相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。

ようこそ諸君

 ようこそ私のブログへ

  この一番上の投稿のみ投稿時間を意図的に2018年12月31日に設定してあるので、常に一番上に表示される。2017年1月1日に2019年にシフトするつもりなので、半永久的に、最上段に表示されることになる。  

 

 これ以外の記事は、左の『ブログ内検索』に、キーワードを入れて、検索してほしい。かなり、検索能力は高いので、短い単語でも、大丈夫である。

 

 いくつか、私らしい、特徴の出た投稿があるので、それに対しては、常にコメントを受け付けやすいようにするためにこの措置を講じた。 

 

 これは、「a 女性科学者のスペース2」のsachiさんのブログで、「博士号の意味」という投稿を常時コメント可能にしているのを見て、思いついたものである。  差し当たって、今思い出せるものを並べておく。

 

 

★-7.なぜすばる望遠鏡を作らなければならなかったか(目の見えない人にものを見せるには)

 

★-6.小学生に選挙権を (1番恥ずかしい思い出と共に)

 

★-5.SONY許せぬと書きたかったが1(テロを未然に防ぐ方法)

 

★-4.SONY許せぬと書きたかったが2(逆アセンブルなんて言葉どこにある?)

 

★-3.SONY許せぬと書きたかったが3(少女よ、少年よ、アセンブラと等価になるコンパイラを作れ!)

 

★-2.SONY許せぬと書きたかったが4(勉強で、分からないことがあったら、どうすればいい?)

 

★-1.北上田君の思い出(科学はこう進め!)


★0.
さらば一般相対性理論(このブログに意義はあるのか?)

★1.
一般相対論の勉強法(分かろうとする努力が報われる方法)

★2.アインシュタインのくれた夢(1,000光年のリゲルに生きているうちに行けるか?)

 

★3.夢は実現してこそ相対性理論は、相対的というが、絶対的に効いてくる)

 

★4.相対論への招待(私の探検してきた相対性理論を、誠実に説明するとは?)

 

★5.太宰治も役に立つ(それは、明治の恋愛だわ)(ドラえもんのブログの記事)

 

★6.私の役目(100万人のファン全員と、ひとりにつき2日ずつ、まるごとデートすることはできないか? ある幸せな結婚をした家庭にも訪れたひとつの危機)

 

★7.社会を良くするにはどうすれば良いのか(生まれかわったら何になりたい?)

 

★8.相対論への招待(その2)三平方の定理を使えるか)

 

★9.お金を克服ニュートンの奇跡)

 

★10.相対論への招待(その3)(時間が遅れるって、それが理由?)

 

★11.相対論への招待(その4)(磁力線というものはあるのか?)

 

★12.相対論への招待(その5)(AKB48選抜総選挙エントロピーの定義)

 

★13.電子辞書手に入れたよ秋葉原のAKB48カフェで、イチゴ狩り)

 

★14.ストーカーの心理(こんなことが原因で殺されたら、泣くに泣けない)

 

★15.相対論への招待(その6)(数学そのものは、フェアなのに、人間ドラマが、ドロドロなのね)

 

★16.相対論への招待(その7)(未知数をエックスと書く)

 

★17.ベートーヴェン交響曲第7番(なぜ太郎さんが、そんなマイナーなお芝居のことまで知ってるの?)

 

★18.入院の思い出(私の量子力学では、その物理法則というものが、原子や分子みんなで、相談して、これからは、別な動きをしようよ、ということになったら、変わりうるものだ、というわけなんだ)

 

★19.入院の思い出(その2)基本情報技術者試験アセンブラ

 

★20.相対論への招待(その8)(『数Ⅲ方式ガロアの理論』のガイドブック?)

 

★21.相対論への招待(その9)(他の人のやりたがらないことをすると、お金がもらえる)

 

★22.量子テレポーテーションは、大丈夫?ゴールデンウィークに、日本の子供たちのために何ができるか、この雑誌で考えてみませんか)

 

★23.半年間頑張ってみる(訳し終えられなかったら、これっきり、というのは?)

 

★24.結婚をシミュレート(その2)(彼女が我が家の一員になることを父に紹介した瞬間)

 

★25.なぜ本を全巻そろえて買うか (大天才にして、悪魔。イエス様よりすごい)

 

★26.『水素が酸素を好きっ』って素敵でした(私の科学は、『好きっ!』の上に建設されている)(ドラえもんのブログの記事)

 

★27.選抜総選挙4人同時に1位という提案(人類の未来のために、何ができるか、と考えないで、何が今日の食事だよ)

 

★28.手加減しないで!(極度の冷え性だから・・・)(ドラえもんのブログの記事)

 

☆37.この世界の本当の姿は?3(努力で世界は変わるか?)(復活中)


★38.
解析入門Ⅰを読んでいるだけで十分勉強になる(正しくない命題の中には、正しくないということを誰にも証明できない命題がある)

★39.
順序に入り♪(数学において正しいとはどういうことか)

★40.『解析入門Ⅰ』§3問題5)
(この問題の完全解を作成中です)

★41.
「気違い」の定義統合失調症とは?)

 

★42.理論物理学者として(男の子達が、みんな喜ぶのにどうしてしちゃいけないの?)

 

☆43.分かりにくかったのだろうか(1~6,1~10)(私がどう気違いであるか)

 

★44.エイブラハム&マールスデン&ラティウに到達している統合失調症の妄想とはここまで広がる)

 

★45.神様(この世界には、「選ばれた人」が、いるのか)

 

★46.不協和音を不快に感じる理由(神様がいなくとも、この世界は、美しくなる)

 

★47.2人の素敵な女の人(ここが、渡辺麻友さんとの原点)

 

★48.傾国(天才というのは、無報酬でも努力できる人)

 

★49.『感情をなくした』心に響く言葉(皆、自分だけだと思っている)

 

★50.麻友&太郎という公認カップル (愛されていれば、ここまでできる)

 

★51.キスにも色んなキスがあるんですね渡辺麻友さんの心まで欲しいという人には、麻友さん自身を、麻友さんが耐えられるまで、一時、身近に行かせてあげるよ)

 

★52.先輩として叱る必要があるか(後輩との接し方)

 

★53.麻友さんの愚問(大先輩なら)

 

★54.ハグされちゃった (私にもガール・フレンドがいたことがある)

 

★55.私とエロイカ(なぜ私のペンネームがEROICAか)

☆56.私のメモ横浜市立みなと赤十字病院とは、こんなところだった)

 

★57.宇宙の外に出られる看護婦さん(柔軟な発想と読書)

 

☆58.やっぱり、シャコンヌにしようか前橋汀子さんとウィーン・フィルの共演を求む)

 

★59.最高の便箋(コンサートでのマナー)

 

★60.レオナルド・ダ・ビンチを真似てはいけない(リーマンゼータに関する私の数学の最前線の1つ)

 

★61.シュールですね(これを、数式ではなく、絵だと思ったのだな)

 

★62.「やっほー」の効果超越数の独立性に関する私の数学の最前線の1つ)

 

★63.はやぶさまゆゆか、はやぶさか)

 

★64.はやぶさ(その2)(映画『はやぶさ/HAYABUSA』の解説)

 

★65.はやぶさ(その3)(初めて、1回だけ1位になったきりAKB48を去った人)

 

★66.はやぶさ(その4)(それが、イトカワの微粒子か)

 

☆67.宇宙の年齢を求める(その1~その9)(ハッブル定数からの計算法を説明しました)

 

★68.IH(アイ・エイチ)調理器のこと(古典論で磁石とは相対論的現象だ) 

 

★69.ハイゼンベルグの先見の明(乱流は量子論的効果か?)

★70.
私が数学を信奉する理由(9.11はテロではない)

 

★71.欽ちゃんみたいな人に会いにいったら? (天才を目指す人へ)

 

★72.私の憧れの人(私はどんな人間になりたいか)

 

 

 

 以下は、女の人のところへ来たドラえもんというもう一つのブログの記事

 

★1.最初に種明かしします量子力学の使い道)

 

★2.右がどっちか答えるまで10分かかる少年(覚えている限り一番昔の事)

 

☆3.躍るアトム(その1~その5)(原子ってどれくらい小さい?)

 

★4.たのしい算数(数学の天才のつくり方)

 

☆5.持ち上がった卵(その1~その5)(人生最初の実験)

 

☆6.1から始める数学(その1~その15)(1から0をつくるまで)

 

★7.相対性に破れたスパイ作戦(ひらがなしか読めない子にこんな本無理か)

 

★8.相対性に破れたスパイ作戦(その2)(小学校1年生の私は何を見たのか)

 

★9.解ける謎は解こう(ブログのアクセス解析の謎。男の人たちが、ロボットを愛するようになったら、日本は、おしまいよ)

 

☆10.謎、解けたよ(その1~その6)(すべて正直に公表することの大切さ)

 

★11.整数環(太郎さんって、本当に勇ましいというか、向こう見ずというか・・・)

 

★12.2017年1月13日朝はここまで(人間が、誰かを、尊敬するか、軽蔑するかって、ほんの些細なことが原因であることが多い。天才数学者って、どんな落書きするの?)

 

★13.整数環(その2)

 

★14.太宰治も役に立つ(軽蔑しきっていた人への花)

 

★15.『水素が酸素を好きっ』って素敵でした(私の科学は、『好きっ!』の上に建設されている)

 

★16.手加減しないで!(極度の冷え性だから・・・)

 

  ★は、それだけで単独の投稿。☆は、その話題を論じた中で、中心となる投稿へのリンクであり、他のいくつかの投稿と関係があることを示す。

  コメントは、いつ行っても良い。よっぽど大量にコメントされない限り、なんらかのレスポンスはするつもりである。

  ワンクリック詐欺につながるようなコメントがあった場合を除き、基本的に、コメントはすべて残す。

  自由に書ける代わりに、下らない中傷を書いたりすると、永遠に残るので、後で恥ずかしくないよう、それなりに節度は守った方が、ご自分のためでしょう。

  それでは、炎上されるのは困るが、活発な議論をする分には、何度コメントされても良い。

  誠意のある熱心なコメントには、私としても、200字以上の誠実なレスポンスを出来るはずである。
  では、よろしく。

  追記  一時、このブログが、閉じられていた間に、2008年04月28日の「中島みゆきファンに捧ぐ」という投稿から、2009年07月04日頃の投稿までが、電子データから、削除されました。

 このブログを再開する際、電子的にバックアップを取ってあったものが、2008年04月28日までだったので、そこまでしか、まだ、復旧できておりません。

  しかし、私の家には、紙に印刷した形で、2009年04月18日までの投稿、および、コメントが、残されています。これ以前のものは、コメント者のリンクは復元できませんが、コメント本文は、復元できます。

 従って、皆さんが、心を込めて、コメントしてくださったものは、ほとんど、復元できます。  また、一度ネット上に流れた、データですから、本来なら、全部、どこかのハードディスクに記録が残っているはずです。

  私が、もっと有名になって、私の過去が語られる際には、その完全復刻版のブログが、公開できると思われます。

   それでは、よろしく。

2009年12月28日4時54分追記しました。
2015年8月5日3時43分一部改訂しました。

 

人を生き返らせる方法を見つけるには

 現在2017年8月17日15時14分である。

「前から、人を生き返らせられるとか言ってたけど、今日は、何?」

 科学的に、方法を、究明していく、というのの他に、時間はかかるけど、ほぼ確実に、方法を見つけられる、というのがあるんだ。

「絶対なの?」

 絶対ではない。

 もし、人類が、どうやっても、人を生き返らせられないのなら、どうしようもない。

「もし、可能だったら?」

 この前、話した、DVDの方法で、見つけられるかも知れない。

「DVDの方法って、なんだっけ?」

選抜総選挙4人同時に1位という提案』という投稿をしたときの、『オリジナリティとは』に関して、DVDについて、話したこと。

「あれ、良く分からなかったのよ。もういちど説明して」

 まず、どんな2時間の映画でも、1枚のDVDに記録できる。

 これは、いいね。

「まあ、良さそうね。画質にこだわらなければ」

 次に、DVDは、{10\mathrm{Gbyte}=10\times 10^9 \times 2^8 =10^{10}\times 2^8 =2.56 \times 10^{12}\mathrm{bit}}

の容量。つまり、{2.56 \times 10^{12}}個の{0}{1}が並んだ列だというのも、良いだろうか。

「計算があっていれば、そうでしょうね」

 この{2.56 \times 10^{12}}個の{0}{1}だけで、どんな2時間の映画でも記録できる。

 だから、{2.56 \times 10^{12}}個全部が{0}から始まって、1つずつ{1}と、交換していき、全部が{1}になるまで、全部コンプリートしたら、存在しうるあらゆる2時間の映画を、持っていることにならないだろうか?

「なんか、ものすごく沢山になりそうだけど、論理的にはそうなるわね」

 ものすごく沢山という、直観は正しい。

 この全DVDの枚数は、ちょっと書けないほど、多い。

「どれくらい、多いの?」

 何桁の数か、というのを、先日の対数を使って、概算してみよう。

 {0}{1}かの2通りが、{2.56 \times 10^{12}}個あるんだから、

{2^{2.56 \times 10^{12}}=10^y}

として、{10}の何乗か、{y}を求めてみる。

 両辺の{10}を底とする対数を取って、

{\log _{10}2^{2.56 \times 10^{12}}=\log _{10}10^y=y}

 対数の肩の数字を下ろして、

{2.56 \times 10^{12} \log _{10}2=y}

{\log_{10}2 =0.3010 \cdots}を、用いて、

{2.56 \times 10^{12} \times 0.3010 =y}

 掛け算して、

{0.77056 \times 10^{12} =y}

 一桁ずらして

{7.7056 \times 10^{11}=y}

 つまり、求めたいDVDの枚数の数自体が、{7700}億桁の数、ということなんだ。

「7700億枚というのと、7700億桁の数というのは、違うのね」

 うん。その違いが分かってないと、この多さが分からない。

「私、対数の計算は、まだ、完璧ではないわ」

 今日は、取り敢えず、結論を認めるだけで、先に進もう。

「多いことさえ、分かっていればいいのね」

 そう。


 さて、2時間あれば、将来、人類が、人を生き返らせる技術を手にしたとき、その2時間で、

『サイエンススペシャル~人を生き返らせる~』

みたいな番組を、作れるだろうと、想像できる。

 そして、その番組は、上で考えた、コンプリートしてあるDVDの中にある。

「あっ、そういえば、そうねえ。全部、集めてあるんですものねえ」

 そう。

 そして、肝心なのは、その『サイエンススペシャル』が、撮影されるより前から、そのDVDがあること。

「未来の技術が、手に入ると言うこと? まるで、ドラえもんじゃない」

 確かに、強力な方法なんだ。

 だけどね、映像に映ったものが、全部実現できるわけでは、ないんだ。

「どうして?」

 例えば、その映ったものが、SF映画の可能性もある。

「どうやって、見分ければいいの?」

 現代の科学で、どこまで可能か? ということを、理解していて、これは、実現可能な技術だ、というものだけを用いて、人を生き返らせていれば、成功! というわけだね。

「ただ、余りにも沢山の中から探すわけだから、無駄も多いわね」

 それがあったから、私は、なかなかこのアイディアを発表しなかったんだ。

「克服したの?」

 最初のDVDのコンプリートを作るとき、まったくランダムに作るのは、意味がないと思うんだ。

「じゃあ、どうするの?」

 最近、AI(人工知能)なんかを用いて、大量のデータを分類することが行われているでしょ。あれを、応用したらどうかな? と思ってね。

「それで、人が生き返らせられるかしら?」

 科学が、普通に進歩するのと、この人海戦術と、どっちが先か分からないけど、意外と、同着だったりしてね。

「太郎さんって、本当に、人を生き返らせられると思っているんだから、笑っちゃうわね」

 アハハ、後10年たつまえに、

『麻友さんったら、人を生き返らせられるなんて無理だと思ってたんだよ』

って、言ってあげるよ。

「楽しみだわ」


 この間の『水着サプライズ』の時の麻友さんと指原さんと松井珠理奈さんの3人のポスター、『BRODY』の時のポスターの隣に貼ったよ。

「えっ、なんか、ちょっと、恥ずかしい」

 そう言うだろうと思ったんだけどね。『BRODY』の時の写真が、すっごく寂しそうだったから、華やかな今回のとで、、釣り合いが取れるかなと思ったんだ。

「色々考えてくれてるのね」

 これどこで話そうか、困ってたんだけどね。

「ふたりが、これっきり、っていう約束でしょ」

 気付いてた?

「太郎さん、その日訳したところから、ツイートしてくるって言ってたのに、全然ツイートしてこないから、進んでないんだなって思ってた」

 そうか。半年の猶予までまだ3ヶ月あるんだけど、とても終わりそうにないんだ。

「やっぱり、難しいの?」

 説明するの難しいんだ。決して読めないほど難しいわけではないんだけど、そもそも机に向かっている時間が、沢山取れない。

「訳したくないの?」

 やっぱり、『えなり』じゃないけど、『うつ』症状が強まっているのかもしれない。

「ふたりが、これっきり、というのは、私が言い出したことだから、もう少し様子を見るわ」

 私も、進むよう、色々やってみるよ。

「頑張ってね。おやすみ」

 おやすみ。

 現在2017年8月17日19時00分である。おしまい。

ベートーヴェン交響曲第8番

 現在2017年8月12日17時10分である。

「あっ、久しぶりに、デートね」

 愛し合っている二人が、こんなに長い期間、デートしないなんて、普通有り得ないのかも知れないね。

「太郎さん、2年5ヶ月もの間、私に対する気持ちに変わりがない、なんてこと本当にあるの?」

 変わりがない、というのは、ウソになるね。

「あっ、やっぱり。段々、私が、色褪せて見えてきてるんじゃない?」

 どうして、そんな心配するの?

「私に取っても、太郎さんが、最初に会ったときのままじゃないから」

 永久不変なんて有り得ないよ。変化はする。

「そうよね。でも、こうやって、デートに誘ってくれるということは、これからも、建設的な関係を続けようということね」

 そう。


 今日は、ベートーヴェンに関し、すごい話をする。

「太郎さんの話は、いつもすごいから、免役できてるわ」

 それは、頼もしい。

 さて、8番のデートに誘うんだけど、まず曲を聴いてもらおう。

 取り敢えず、カール・ベームという有名な指揮者で。


♪ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93 / カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1972年9月

「太郎さん、貼り付け方が、うまくなったわね」

 それは、良かった。

♪~

「うっわ、明るい曲! ベートーヴェン、ご機嫌ねぇ」

 そうなんだ。ベートーヴェンの全交響曲中、最も明るい曲だと言ってもいい。

ベートーヴェン、何歳の時の曲?」

 1814年だから、ベートーヴェンが1770年生まれであることを考えると、44歳頃だろう。

「44歳までに、第8番まで、完成させているの? 45歳で、まだ何も完成させていない、太郎さんとは、えらい違いね」

 アハハ、言うと思った。

 私に取って、大学で倒れてから麻友さんに会うまでの21年間は、空白の時期なんだよ。

「デートの相手の太郎さんをいじめてもしょうがないけど、やっぱりベートーヴェンってすごいわね」

 それには、全面的に賛成だよ。ベートーヴェンは、すごい。


「太郎さんのことだから、なぜ明るいか、という説明をしようとするでしょうね。ベートーヴェンが、恋してるのかしら?」

 麻友さん。まだ、人生経験、足りないな。恋しただけで、人間は、ここまで、明るい曲を作ったりしない。

「えっ、じゃあ、兄弟に子供が産まれたとか?」

 うーん。惜しい。

 ベートーヴェン自身の子供が、生まれたんだよ!

ベートーヴェンの子供? 結婚してないのに?」

 麻友さんと、私は、人類の模範になる恋愛を、してみせようと思っているから、そういうことは、しないけど、大人の男女を、放っておくと、そういうことになるのは、必至なんだ。

「その子供は、どうなったの?」

 ひとりは、女の子でピアノの先生にまでなったそうだ。

 もうひとりは、男の子だったけど、障害児だったらしい。

「そんなこと、ベートーヴェンの伝記にも、Wikipediaにも、書いてないわよ」

 私も、『レコード芸術』の2009年9月号で読むまで、知らなかった。

 相手が、貴族の令嬢たちだから、家の名誉をかけて、秘密にしてきたんだね。

ベートーヴェンって、意外ともてたのね。太郎さんは、もてるのかしら?」

 絶世の美女が、何を心配している。


「でも、やっぱり、自分の子供ができるって、嬉しいのね」

 しかも、ふたりの女の人が、生んでくれたんだから。

「えっ、双子じゃないの?」

 1813年3月8日、アントニエ・ブレンターノとの間に男児カールを、1813年4月9日、ヨゼフィーネとの間に女児ミノナを、もうけている。

「だから、1814年の、交響曲第8番か」

 ぴったり、符合するでしょ。

「太郎さんも、私の子供、欲しい?」

 これね、この話をするために、今回のデートを設定したんだけどね、すっごく難しい問題だと思うんだ。


 ふたりが、子供をどうやって作るか、ということは、何度も論じてきた。

 いわゆる、『できちゃった結婚』した人達は、想像すらできなかったようなことまで、私達は考えている。

「まだ、本当に35分くらいだけ、顔を合わせただけのふたりなのに、太郎さん、どんどん想定外のことまで想定していくんだもの」

 これはねぇ、私が、心配だからなんだよ。

「心配って?」

 ふたりの間に、子供を作ったとしよう。

「仮定の上ね」

 赤ちゃんの間は、以前から話しているように、夜泣きとか、おむつとか、手がかかる。

「それは、当然でしょうね」

 昔だと、おむつを洗うのだけでも、大変だったが、今は紙おむつで肌触りの良いものもあるので、大分楽になった。

「本当に想定してるのねぇ」

 いちばん心配なのが、私が、数学に夢中になってしまう点。

「どういう意味で?」

 例えば、赤ちゃんが、ミルクのどに詰まらせているのに、私が、数学の問題に夢中になってて、気付かなかったりしないかと思って。

「それは、太郎さんじゃなくても、有り得ることだけど、まあ、心配といえば心配ね」

 ある程度、成長してくれれば、そんなに問題ないけど、0歳児、1歳児、の頃は、すっごく心配。

「そんなこと言ったら、私だって、心配だわ。太郎さんが、夜泣きのこととか、大変なことを教えてくれるから、どうしたものかと思っちゃうわ」

 私が通ってた、鎌倉の障害者のためのオープンスペース、とらいむの所長さんも、

『太郎君、結婚はいいけど、子供を作るのは、結構大変よ』

と、言ってた。

「そうねぇ、私も、仕事をやめたくないし、仕事しながら子供育てられるほど、器用でないし・・・」


 そこで、提案なんだ。

「えっ、何か、考えてるの?」

 子供は、社会の子として育てる、という話をしたの覚えてるかなあ。

「誰が、誰の子、ってしない、とか言ってたのは、微かに覚えているけど」

 前から、話題に上っている、まゆ♠ネズミさん(現在は、まゆ♦エアサイコロさん)や、イザベルさんだったら、麻友さんの子供なら、大事に育ててくれると思うんだ。

「保育園に預けるのと、何が違うの?」

 この社会に、子供を育てるということの、新しい型を提案しようというんだ。

 待機児童などという概念がある横で、自分から赤ちゃんを見てあげますという女の人や男の人が現れる、麻友さんという魅力ある女の人がいるというのは、現状に一石を投じることになるのではないか。

「私は、赤ちゃんの面倒をみないの?」

 そんなのは、いやでしょう。女の人にとって、生まれたばかりの赤ちゃんから引き離されるのは、耐えがたいことでしょう。

 そういうことを、言ってるんじゃないんだ。

 麻友さんが、

『疲れたな、誰かに助けて欲しいな』

というとき、助けてくれる人を、必要としてるんだ。

「そんな、都合のいいこと言えないわ」

 いや、言っていいんだよ。

 そういうことを、言えない社会だったから、今までの社会は、不自然だったんだ。

「太郎さん、世間知らずだものねー」

 まあ、こういう形で、子供を育てられるかも知れない、という可能性は、頭に置いといてよ。

「本当に、私の子供を育ててくれる、というほどのファンは、数えるほどもいないような気がするけど」

 2,3人いれば、十分じゃない。


「7番のとき言ってた、ベートーヴェン交響曲第8番が、大人な曲というのは、こういうことか」

 そうだったんだよ。

「本当に、太郎さんは、まだ、交際すらスタートしてないのに、ものすっごくつっこんだことまで、話題にしてくるわね」

 私、こういう重要なことを話す前に、結婚しちゃう人って、信じられないの。

「でも、子供をどうやって育てるか、なんて、普通、結婚後の話題よ」

 だから、『結婚は人生の墓場だ』なんて、言われるんだ。


 さあ、デートの最後にもうひとつ話題を提供しよう。

「何かしら?」

 少し前に、麻友さんが、

冷え性で、・・・』

と言ってたよね。

「ああ、あのときは、ありがと」

 あの時、確かに、お腹が痛くなったときの対処法は、話したんだけど、冷え性そのものを防ぐ方法があるのかも知れない。

「えっ、太郎さん、本当に、勉強家ねぇ」

 私には、この方法が、効果があるのかどうか、確かめようがないんだけど、こんな本があるんだ。


原田純(はらだ じゅん)『ちつのトリセツ』(径書房

ちつのトリセツ 劣化はとまる

ちつのトリセツ 劣化はとまる


「太郎さん、自分には、まったく関係ないのに、こんな本まで、読んでるの?」

 麻友さんに、関係あるからね。

 全部、信じていいのかどうか分からないけど、例えば、巻き爪が治ったなんていうのまで信じなくていいけど、ちょっと自分で簡単にできることなら、試してみてもいいかもしれない。

「化粧品にしても、こういう本にしても、どれを信じたらいいか、分からないわ」

 確かに、女の人は、疑心暗鬼になっちゃうよね。

「太郎さんは、なぜその本を読んだの?」

 朝日新聞で、紹介されてたんだ。

「時間があったら、見てみるわ。ポイントは、どこなの?」

 最初の『ヨニ・ピチュ』というオイル・マッサージが、気持ちよかったら、続けてみたら?

「分かった」


 デートのデザートは、この後なんだ。

「指揮者を紹介してくれるのかしら?」

 うん。

 ベートーヴェン交響曲第8番ヘ長調作品93の演奏では、昔から、フェリックス・ワインガルトナーという指揮者の演奏が有名だった。

フェリックス・ワインガルトナー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ほか (Weingartner : Beethoven Symphony No.3 'Eroica' & No.8)

ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ほか (Weingartner : Beethoven Symphony No.3 'Eroica' & No.8)

 これは、LPレコードのもう一つ前、SPレコードの時代の録音なんだけど、オーパス蔵(おーぱすくら)というレコードをCDに復刻することのオーソリティのような会社が、復刻させて、かなり聴ける音質にはなったが、やっぱり明るい8番を良い演奏で聴きたかったら、次の2つのどちらかの方が、良いと思う。


ハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ベートーヴェン:交響曲第7番/第8番

ベートーヴェン:交響曲第7番/第8番


ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団

ベートーヴェン : 交響曲第8番&第9番 「合唱」

ベートーヴェン : 交響曲第8番&第9番 「合唱」


イッセルシュテットワルター、どちらも太郎さんのお気に入りの指揮者ね」

 うん。

「太郎さんは、8番を、誰の演奏で、最初に聞いたの?」

 あの頃、エア・チェックもしていたから、もしかしたら、誰かのを聴いたかも知れないけど、最初に買った、8番のCDは、フルトヴェングラーだった。


ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ベートーヴェン:交響曲第7番&第8番

ベートーヴェン:交響曲第7番&第8番


「エア・チェックって、何?」

 直訳すると、『空気を調べる』だけど、空気中の電波、つまりラジオを、録音するってことを、気取って言う、言い方なんだ。

「太郎さんの聴いている指揮者は、フルトヴェングラーワルターイッセルシュテットカルロス・クライバーが、ものすごく多いわね」

 後、カラヤンバーンスタインで、半分近くになるんじゃないかな。

「でも、みんな死んでる人だわね」

 最近の指揮者で、カリスマ性のある指揮者が、ほとんどいないんだ。それに、音楽業界そのものが、縮小傾向があるように思えてならない。

「技術は、進んだのに、録音したい演奏が、なかなかないのね」

 でも、麻友さんのソロシングルとソロアルバムは、期待してるよ。

「ありがとう。なんとか、公約を果たさなきゃね」

 じゃ、握手会お疲れ様。

「おやすみ」

 おやすみ。

 現在2017年8月14日22時04分である。おしまい。