相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

3ヶ月ぶりに

 現在2013年8月24日2時28分である。

 今年の5月9日に数学と物理をやるんだといって、張り切っていたのに、その後全然更新していなかった。

 理由は2つあった。

 5月の初めに薬を変えてもらって、意欲の出る薬を出してもらったのがきっかけで、大学時代のアイディアを元に、物理の論文を書き始めたのだ。これができあがってから、ブログを書こうと思っていたのである。

 その論文は、「質量とは何か?」という問いに答えようとしたもので、読みたい人は、私のブログのリンク集の2段目の「私の論文の生原稿」というのを開いて、「質量の再定義についての一つの提案4」というのを見てもらえばよい。

 大学院の修士課程を出ている私の親友に読んでもらって、「新しい内容を含んでいない。」と判断され、結局、発表せずにそのままになってしまった。

 この論文を書くのに、1月くらいやっていて、駄目だとなった後は、気が抜けたようになって、数学も物理学も、ほとんどやらなくなって、暑くなってきたのもあって、だらだらと過ごしてしまった。これが、2つめの理由である。

 ブログに書きたいことは、かなりあった。「風立ちぬ」のサウンドトラックを買ったり、「コクリコ坂から」の横浜特別版のブルーレイを買ったり、「風立ちぬ」を見に行ったりして、それぞれ書きたいことができた。だが、何しろ暑くて、昼間は働きに行っているとき以外は、寝ていることが多くて、記事が書けなかったのである。

 今あげた3つについては、いずれちゃんと記事にするつもりである。

 ところで、今日は、私のほったらかしのブログにコメントがついていたので、パソコンを開いた。

 30ページまで、全文写しをしていながら、止まっている、

杉浦光夫著「解析入門Ⅰ」(東京大学出版会


を趣味で読み始めた人からのものだった。

 私のブログなんか、意外と目にする人がいるんだな、と驚きである。

 やっぱり、ブログやってて良かった。

 悔しいので書いておくと、最近、家ではほとんど数学や物理学をやっていないが、電車に乗っているときなどに、数学セミナーの8月号の「ワイルを読む」という記事を少しずつ読んでいた。

 私の個人的なことをいうならば、なぜ私がこうも行き詰まってしまうのかというと、統一理論とか、リーマンゼータとか、遠大な目標ばかり持っていて、目の前で、片付けるべき目標をはっきりと持っていないからだ。

 例えば、物理学でいえば、さしあたって、グライナーの「量子力学概論」を読み切るとか、数学では、私の好きな位相幾何学のアレキサンダーの双対定理を理解することのみを目標に最短コースで勉強する、とかいうことをやっていった先に、数学の未来である、研究というものもあるのではないか?

 服部晶夫著「位相幾何学」(岩波基礎数学選書)

位相幾何学 (岩波基礎数学選書)
位相幾何学 (岩波基礎数学選書) [単行本]


の233ページによれば、


一般の位相多様体がつねに単体分割をもつか否かは未解決の問題である。


そうである。

 岩波の、数学辞典第4版を見ても、この問題は、ほとんど解決されているが、細部までは完全には解決されていないようであるから、そういう方向に研究の道が開けることだってあるのだ。

と、分かっているのだが、どうしてもだらだらした生活を送ってしまう。だれかと、こういうことで、議論できたら良いのだろうになぁ。

 私の数学が、もう少し進んでいて、大学院レヴェルまで達していれば、もっと道が開けるだろうにと思うが、そんなことを言い出したらきりがない。大学1回生レヴェルの知識を持っているだけでも、ありがたいと思わなければならないのだろう。

 それにしても、人生って、使いようによっては、素晴らしいものにもなるし、使い方によれば、つまらないものにもなるな。

 私の人生、もう少し生き甲斐のあるものにしたいものだな。

 こういう時、子供のいる人は、息子や娘が成長してくれることを楽しみに思うのだろうな。

 しかし、私には子供がいない。

 やっぱり、数学や物理学、宇宙や音楽、映画などのことで、喜びを見いだすのが良いのだろう。

 また、いつもの愚痴になってしまったな。

 そうだ。人間は、他人の役に立っていると思うと少しは気持ちが救われる。私の場合、他人の役に立つとしたら、数学の基礎の力を使って、ブルバキを他の人でも読めるようにすることではないだろうか。

 今調べたら、長年の懸案事項だった、ブルバキホモロジー代数がないという問題も解決されたようだ。

 ホモロジー代数なんて難しいことをいう前に、まずは、集合論から私のブログで解説をつけていこう。

 これは、このブログを立ち上げたときの本来の目的の一つだった。

 幸い、フランス語版も日本語に翻訳されているものから改訂されてはいないようだ。

 普通の人が見たら、異様なブログになるだろうがブログ仲間の「TOSHIの宇宙」のTOSHIさんが、相対論的量子場に関してのブジョルケン/ドレルの本の解説を行っているように、誰かの役に立つかもしれない。

 少なくとも、「解析入門Ⅰ」の解説をするよりは、私ならではの、持っているものが発揮できるのではないかと思える。

 後は、この決心を鈍らせないようにすることだ。

 いままで、何度も挫折してきたが、やっぱり毎日パソコンを開くことを日課としよう。

 今晩から始めよう。

 まず、当面の目的は、ブルバキの「集合論」の解説だな。

 3冊もあるのだから、それだけで、何年もかかるかもしれない。いや、かかるだろう。

 それでいいのだ。

 人生はまだ長い。慌てることはない。

 いつか、集合論の敷居を下げた、と言われるようなことになればよいと思うことにしよう。

 今日はここまで。

 現在2013年8月24日7時07分である。おしまい。