相対性理論を学びたい人のために

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駆け落ちのシミュレート(その12)

 現在2021年7月9日11時34分である。(この投稿は、ほぼ3752文字)

麻友「昨日、眠かったんでしょう。メインイヴェントと、言っていながら、調弦の描写が、なかった」

私「昨日は、細胞の分子生物学の投稿をしようか、駆け落ちの投稿をしようか、迷っていて、21時過ぎちゃって、それから書き始めたから、遅くなっちゃったんだ」

麻友「じゃあ、調弦のところから、再開してよ」

私「分かった」




 麻友さんに、チューナーの電池を入れるところを、見せる。

麻友「太郎さんの電子辞書の電池って、黒くて、高級そうね」

私「これは、以前SANYOが作った、eneloopという、充電式電池の中で、一番容量が大きいeneloop proというもので、2450mAh あるんだ」

麻友「現在でも、最高?」

私「いや、その後、パナソニックが、SANYOを傘下に入れて、EVOLTAという電池で、これを抜く容量の電池、作った」

麻友「eneloopは、おしまい?」

私「そう思ってたんだけどね、今調べたら、パナソニックが、eneloopの称号を見直して、去年(2020年)から、eneloopは、繰り返しに強い充電式電池として、EVOLTAは、一回の容量が増えた充電式電池として、販売することにしたみたい」

麻友「技術は、常に進歩してるのね」

私「なんか、富岳(ふがく)というスーパーコンピューターが、第2位を遥かに抜いて、世界一の記録を、打ち立てているでしょ」

麻友「そうみたいね」

私「このブログでも、何度も話題にしているけど、富岳の前の、京(けい)というスーパーコンピューターを、作ろうとしていたとき、『世界で1番のスーパーコンピューターにします』って、宣伝文句にしたら、蓮舫さんに、『世界で2位じゃ、駄目なんですか?』と、予算を削られそうになった。だから、富岳のときは、『世界で1番』という謳い文句は、使わなかった。それで、実は、とんでもないものを作ってしまったんだね」

麻友「あっ、それで、あんなに、記録を作れるんだ」

私「蓮舫さんは、恨みを買ったけど、科学のあり方に、一石を投じてくれた点は、評価できるね」

麻友「太郎さんが、評価できる、なんて」

私「eneloopや、EVOLTAも、同じ。科学は、進み続ける」

麻友「ところで、太郎さん。外で電子辞書使ってて、電池切れなんてこと、ないの?」

私「あっ、そうか。予備の電池、使えば良かったんだ」

麻友「予備の電池、持ち歩いているの?」

私「私の辞書は、どんなときも、使えなければならない。だから、外で、電池がなくなったときのために、リュックにもう2本、予備の電池、持っているんだ。麻友さんの前で、こんな醜態を晒すとは」


私「さて、チューナーに電池入れて、と」

麻友「なんか、純正律とか、ピタゴラス音律とか、平均律とか、言ってたけど」

私「あれは、かなり以前にNHKであった、『ハードナッツ~数学girlの恋する事件簿~』というドラマで、犯人が、平均律でなく、ピタゴラス音律になっているということに気付くほどの、絶対音感を持っていた、というために、つかまってしまうという、話があって、このチューナーで、本当にそういうものがあると、知ったということなんだ。でも、私は、そんなの分かるほど、耳が良くないよ」

麻友「じゃあ、調弦してよ」

私「普通の人は、オートで、調弦するんだよね」

麻友「オートって?」

私「このチューナーは、例えばA(あー)線を合わせる場合、A(あー)だから、音名が、イだよね。だから、弦をほとんど、イの近くにしておいて、楽器を弾くと、チューナーが、『あっ、イの音を合わせようとしているな』と、認識して、イの音からどれくらいずれているか、針で、表示してくれるんだ」

麻友「じゃあ、マニュアルというのは?」

私「最初から、イの音の側まで、持って行かれない、私のような人間は、弦ごとに、A(あー)線は、A(あー)、E(えー)線は、E(えー)、D(でー)線は、D(でー)、G(げー)線は、G(げー)と、チューナーの設定をして、合わせているんだ」

麻友「もう、太郎さんのような人、音楽やる資格ない」

私「びっくりだろう」

麻友「あっ、ひとつ聞きたいのよ。私が知ってたチューナーは、デジタル的に、赤い点が、左右に動いて、音の高さが分かるから、ぴったり合ったということが、もちろん分かるわけよね。デジタルなんだから、どこまでも細かくは、出ない。でも、太郎さんのチューナー、アナログの針じゃない。これだと、どこまでも、合わないということに、ならないの?」

私「それを、やって見せたかったんじゃない。今、設定を、A(あー)にしたよ、ちょっと、弾くよ」

麻友「あっ、針が、近付いて行く」

私「まだ、だめだな。(キュー)」

麻友「確かに、イの音じゃなかった」

私「次は、行くよ」

麻友「針が、あっ、ひとっ飛びに、中心で合った。今、何やったの?」

私「この針のチューナー、ある程度近付くと、これで、合格と、中心に飛ぶんだ」

麻友「共鳴したってこと?」

私「音楽で、共鳴は、重要。だから、ここまで近付いていれば、共鳴できるから、音が合っているとして、良い。ということなのか、ヴァイオリンで、ここまで弦を合わせると、正しい音が出るようになっているのか。この世界の楽器では、この間の音は、出ないように、なっているのか。私は、知らないんだけどね」

麻友「この世界の楽器では、この間の音は、出ないって?」

私「何度も、オーケストラのコンサートのデートしたじゃない。あのとき、必ず、最初に、オーケストラが、チューニングをしたよね」

麻友「そうだった」

私「出てくる前に、音を合わせてから出てくれば良いと、思うけど、それじゃ駄目なんだよね」

麻友「えっ、そうなの?」

私「オーケストラのチューニングのときって、ほぼ必ず、オーボエが、A(あー)を弾くのから、始まる。実は、オーボエの音って、調整しにくいから、周りの楽器が、オーボエに合わせるんだよ」

麻友「だから、出せない音が、あるんじゃないかと?」

私「その可能性もあるなと、思ってる」


麻友「さあ、やっと、4本、調弦が、終わった。弾いてみて」

私「ベートーヴェンのト調のメヌエットを、弾くよ」

♪~

麻友「ウフフ、それでも、音楽を奏でてる積もりなの? CDなんかで聴いたのとは、全然、違うけど。何が違うのかしら?」

私「そりゃ、練習にかけている時間が、全然違うというのも、あるけど、まず、私は、ヴィブラートかけられないから」

麻友「どうして、かけられないの?」

私「そこまで、習わなかった」

麻友「独学の太郎さんが!」

私「パガニーニじゃあるまいし、楽器で、独学なんて、あり得ないよ」

麻友「そうなのねえ」

私「私は、ポジションの移動もできない」

麻友「ポジションの移動って?」

私「左手の弦を押さえる手を、駒の方へ動かして、高い音を、出すことなんだ」

麻友「それが、できないと、どうなるの?」

私「例えば、あのヴィヴァルディのアーモールは、

♪~

としか、弾けない」

麻友「一応、あの曲だと、分かったのは、認めるけど、本来どうなるの?」

私「本当は、1オクターブ以上、高いんだ」

麻友「なるほど」

私「気が済んだかい?」

麻友「私を、散々弄んでくれた太郎さんを、音楽でケチョンケチョンにする。というのは、楽しかったわね。なかなか、こんな機会は、ないでしょうね」


私「本当は、ルパン三世のアニメ『カリオストロの城』の、DVD持ってたはずなんだけど、今、見当たらない。ネット上を探して、ほぼ原型を留めているのを、見つけた」


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クラリスと不二子が直に会話するシーンがあるんですよね。


 それで「あの方をご存知なの?」というふうにクラリスが聞くと「ウンザリするほどね」というふうに不二子が答えます。

 「時には味方、時には敵。 恋人だった事もあったかな」と言って、「彼、生まれつきの女たらしよ。 気をつけてね」というふうに不二子が言うと、クラリスが「捨てられたの?」と心配そうに聞きます。

 すると不二子は笑って「まさか! 捨てたの」というふうに答えます



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麻友「私が、クラリスだって言うの?」

私「そうじゃなくて、不二子みたいに、『太郎さんと、恋人だった事もあったかな』と、言えるような、女の人になってよねってことよ」

麻友「あー、太郎さん。本当に、女たらしだ」




私「今日のシミュレートは、これくらいにしないかい?」

麻友「今回の駆け落ちのシミュレートで、一番言いたかったことが、言えて、すっきりしたわ」

私「じゃ、バイバイ」

麻友「バイバイ」

 現在2021年7月9日16時42分である。おしまい。