相対性理論を学びたい人のために

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駆け落ちのシミュレート(その34)

 現在2021年9月6日19時48分である。(この投稿は、ほぼ2170文字)

麻友「細胞の分子生物学の方の投稿も、構想を練ってたみたいだけど」

私「ちょっと、こっちの記事も、5日も経っちゃったから、真面目に書こうかなってね」

麻友「そもそも、駆け落ちなんかするほど、付き合っている二人でもないのに」

私「その言葉を、待っていた」

若菜「何か、まずいこと言った?」


私「京都から気が触れて帰ってきて、最初に私に、『おまえ、生活を元に戻して、働く気はないの? 結婚も、したくないの?』と、言ったのは、父なんだ。1994年の終わりか、1995年に。そして、前にも言ったけど、2003年頃、土地付きの家を買おう、と言いだしたのも、父なんだ。父は、愛情を表現するのが、下手だから、結果として残ったもので、理解するしかない。妹も、弟も、独立して、残っているのは、私だ」

麻友「でも、太郎さんのお父様は、頭の硬い人だから、駆け落ちなんて、もっての外なんじゃ、ないかしら?」

私「父はね、非常に偏った人なんだけど、話の全く分からない人ではないんだ」

麻友「そうなの?」

私「例えば、2007年頃だったのかなあ、まだ弟が結婚する前、家族でしゃべっていたとき、妹が、


妹「次郎達が、みかん山の家に泊まったときにさあ、・・・」

母「次郎が、よ!」


と、口を滑らせたのも、父は、聞いていたが、『とんでもない』と、言うようなことは、なかった」

麻友「頭が、回らなかったんじゃない?」

私「そんな人間は、慶応なんか、行ってない」

麻友「あっ、慶応に、1票」

私「麻友さんとのことも、チラッチラッと、気にしては、いるだろう。『本当は、結婚の方が、いいが、障害者じゃ、結婚は、望めないかなあ』と、困っているのは、確かだ」

麻友「妹さんや、弟さんは、どうやって、結婚したの?」

私「それぞれに、それぞれでね。妹は、短大時代に付き合っていた人と、卒業後、いっとき離れていたけど、もう一度上手く行って、今ではむしろ少ないかも知れない、真面目な結婚式を挙げて、結婚。見回してみて、私の家族で、そのご主人様が、最も頭の良い、そして、最も稼ぎの良い人だと、今になって思う。父は除いてね」

麻友「確か、早稲田よね。京都大学の太郎さんとして、悔しいとかないの?」

私「悔しいとは、全く思っていない。むしろ、会社の出世コースに乗ったら、あんなに大変なのかと、恐れおののいている」

麻友「弟さんは?」

私「弟は、私に多様な価値観を植え付けるためか、大学時代の彼女と、しばらく一緒に暮らしていて、2008年に結婚」

麻友「あっ、確かに、みかん山の家に、お泊まりデートした可能性は、濃厚ね」


私「それで、私達なんだけどさあ、父は、私が、将来住居に困ったとき、住める家として、みかん山の家を、用意してくれた、というのは、確かだろう」

麻友「想像に難くないわね」

私「また一方、私は、将来大学院へ行くから、都心に住んでいたい、などと言っていたが、十分自分で、研究ノートを書けるほどになった今、敢えて、大学院へ、行きたいとは、思ってない。みかん山の家でも、研究できる」


麻友「それで、私に、どうしろというの?」

私「三菱UFJ銀行のインターネットバンキングみたいに、オンラインで、貯蓄額が見せられるものを、一応パスワード確認してから、来てって、言ったでしょう」

麻友「一応、確認してきたけど。要するに、このワンタイムパスワードジェネレーターを、持ってこいということでしょ」

私「麻友さん。私が、悪い人だったら、どうする? 12歳のときから、コツコツ貯めてきたもの、全部、横取りされちゃうよ」

麻友「貯金してある口座は、ひとつではないわ。でも、これ持って行かれると、困るけどね」

私「父は、妹の前では、この世はお金がすべて、みたいに言っちゃうんだけど、私を、お金がすべて、みたいには、育てなかった。だけど、麻友さんが、どんなに『誠実なんです』と言っても、本当に、何千万円も貯蓄してある口座を、父のインターネットに繋がっているパソコンで、見せなければ、信じられないだろうと思う。だから、そのために、持って来てもらったんだ」

麻友「何千万も、所得があるのは、公開されちゃってたわね。今は、とてもあんな額は、稼げないけど」

私「それは、分かっている。少なくとも、みかん山の家を、賃貸物件として、父から借りて、今後50年くらい、家賃を払い続けられる。ということを、証明するのが、目的だ」


麻友「結婚するかどうか、というのは?」

私「その問題は、あの家を、借りるかどうかということと、ちょっと、別な問題だ。弟が、証明してくれたように、父は、同棲を、絶対駄目とは、言わない人のようだ。父の好きな小説『ジャン・クリストフ』でも、主人公が、結婚を目的としないまま、同棲する部分もある」

麻友「『ジャン・クリストフ』は、余りに長くて、読めないのよねえ」

私「結婚の問題は、もうちょっと、考えよう。今日は、ここまでにしよう」


麻友「じゃ、おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2021年9月6日21時53分である。おやすみ。