現在2006年2月11日1時2分です。
今日は実家へ帰ったので、解析入門Ⅰはお休みです。先日「博士の愛した数式」がおもしろかったので、小川洋子さんと藤原正彦さんの共著の上の本を読んでみました。
ものすごくパラッと書かれていたので、二日で読んでしまいました。数学の素人の人には、結構おもしろいと思います。私も、二日で一気に読んでしまったくらいですから、結構おもしろかったのですが、やっぱり数学の本当のおもしろさは、
分かった!
という感動ですから、それが味わえる本だったら、もっと良かったと思います。
悪魔的な問題の存在など、初めて知る人には、新鮮な部分もあると思います。数学もちょっとは勉強してみたいけど、最初から専門書を読むのは無理そう。という人には、入門ということで、こんな本から始めるのも良いと思います。
しつこいようですが、数学の本当の美しさを知りたい人は、いずれ、論理的にしっかりとした証明、という階段を一歩一歩上っていく日が来るということを覚えておいてください。それは辛いときもありますが、必ず報われる日の来る、人類の叡智の結晶に触れていく時間です。
今よりも多くの人が、その数学の階段をもっと高くまで上れるように、ギャップを埋める努力を数学者達はしていかなくてはならないでしょう。
今日はここまで。
現在2006年2月11日1時23分です。おしまい。