現在2020年12月12日19時36分である。(この投稿は、ほぼ2306文字)
麻友「目標は、 を、証明することだったわね」
私「そこで、 と、置いた」
麻友「 を、証明するのよね」
私「若菜が、『両側から、挟めばいいんですよね』と言った」
若菜「お父さん、これもっと要領のいい方法が、あるのでしょう?」
私「なぜ知っている?」
若菜「お父さんが、2004年頃、眠い目をこすりながら、震える手で書き続けた、『数学基礎概説』のノートの19冊目を、開いてみたからです。お父さん、
2004.5.7 23:29「
[定理 9.32]
(1)
(2)
(3)
[証明]
読者注)
これは、解析入門Ⅰにあるように、オイラーの公式を用いた方がはるかに楽なので、解析入門Ⅰを読むまでおあずけとする.
注終)
と、書いてる」
結弦「オイラーの公式って、これ?」
麻友「えっ、これを使うとすると、 を、
で、置き換えて、
で、 と、
の性質を使って、
となって、最初の式と掛け算して、
と、計算できちゃった。何がパンドラの箱よ」
私「2004年5月8日1時24分まで、定理9.32から、定理9.34の系までを、証明を放っておいて、進み、眠った。だが、2004年5月15日、実質的にこの本を読み終わる日が来る。5月15日の8時10分から、この本の最後の5つの定理、定理9.36から定理9.40までを、証明しながら読んだ後、『数学基礎概説19』のノート1125ページで、
『全文を写すという志を貫くため、定理9.32,定理9.33,定理9.34の証明をここに写しておくことにする』
と書いて、証明を、書き写している。相当難しい証明でも、きちんと論理を端折らずに書いてある証明なら、書き写すと、理解できるものだ。だから、そのもの凄い証明を、若菜に見せてあげようと思ったのだが、オイラーの公式を、持ち出されたら、かなわないな。どういうことを、やりたかったかだけ、書いておこう。
というようにして、 を、証明するんだったんだ」
若菜「なるほど。大変そうですね」
結弦「僕が、オイラーの公式、覚えていたから、証明できたんだよ」
麻友「何にしても、点 は、円
上の点ね。問題解決」
私「じゃあ、今日は、ここまでにしよう。多分、明日、マチンの級数を証明して、 の近似値の計算は、大団円を、迎えることとなる。そして、実はこんな大変な証明をしていても、ひとつひとつの証明のステップでは、前から言っている、13個の推論のパターンしか使っていないことを、振り返って見ようというわけである。それが、数学を、違う論理で、進めていっても、ほとんど同じ結果が得られてきて、ほんの一部、異なり、その違いから、『数学って、数学から1度出てみると、こうなっているのか』と、数学を悟った気持ちになる。というこの連載の、完結に導かれるのだ」
若菜「数Ⅲ方式ガロアの理論の『数学は、ひとつ』ですね」
私「おー、分かってる~。今日は、ここまで。おやすみ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
麻友「おやすみ」
現在2020年12月12日23時21分である。おしまい。