現在2021年1月19日20時32分である。(この投稿は、ほぼ1934文字)
麻友「私、何にも、合格してないわよ」
私「麻友さんに、言ったんじゃないんだ」
若菜「じゃあ、誰に?」
私「今年の1月3日に、フェラーリの親友のご一家に、近くで、お目にかかったんだ」
結弦「そういうことか。そこのお宅の、お子様か」
私「うん。もっと言うと、『親友令嬢に物理講義』という投稿での、大切な令嬢なのだった。ただ、息子さんは、その日そこにいらっしゃらなかったので、会えなかった。本当は、その息子さんには、ラジコンをあげるねと、約束していたのに、私の方が、入院するというような、大変なことになってしまって、結局あげられなかった。もし私が、こんなに病気が悪化したり、経済的に貧しくなってなければ、親友も、気楽に私を招けるのだろうが、申し訳なく思っている」
麻友「えっ、でも、1月3日に、お会いして、もう合否が分かっているの?」
私「いや、そういうことじゃなくて、去年の春、合格したのを、今年になって聞いたんだよ」
麻友「あっ、そういうことか。それで、なんて、声をかけてあげたの?」
私「おめでとう。それで、どこの学部かな?」
令嬢「商学部です」
私「あっ、じゃあ、少しは、数学を、使うかもね」
親友「もうないんじゃねえ?」
令嬢「でも、ひとつ、必修のがあって」
私「ふーん。楽しそうだね」
私「そう言って、別れてきた」
若菜「どうして、2週間も前のことを、記事にしたのですか?」
私「物理学の教え方について、考えていて、私が初めて、万有引力というものが、あるという説明をして、
「2つ目の説明のためにはね。この世界が、お嬢ちゃんの普通に考えている世界とは、ちょっと違うんだ、ということを、知らないと、ならないんだ。そのことだけ覚えておいてね。」
と、あの令嬢に話したことを、思い出したんだ」
麻友「太郎さんって、鈍いようでいて、数学や物理学のことになると、ほんのかけらのような小さいことでも、切っ掛けにして、もの凄く大きなものまで、思い付くのね」
私「そうだね。今日の場合は、『私の病気の原因』という投稿で書いた、
大江さんの『原則』として、
───もう取り返しがつかないことをしなければならない、と思いつめたら、その時、「ある時間、待ってみる力」をふるい起こすように!
が、大江さんに取って一番大切な、原則なんだよ。
そして、ファインマンの原則は、
『すべてのものはアトム───永久に動きまわっている小さな粒で,近い距離では互いに引きあうが,あまり近付くと互いに反発する───からできている』
であり、ランダウの原則は、昨日ちょっと話した、慣性(ずーっと同じスピードでいたいという性質)から、エッセンスを取り出した、変分原理(へんぶんげんり)というものなんだ。
実は、この3つだけで、人類は、ある意味、今と同じか、もっと良い、科学文明を、築ける。
という3つだけで、本当に、万有引力のような問題でも、解決できるというのを、麻友さん達に、見せられたらいいな、と思ったんだ」
麻友「何がどうつながるか、分からないけど、太郎さんは、認知症じゃないかと心配してたけど、まだ、めげてないわね」
私「今日は、色々なことを、考えた。飛行機というのは、翼に働く揚力で、飛んでいられるのではなく、ある程度以上スピードが出ると、飛んでいて落ちる量と同じだけ、地球が丸くて曲がっているので、地面が下に下がるので、結果的に落ちないのだという、親友の藤田君が、チラッと言ったように思ったことを、実際に計算してみたりもした」
麻友「どうなった?」
私「まったくエンジンなく飛んでいられるためには、秒速8kmくらい(マッハ23くらい)必要だと、結果が出た。でも、見落としていることが、あるかも知れない。まだ、分からない」
麻友「幸せな人ね」
私「麻友さん。1度私に会っちゃったら、もう私が満足しちゃって、それっきりになるんじゃないか、なんて、思っているんじゃない? そんな2人じゃないのに」
麻友「今晩は、もう寝た方がいいわ。おやすみ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
私「おやすみ」
現在2021年1月19日22時55分である。おしまい。