相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

問題18解答

 現在2023年12月26日21時06分である。(この投稿は、ほぼ1345文字)

麻友「出題したの、随分前よね」

若菜「そもそも、問題17を、完全に解いてありましたっけ?」

私「問題17も、問題18も、中途半端なんだ。今年中に片付けるから、今日は問題18をやろう」

結弦「問題は?」

私「これ」

麻友「あっ、そっか」

若菜「どうして、この問題を?」

私「うん。出題の背景を、知るというのも、重要だ」


私「本格的な物理学の問題の最初に、この逆二乗の法則を持って来たのは、ファインマン物理学を、意識してのものなんだ」

結弦「逆二乗の法則って?」

私「ファインマンは、ファインマン物理学を、第1章『躍るアトム』で始めた後、物理学と他の学問との関係など、色々書いた後、第7章『万有引力の理論』で、いよいよ物理学に総攻撃をかける。その冒頭で、


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 人類がその知恵によって帰納したことがらはたくさんあるが,この章で取り扱うのはその中で最も雄大なものの一つである.人類の知恵というのは実に大したものであるが,我々はときには立ち止まって,引力の法則のようにエレガントで単純な原理に,自然がかくも完全に,かくも普遍的に従うということを,畏敬の目をもってみなければならない.引力の法則とは何か? それは,宇宙にあるあらゆるものは他のあらゆるものに引力を及ぼしているというのであって,二つのものの間の引力の大きさは,おのおのの質量に比例し,その距離の自乗に反比例するというのである.数学的にいえば,このことは次の方程式によってあらわされる:

            {\displaystyle F=G \frac{mm'}{r^2}.}


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           (『ファインマン物理学』(岩波書店)第Ⅰ巻第7章冒頭より)

と、書いている」

結弦「分母に2乗だから、逆ニ乗の法則?」

私「そう」

若菜「でも、万有引力は、質量についての話ですよね。私達が解かなければならないのは、電気の問題じゃなかったですか?」

私「おっ、大学入って、習ってきたな。じゃあ、万有引力の法則とそっくりな、クーロンの法則というのも、習ったんじゃないかい?」

若菜「ありましたね。


{\displaystyle F=\frac{1}{4 \pi \varepsilon_0} \frac{qq'}{r^2}.}


というのでした。{q} や、{q’} は、電荷で、単位はクーロン」

私「そこまで知っていれば、模範解答をなぞって、答えられるね」

若菜「はい」


私「というわけで、解答を書いて欲しいのだが、もう22時28分で、眠い。続きは明日にしよう」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

麻友「おやすみ」

 現在2023年12月26日22時30分である。おしまい。