相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。

諏訪内さんでなかったのは残念だが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

 現在2006年5月29日18時54分です。

 先週の土曜日、私は横浜のみなとみらいホールまで、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴きに行ってきた。

 ヴァイオリン独奏は、本来、私が大ファンである、諏訪内晶子さんのはずだった。今まで、シベリウスブラームスのヴァイオリン協奏曲を諏訪内さんの演奏で聴いたときは、C席だったが、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、私にとっては、やはり特別なので、S席をプレオーダーで買って、楽しみにしていた。

 だが、残念ながら、諏訪内さんは、病気で、演奏できなくなってしまったのだった。

 代わりに演奏してくれたのが、上に写真を入れた、ヒラリー・ハーンという人である。私はこの人のCDは持っていなかった。

 というのも、私は、そんなにどんどんCDを買えるほど裕福ではないのだ。だから諏訪内さんが世の中に知られるようになったときも、初めはCDを買ったりはしなかった。2000年くらいになって、ようやく諏訪内さんの実力を認め、それからCDを全部集めたくらいだった。

 初めて聴いたヒラリー・ハーン。それは、私には、この曲の可能性は、まだまだ途方もなく開けているな、という感動だった。

 ヒラリー・ハーンさんは、曲が始まったあと、ソロ・ヴァイオリンの演奏が始まる前から、第1ヴァイオリンのパートを少し弾いたりしていて、音楽のことは、良く分からない私は、ヴァイオリンの調弦がうまくいっているのかどうか、試しているのかな、などと考えたが、あれも、ハーンさんが愛嬌を振りまいていたのだろう。

 第2楽章のカデンツァがすごかった。本来なら、6小節くらいのものが置かれることがたまにあるくらいで、普通のヴァイオリニストは、この曲の第2楽章でカデンツァなんかやらない。それが、時計で計ったわけではないが、少なくとも、3分間は、あったと思われる、長大なカデンツァを弾いたのだ。彼女のオリジナルのものであることは、すぐ分かった。欲をいうと、ちょっと長すぎて、退屈してしまったというのが本音なのだが、素晴らしいものであったことに代わりはない。

 彼女は、サイン会も開いていたが、諏訪内さんのサインをもらうのならともかく、他の人のサインでは満足できない私は、サインはもらわなかった。

 だが、帰りに池袋のHMVへ行き、ヒラリー・ハーンベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を探した。あのカデンツァをもう一度聴きたかったのだ。

 残念ながらそれはなかった。仕方なく、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と、バッハのシャコンヌの入った、CDを買ってきた。バッハのヴァイオリン協奏曲のCDもあったが、最近、諏訪内さんと、千住真理子さんの同じ曲のCDを買ったばかりだったので、それは諦めた。3枚もCDを買えるほど、生活に余裕がなかった、というのが本当のところだった。

 

 家に帰り、まずシャコンヌをかけた。今までに何度も書いてきているように、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータに関して、私は、前橋汀子さんの演奏が最高だと思っている。当然それと比較したかったわけだが、前橋さんが、比較的速めのテンポで弾いているのに対し、ハーンさんは重音を大事にして、比較的遅めのテンポで弾いていた。前橋さんの位置が変わったわけではないが、この曲の新しい形を知った気がした。

 ブラームスのヴァイオリン協奏曲も聴いた。私が持っているCDでは、クライスラーハイフェッツシェリングオイストラフグリュミオー江藤俊哉、と録音が古いものが多く、音質が満足なものが少なかった。唯一、チョン・キョンファのものが、ディジタル録音で、素晴らしい音質を誇っていた。

 宇野功芳さんは、チョン・キョンファのCDを酷評していたが、私には、十分素晴らしいブラームスだと思えた。

 

 そんなわけで、ヒラリー・ハーンブラームスのヴァイオリン協奏曲は、音質でも、折り紙付き、演奏も素晴らしいものだと思えた。

 おまけにこのCDは、ヒラリー・ハーン自身の言葉で、解説を書いているのだ。前橋さんも、小品集の解説に自分の言葉を一言添えていたが、CDを買う方とすれば、これは何倍も嬉しいことである。

 そんなわけで、今日は、ヒラリー・ハーンという、若きヴァイオリニストを紹介したことになった。

 最後にバッハのシャコンヌのCDの写真を入れておこう。現在2006年5月29日20時08分である。おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バッハ:シャコンヌ