相対性理論を学びたい人のために

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駆け落ちのシミュレート(その25)

 現在2021年7月26日21時57分である。(この投稿は、ほぼ1114文字)

麻友「太郎さん。最近、迷っているんじゃない?」

私「どういうことでだい?」

麻友「去年までは、6年後までに、お金という概念がなくなる、と言っていた。でも、5年後になった今年は、あまり言わなくなった」

私「コンピューターが速くなって、暗号が意味がなくなるというのは、ほぼ確かだと思う。だけど、私が、そうなったとき、通貨を管理しているコンピューターの暗号を解いて、江戸時代の鼠小僧みたいに、貧しい人に、通貨を分けてあげることが、できないかな? と話すと、今まで3人の人に話したんだけど、等しく、『ベイシックインカム』というもので、代用できると言うんだ」

麻友「最低限の収入は、あらかじめ支給するということね」

私「そうなんだ。でも、私は、これでは、問題の根本的解決にならないと、思う」

麻友「でも、頑張った人が、報われない、というのも、酷くない?」

私「それは、分かっている。私が、栄信工業に務めていたとき、電子基板に、部品を半田付けする仕事を主にしている女の人がいたんだ。私が、もう7年くらい働いていた頃になって、私に聞こえるように、『もう少しお金持ちの家に生まれたかったな』と、言ったんだ」

麻友「それで、太郎さんは、どう感じたの?」

私「私は、これまでの人生で、自分の家庭が、もっと裕福だったら良かったなと、思ったことはないなと」

麻友「だから太郎さんは、あるレヴェルまで、全員を裕福にすれば、問題は、なくなると。でも、それが、『ベイシックインカム』なんじゃない?」

私「人はそれぞれなんだ。例えば、娘が、外国で手術を受けなければならないような難病にかかった場合、ベイシックインカムでは、足りない場合もある」

麻友「太郎さんは、一体どうしたいの?」

私「生きていくためには、お金を稼がなければならない。という今の社会を、頭の良い人達に協力してもらって、変えたいんだ」

麻友「生きていくためには、お金を稼ぐって、当たり前じゃない?」

私「今、AIや、コンピューターの進歩で、人間のやらなければならない仕事は、どんどん減っている。人間が、働く必要というのは、なくなっているんだよ」

麻友「でも、ゼロにはならないでしょう?」

私「それは、人間の願望だよ。ゼロになるかも知れない」

麻友「そんな、・・・」

私「科学の進歩は、ますます進んでいる。5年後どうなっているか、楽しみだね」

麻友「ちょっと、怖くもあるけど」

私「おやすみ」

麻友「おやすみ」

 現在2021年7月26日23時15分である。おしまい。