相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

風に立つライオンとして

 現在2007年8月16日23時28分です。

 前回、これで最終回にするかも知れないようなことを書いた。

 ところで、ライブドアブログが新しくなって、2ヶ月分の、毎日の訪問者数が、分かるようになった。それを見ていたら、私のブログを、毎日平均して80人の人が必ず見ていることが分かった。

 こんなに多くの人が見てくれているのに、終わりにしてしまうのは、申し訳ないな、という気持ちがわいたのと、何とか一時のスランプを脱して、勉強が軌道に乗ったので、「風に立つライオンとして」何をしているかを書いてみようかという気になった。

 まず、夜寝る前に、「パリティ」を読むというのは、絶対欠かさず続けることにした。「パリティ」を読み終わったら、「数学セミナー」とか、「数学のたのしみ」とか、読む雑誌はいくらでもある。

 それから、寝る場所を変えた。今まで、ロフトで寝ていたのだが、ここ20日ほどの猛暑で、ロフトでは、朝起きようという気力が保てない、ということが分かった。

 そこで、本を片付けて1階で寝ることにした。

 また、勉強する時間を、夜ではなく、朝5時に起きて、仕事に行く前にする、という、以前1回試みたものにもう一回挑戦することにした。

 そして、読む本は、GRAVITATIONと、「解析入門Ⅰ」を一日おきに2時間位進めることにした。GRAVITATIONは写さないが、「解析入門Ⅰ」は、以前通り、全文を写し全部ギャップを埋める、というスタイルにした。

 昨日、ふと、アインシュタインの伝記「神は老獪にして・・・」という本を眺めて、その副題、「アインシュタインの人と学問」を読みながら、「私の人と学問」という本が書かれたって良かったのだよな、と思い、私なりの学問のやり方を貫こうと改めて決心したのだった。

 大学院へ行くのがいつになるかは分からない。また、大学院へ行っても、数学で、いつも全文写しなんかやっていたら、みんなにどんどん追い越されていくかも知れない。でも、それで良いのだ。それが私という人の学問なのだ。

 研究者として花開くのが遅くなったって構わない。人に教わった借り物の衣を着て、研究者になったとしても、結局自分で納得できなかったら、何にもならない。

 いつまでも大学1回生向きの「解析入門Ⅰ」にこだわるのも、私の学問が、それを基礎にして、築かれていくべきだ、と思うからだ。いつまでもこれをやっているわけではない。でも、少なくとも、この2巻からなる本を全部写し、問題も全部解いてこそ、私は納得して次のステップに進めるのだ。

 だが私としても、いつまでも、「解析入門Ⅰ」ばかりやっているわけにも行かないので、物理の本として、GRAVITATIONと、1日交替で読んでいくことにした。

 今日は、GRAVITATIONの日だった。53ページの§2.5 微分形式 のところを読んだ。

 この本の最初の方は、以前にも読んであるので、そんなにつまずくことはないのだが、Box2.2 の中の

 m
─────
1-v

 ↑

 E

 

 


─────
1-v

 ↑

 p

と書いてあったのが、ちょっと、唐突すぎて、分かりにくかった。相対論的なエネルギーや運動量の定義を認めれば、当然なのかも知れないが、いきなり、こういう式変形をされると、この本最初から読んできたんだけどなあ、と、ちょっととまどってしまう。

 §2.5の最後まで読んだところで、8時になったので、会社へ向かった。

 さて、今晩も、「パリティ」を読みながら寝ることにしよう。世の中色々な人がいて、色んな物理をやっているんだ。私が小さい時から、「大きくなったらアインシュタインの間違いを正してやる。」なんて思っていた相対性理論をさらに追求していって、いつか統一理論に発展させる物理学者が居たっていいじゃないか。まだ、30年以上ある。

 明日は、「解析入門Ⅰ」だ。私の場合、ブルバキで基礎を築く前に、さらにその前の基礎工事があるのだ。これをやっておかないと、私の数学ではなくなってしまうのだ。「解析入門Ⅰ・Ⅱ」と、「数Ⅲ方式ガロアの理論」。こういった、大学時代の宿題を片付けてから、本当に難しいことに立ち向かおう。それが、「風に立つライオン」の

 

♪僕は「現在(いま)」を生きることに

♪思い上がりたくないのです

 

ということなのだ。「風に立つライオン」として、私は明日も5時に起きよう。

 今日はここまで。

 現在2007年8月17日0時20分です。おしまい。