っているのだが、「紅の豚」が、最後の決闘を殴り合いでなく、空中戦で決着をつけていたら、炎のランナーと並べても良いような、人間のプライドというものを描ききった大人の映画になったのじゃないかなあ・・・。

 

 最後にスタジオ・ジブリに一言言わないではいられない。なぜ、ナウシカやトトロの頃には声優の名前などの最後の文字の後ろに映像を映し続けて、観客を楽しませてくれたのに、もののけ姫の頃から画面を真っ黒にしてしまうようになったのか、ということである。ファンサービスが足りない。いくら大人も観られる映画を作っているといっても、やっぱりジブリの映画を観る人の多くは、子供である。紅の豚のように、静止画でも良いから、文字と一緒に映し出して欲しいものだ。そうしないと、最後の曲をしまいまで楽しむ子供が減ってしまうではないか。

 

 最近には珍しく、数学以外の話を長く書いた。たまにはこんなものも書いてみたくなるのだ。

 現在2006年7月29日0時04分です。おしまい。