相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。

博士の愛した数式

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博士の愛した数式

 現在2006年1月30日2時3分である。私は、「博士の愛した数式」という本を、かなり以前から買って持っていた。専門書じゃないし、ほんのちょっと数字が出てくるだけだが、第1回本屋大賞を受賞していたし、私の好きなオイラーの公式が出てくるので、そのうち暇があったら読もうと思ったのだ。

 そうしているうちに、文庫化もされ、それには「若き数学者のアメリカ」などのエッセイがある、藤原正彦さんが解説を書いていたので、これも欲しくなり買ってしまった。

 だが、読みたい本は山ほどあり、読む暇はなかった。

 そうしたら、とうとうこれが映画化された。友達のY.K.君とその映画を見に行こうということになり、来月の11日に見に行くかも知れないということになった。

 そういうわけで、今晩、とうとうこの本を読み始めた。まだ第1節しか読んでないが、どうやらこの博士は、整数論の専門家のようだ。

 

 私の今までの投稿で、整数論が出てきたことがあっただろうか? 実はないわけではないが、限られている。私は、整数という、ポツンポツンとある対象には、あまり魅力を感じないのだ。

 

 こう言って、その感覚の分かる人は数学の得意な人だろう。大学時代、代数学が得意だった、O.I.君にこの話をしたら、

「そのポツンポツンという感じ分かるよ。僕はそれが好きなんだ。」

と、通じて、嬉しかったのを覚えている。彼には私のイメージが分かってもらえたのだろう。

 だが、私の数学が整数論と全く縁がないわけではないらしい。以前Y.Y.という先輩に、ベルヌーイ数に興味がある、と言ったら、それは解析的数論というものと関係が深いんだよ。と教えられた。tanのテイラー展開のところで現れた、ベルヌーイ数は整数論の対象だったのだ。

 

 そういうわけで、私も整数論に少しは見識がある。そんな程度しか整数論に知識のない私が読んだ場合、この本は、なかなか面白いことが分かった。

 そんな中で、私が気に入った言葉を一つ抜き出しておこう。

 

「なぜ星が美しいか、誰も説明できないのと同じように、数学の美を表現するのも困難だがね」

 

 なぜ星が美しいか。に、数学の美を例えたところに、この本の著者のセンスの良さを褒めておきたい。私がこのブログで書いているのは、本当は夜空の星を眺めるように、美しいものなのだ。だが、それを感受するには、ある程度慣れが必要である。そして、分かろうとする意志と、分かるための努力が必要なのだ。

 クラシック音楽に限らず、音楽でも、一回聴いただけで、良さが分かる曲は少ない。何度も聴いて初めて、いいなあ、と思えてくる。数学もそういう部分があるのだ。そして、数学の場合、段々と分かるための努力が大変になる。昔は数学が好きだったが、どうも大学に入った頃から嫌いになった、なんていう人もいるが、私に言わせれば、それは努力を怠ったからだ。

 大学での数学も、高校までの数学と、ココロは同じだ。ただ要求される努力の量が桁違いに大きいのだ。ここでつまづいてしまった人は、本当の数学の美しさに出会えぬまま、一生を送ることになる。もったいないことだ。

 

 そんな人達に、数学はやっぱり美しい、という気持ちを甦らせてくれるのが、この「博士の愛した数式」という本だったとしたら、この本の著者の本懐は達せられたと言えるだろう。

 読みやすい本である。是非皆さんも読んで欲しい(暇があったら)。

 今日はここまで。

 現在2006年1月30日2時40分である。おしまい。