相対性理論を学びたい人のために

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問題17解答(その4)

 現在2023年10月6日21時06分である。(この投稿は、ほぼ2093文字)

 昨日、説明を付けずに、結果だけ書いたが、本当に渡辺麻友さんが、読んでくれていた場合、この問題は、当たり前ではなく、こういう問題の解き方を、知りたかったなと、残念だったかも知れない。どうせ、残り後11問だ。丁寧に、説明することにした。集合や、論理の問題は、次の様に解くんだ。問題は、

 問題#1

と、解き始める積もりだった。だが、脱線してしまったのだ。

 {\mathrm{(i)~(iv)}} は、解いたのだった。続きをやるとき、『最初から復習して・・・』というのは、やらないような、学習態度を、身に付けた方が良い。ただ実は、私の数学の背骨である、『数学基礎概説』を、大学3年生のとき読み始め、第3章で、沈没した話は、前にも書いた。安井邦夫『現代論理学』で武装して、改めて『数学基礎概説』に挑戦するとき、第3章から読むか、最初から読もうか、迷った。結果として私は、最初から全部書き写して、読んだ。今思うと無駄なようにも思えるが、あのときの私には、全文写しで、全部読むのが、必要だった。難しいところを、全部写してみる、というのは、今でも、実行していることである。この2020年代では、手で書き写すなどということに、意義を見出す人は、いないかも知れないが、何かが、分からなかったら、取り敢えず写してみる。それでも分からなかったら、誰かに質問してみる。それでも分からなかったら、その分野に明るい先生に聞いてみる。それでも分からなかったら、それは、未解決問題だ。その分野に明るい先生というのは、どう探すの? というのの答えは、

などを、見ると良い。ただしこの3冊の本は、2016年の本で、ちょっと古い。どうしても、これが未解決問題かどうか、知りたいというような人は、

や、

や、

や、

などの雑誌に、ときどき目を通しておいて、『この記事を書いている人が、自分の知りたいことに近いことを、研究しているようだ』と、気付いたら、あなたが学生なら、大学院はその先生の研究室を受けるとかして、ちょっとずつ問題に、近付いて行くのが良いだろう。あくまで、未解決問題だった場合だが。

 未解決問題かどうか知りたいだけなら、今の時代、メールでも、失礼にならない程度の誠実さで、きちんと質問すれば、お返事をもらえるものである(これ、私は、6回ほど、手紙を出し、1回お返事をいただいた。返事のなかった5回のうち、安井邦夫先生と、大芝猛先生へのものは、質問状でなく誤植リストだったので、返事はなくても、当然。それから、大江健三郎さんに、素晴らしい本のお礼を書いたもの、角野栄子(かどの えいこ)さんに、アドヴァイスを書いたもの、で4回なのだが、5回目は、実は、放送大学の笠原潔(かさはら きよし)先生に、「放送授業でかけられた『英雄』の演奏は、非常にテンポが速く、私は、今までに40通り以上『英雄』を、聴いてきましたが、あんなに速い演奏は、聴いたことがありません。どの指揮者の演奏だったのでしょう?それとも、ピッチを上げられていたのでしょうか?」と、質問したものに、返事がなかったのだが、これは、先生が亡くなられていたというオチが付く。

 そして、数学の質問をした1回は、もう亡くなられた、東京大学のあの齋藤正彦先生に、「『基数制限のない飽和モデル』というものが、作れたみたいだ」みたいに、メールして(先生は、メールをされてなかったので、今も現役の丹内利香さんに取り次いでもらったのだが、それは、齋藤正彦先生が、若い研究者に質問して、『今回は、駄目でしたが、がっかりしないで下さい』と、直筆でお返事をいただいた。相対論のブログを、『お手紙』とか、『丹内利香さん』とか、検索したら、そのときのことが、書いてある。6回のうち1回というと、少ないようだが、本当に数学として意味のある質問なら、返事は、返ってくる。それを、覚えておいて欲しい。質問するなら、徹底的に問題部分をブラッシュアップして、Yes なのか No なのか、はっきり分かるように質問するのが、親切だ。それが、誠実なメールというものだと思う。


 と、ここまで、脱線してしまった。もう23時19分で、寝なければならない。問題#1の残りを、解説するのは、次回とする。

 私としても、最新の研究をしている人を、見つけるにはどうすればいいか? みたいな、普段意識せずやっていることを、書いていて、新鮮だった。お休みなさい。

 現在2023年10月6日23時24分である。おしまい。