相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

BBP公式に関して(その3)

 現在2020年3月12日7時09分である。

麻友「わーっ、早い。大丈夫なの?」

私「昨日書き切れなかったのが、悔しくて、朝から書き始めた」

結弦「昨日だって、6,000文字も書いたんだから、十分書いたのに」



と、ここまで書いたが、眠くなり、7時21分頃、もう一度寝る。

 3月12日は、『現代の量子力学』を、スキャナーで取り込むのに忙しく、ブログは書けなかった。


 現在2020年3月13日19時48分である。

麻友「昨日は、がっかりだったわよ」

私「今日、初めて気付いたんだ。『W3M∞』のページって、新しいことは、全く加わらないんだけど、過去のNEWSだけは、残っている。これを、見ると、麻友さんが、『グリーン&ブラックス』の第何回に出演したか、分かるんだね。どこを、重点的に爆撃すればいいか、分かるね」

麻友「どうして、男の人って、すぐ爆撃だの、奇襲だのって、戦争の話に、結びつけるの?」

私「女の人より男の人の方が、力も強いから、戦うとなったら、どうしても、男の人から、参加することになる。小さいときからのテレヴィや、ゲームで、刷り込まれたというのは、あるだろう。ただ、その固定観念をぶち壊したのが、『美少女戦士セーラームーン』だった。前にも話したけど、京都の下宿で、14インチのブラウン管のテレヴィで、『セーラームーン』の最初回を観て、『ああ、女の人が、女の人だけで、戦う時代が、来たんだなあ』と、感慨もひとしおだった」

麻友「フェミニスト的な太郎さんに取って、待っていた時代が、来たという感じだったのね」

私「ただ、私は、ただ、『セーラームーン』に、かぶれたんじゃないんだ」

若菜「どう違うんですか?」

私「『セーラームーン』は、2回位観たきり、観なくなった。『YAWARA!』を、観るように、なったんだ」

結弦「女の人では、平気で、二股も、三つ股もかけるお父さんが、アニメで、筋を通そうなんて」

私「これは、そういう哲学とかの影響ではなくて、最初に観た『YAWARA!』の回が、素晴らしかったんだ」

若菜「最初に観た回?」

私「後で、29巻の全巻買って、読んだから分かるんだけど、全29巻の中で、『不敗神話』という話は、最高のものだったんだ」

Yawara! (16) (ビッグコミックス)

Yawara! (16) (ビッグコミックス)

  • 作者:浦沢 直樹
  • 発売日: 1990/10/01
  • メディア: コミック

麻友「ここまで、話したんだから、ちょっと、説明しなさいよ」

私「あのマンガは、もう持っていないから、記憶を頼りに書くけど、まず、どこかの世界選手権か何かで、いつも通り、柔が、トーナメントを、勝ち抜いている。柔には、いつ頃からか、心を寄せるようになった、スポーツ新聞の記者、松田さん、という人が、いる。松田さんも、柔を好きで、いつも応援してくれるのだが、柔の心に、気付いてはいない」

私「ここまで、飲み込めた?」

若菜「その記者さん、本当に、松田さんって、言うんですか?」

私「これは、偶然なんだけど、そうなんだ」

私「さて、その世界選手権で、記者として、いるべきはずの松田さんが、いないのに、柔は気付く。実は、松田さんは、部下のカメラマンの加賀さんが、誘拐されたことを知って、『柔ちゃんは、絶対優勝するから、部下を助けに行かなきゃ』と、タクシーで、向かってしまったのだ。救出にはタクシーの運転手さんも加勢してくれて、何時間もかかって、競技場に戻ってくる。柔は、それまではそんなことなかったのに、急に寂しくなって、何度も負けそうになりながら、トーナメントを、辛うじて勝ち上がっていく。最後の敵には、そのときの柔の状態では、勝てないのは、読者には、分かっている。組み合って、まさに投げられそうになった瞬間、目の片隅に、そのとき駆けつけた松田さんの姿が! もちろんその瞬間いつもの柔に戻り、一本背負いで、勝って、優勝するのだけど、試合が終わった後、何も知らない松田さんが、会場から出て来た柔に、『優勝おめでとう』という。柔が『はい』というと、松田さんが、『ああ、今日も、全部一本勝ちで、完璧な試合だったんだろうなぁ。観たかったなあ』と、言いだしたので、柔が泣きだしてしまう。『おいおい、どうして泣くんだ』というところで、おしまい」

若菜「なーるほど。お父さん、この1場面を、お母さんの気を引くのに、使いましたね」

私「うん。これは、完全に盗作だった」

結弦「『相対論への招待(その2)』だよな。お父さんが、女たらしだと思うのは、この話の続きがあることだよな」

私「女たらしか? 酷い言いようだな」

麻友「いや、太郎さんは、正真正銘の女たらしよ。今日だって、こうやって、マンガを使って、私を誘惑してる」

私「『説明しなさいよ』と、言ったのは、麻友さんだぞ」


麻友「この話は、ここで、スッパリ切った方が、良いわ。BBP公式 の証明、始めて」

私「すごいな。じゃあ、始めよう」

私「まず、定積分の前の、不定積分は、いいね?」

結弦「

{\displaystyle \int x^n dx= \displaystyle \frac{x^{n+1}}{n+1} +C}

だね」

若菜「それで、定積分

{\displaystyle \int_0^{\frac{1}{\sqrt{2}}} \frac{x^{k-1}}{1-x^8} dx =\int_0^{\frac{1}{\sqrt{2}}}  x^{k-1} ( 1+x^8+(x^8)^2+ \cdots) dx =\int_0^{\frac{1}{\sqrt{2}}} \sum_{n=0}^{\infty} x^{k-1+8n} dx}

を、考える」

結弦「だから、

{\displaystyle \int_0^{\frac{1}{\sqrt{2}}} \sum_{n=0}^{\infty} x^{k-1+8n} dx = \sum_{n=0}^{\infty} \int_0^{\frac{1}{\sqrt{2}}}  x^{k-1+8n} dx= \sum_{n=0}^{\infty} \biggl[ \frac{x^{k+8n}}{k+8n} \biggr]_0^{\frac{1}{\sqrt{2}}}}

として・・・」

麻友「ちょっと待って。どうして、インテグラルと、シグマを、交換しても良いの?」

若菜「あちゃー、一番微妙なところを、突かれましたね。お父さん、助けてください」

私「さすがに『微分積分入門』のレヴェルでは、これには、答えられない。アーベルが最初に想起したと言われる、一様収束という概念を使うのが、一般的だ。いつもの杉浦光夫『解析入門Ⅰ』の309ページの例5に、任意の整級数は、その収束円板内で広義一様収束する。とあり、証明が書いてある。広義一様収束するなら、項別積分、この場合、積分してから和を取ることができるんだ。今の場合、『一様収束』という言葉だけ、覚えておいて欲しい」

麻友「太郎さん。ちょっと疲れたみたいね。今日は、ここまでにしましょ。『YAWARA!』の話、面白かったわ」

私「そう言ってくれると、嬉しい」

若菜・結弦「じゃあ、おやすみなさい」

麻友「おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2020年3月13日22時15分である。おしまい。