現在2019年3月30日18時00分である。
『結婚をシミュレート』どんどん行くよ。
「お願いするわ」
電線のイメージを、以上のようなものとして、ちょっと、違う話に移ります。
相対性理論の式、とか、原子爆弾を作った式、とか言われる、イーイコールエムシーにじょうという式が、ありますね。
麻友父「ああ、あるな」
麻友母「その式だけは、知ってます」
実は、この式は、近似式なんです。
麻友母「近似というのは?」
そう、どんどん質問して下さい。
近似式というのは、例えば、スピードが、ゆっくりのときは、だいたい目指す数字を計算できる。でも、スピードが速くなると、もはや計算したい数字とかけ離れた数字を出してしまう、という使用限界のある式のことなんです。
これに対し、その式を使えば、きっかり正しい数字が、計算できる時、厳密式といいます。
麻友父「使用限界がない式を、厳密式と言うのかと、思ったが」
確かに、私の説明が、ちょっと下手でした。
でも、使用限界のない式、などというものは、この世界にないのです。
あらゆる場合に使える式、などというものが、あるのなら、私は、もう、娘さんを、私のものにしてしまっています。
麻友父「まあ、そうだが。そうすると、厳密式は、どこが、近似式と、違うのかね?」
そうですね。使用限界内で、きっかり正しい数字が、得られる式が、厳密式。使用限界内でも、近いけれども、きっかり正しい数字が、得られない式が、近似式と、言っておきましょうか。
これは、現物を見ないと、言葉の遊びになってしまうのです。
麻友母「現物とは?」
エネルギーの、厳密な式は、
なのです。
ここで、 は、その物体の、速さです。 は、光の速さです。
麻友父「この式は、ローレンツ変換の式だな」
電磁気学を、学べば、出てくる式です。
麻友母「これが、厳密式?」
例えば、止まっているものに対しては、速さがゼロですから、 であり、
だから、近似式と、同じ数字を出力します。
つまり、イーイコールエムシーにじょうという式は、止まっているもののエネルギーを測るためだけの式だったのです。動いている場合、
こうなるわけです。
私は、ブログを読まれていたのなら、お母様もご存じのように、中学2年で相対性理論に、入門していますから、高校3年の時には、この式を、知っていました。
さて、相対性理論の話は、取り敢えず、ここまで。
もう一度、電線の絵に、戻りましょう。
さっき、電流が流れるということは、
こういうことだと、話しました。
ところで、高校3年生で、受験勉強をしていて、この電線に関して、次のようなことを、習いました。
まず、上図のように、電線の片方にしか、電流が、流れていないときには、ふたつの電線は、特に引きつけあったり、斥けあったりしません。
もちろん、どっちも流れていないなら、普通に、止まっているわけです。
ところが、両方に、同じ向きに、電流が流れていると、この2本は、引きつけ合うんですね。
これは、高校でも、物理を取ると、習うことなのですが、電流の周りには、磁界という磁石の力が回っていて、隣の電線では、その磁界の中を、電流が流れるので、言葉は難しいですが、『フレミングの左手の法則』というものによって、引きつけられる向きに、力が、働くのですよね。
麻友父「そこまでは、確かに、まっとうな、説明だな」
有り難うございます。
ゴメン。今日も、終わらなかった。
「あらあら、私の実家で、大演説するつもりね」
いや、これは、文章にするから、長くなるけど、会話だと、どんどん進むんだよ。
「まるで、新聞小説みたいになっちゃてるわね。でも、楽しんでるわよ」
良かった。じゃあ、URLツイートして寝るよ。
「おやすみ」
おやすみ。
現在2019年3月30日21時57分である。おしまい。