現在2024年12月31日18時35分である。(この投稿は、ほぼ3178文字)
麻友「大晦日になっちゃった」
結弦「デートしたくなかったの?」
若菜「デートは、したかったでしょう。でも、この曲について書くことがなくて、困っていたんでしょう」
私「そうなんだ。そもそも、ミュージカル『Mozart!』のドイツ語版の中で、ほんのちょっと使われていただけだった」
麻友「そもそも、太郎さんは、なぜこの曲を、知っていたの?」
私「池辺晋一郎と檀ふみが、N響アワーの司会をしていた頃、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番には、ベートーヴェンのカデンツァがあると、話していた」
結弦「カチャカチャ、お母さんが、小学生の頃だ」
麻友「じゃあ、知らなくて、当然ね」
私「大学で、色々あったが、気が狂い、中退してきた。大学時代の友達と、なんとか連絡を取ろうと、名簿を頼りに、実家に手紙を送った。藤居君が、電話してきたようだが、弟が受けていて、電話しようとしたら、母が、『そんな九州なんて、電話代が掛かるからだめ。手紙を、書きなさい』ということで、手紙を書いた。返事は、なかなか来なかった。後で聞くと、7年生の終わりで、卒業できるかどうかのギリギリだったそうだ」
結弦「皆、それぞれ、大変だったんだね」
若菜「それから、しばらく、藤居さんと、楽しんだのですよね」
私「マッカランの25年は、流石に高いので、マッカランの18年を買った日に、池袋で藤居君と会ったので、一緒に飲もうということになり、どこかの銀行のベンチで、そばのコンビニで買った、おつまみと共に、飲んでいたら、酔っ払いだと思われて、電気を消されてしまったり、何度もクラシックのコンサートに、行った。最初は、暮れに、第九かな。それから、モーツァルトづくしのコンサート。前橋さんのコンサートにも行った。モーツァルトづくしのコンサートのとき、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番と、モーツァルトのフルート協奏曲第1番・第2番を聴いて、あの頃だから、CD を、欲しいとなった。私のコレクションの、
などは、この後買った。ただ、ジャケットは、このものズバリでなく、演奏者が同じものを、表示している。内田光子と、ゴールウェイだったのは、確かだ。内田光子は初め、20番&21番を買って、その後全集を買った」
麻友「聴きたいわ」
私「よし」
私「12年動画が動いているから、なかなかリンクは切れないだろう」
結弦「内田光子(うちだ みつこ)さん?」
私「そうみたいだ。この人の20番の DVD が、売られていたんだ。だから、私が持っている CD の20番とは、違う演奏だと思う」
麻友「ミュージカルで使われていたのは、ほんの出だし十数秒ね」
私「私は、この曲好きで、短調だからなのかなあ、印象的で、出だしだけで分かった。ただ、小さい音で始まるから、ある程度音量を、大きくしておかないと、出だしを聴き落としてしまうかも、知れない」
麻友「これ目当てに、1万7千円くらいのブルーレイ買ったのに、入ってなかったから、怒って、デートしてくれなかったの?」
若菜「そういう、お父さんなら、初めから、1万円以上のブルーレイ買ったりしなかったでしょう」
結弦「それで、ベートーヴェンのカデンツァというのは、入っているの?」
私「この内田光子さんのカデンツァは、ベートーヴェンのカデンツァだ」
結弦「どうして、分かるの?」
私「今、聴いていたからだ」
若菜「お父さんが、20番と21番を、まず聴いて、その後、全集を買った演奏も、ベートーヴェンのカデンツァだったのでしょう。だから、お父さんには、馴染みのフレーズだったのですよね」
私「うん」
麻友「ただ、ベートーヴェンって、言うから、大きな音が出るのかと思ったけど、割合静かなカデンツァだったわね」
私「私も、そう思った。ベートーヴェンの静かな曲って、結構良いのある」
若菜「例えば?」
私「ピアノソナタ第28番とか、ヴァイオリンソナタ第10番とか、デートしたのでは、交響曲第6番『田園』とか」
若菜「わ~、過去のデートを振り返って」
麻友「ベートーヴェンは、底なし沼ね。ところで、藤居さんと、オペラを観に行ったりは、しなかったの?」
私「いきなりオペラを観に行くのは、高いから、DVD で、観ようということになった。DVD も、最初8千円とかで、手が出なかったんだけど、5千円くらいに値が下がって、藤居君が、『魔笛』を観たがったので、
を観た記憶がある。それから、私が、『ドン・ジョヴァンニ』を、観たかったので、
を、観た。これ、フルトヴェングラー指揮なんだよ」
結弦「その価値は、僕達は、分かるようになってる」
麻友「太郎さん。今までに見た、オペラ、紹介してよ」
私「さっきの2つの他に、
は、分かるだろうけど、こんなのも、観た。
フランス語版
イタリア語版
麻友「拘るわねぇ」
私「なぜ、このオペラに拘ったのかは、放送大学の授業が、関係した。
27182818284590452.hatenablog.com
19年前のクリスマスプレゼントだったのだ」
麻友「そうすると、『椿姫』も観たのね」
私「うん」
麻友「太郎さん。でも、考えて。交響曲にしても、ソナタにしても、たくさんの演奏が、CD や、DVD になってる。でも、オペラとかって、数えるほどしかない。お金がかかり過ぎているのかしら?」
私「それも、あるだろうけど、オペラとかのお芝居の場合、画面の前で、みていなければならない。それなりに、時間のある人でないと、楽しめない。だから、売れないんだろうね」
若菜「お父さんが、オペラも、結構観ていることが、分かりました」
私「本当は、楽劇
も、1回は、観たんだ。後、昔、ベートーヴェンの『フィデリオ』もね」
結弦「そろそろ、紅白歌合戦も、色々やってるんじゃない?」
私「じゃあ、このデートは、これで終わりにするか」
麻友「太郎さん。ありがとう。これで、来年4月には、知り合って10年ね。不思議なおじさんだったわ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
麻友「おやすみ」
私「おやすみ」
現在2024年12月31日23時00分である。おしまい。