相対性理論を学びたい人のために

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中島みゆきの絵本が届いた

 現在2006年11月21日21時38分です。

 2006年11月13日に、中島みゆきの絵本を注文したことを書いた。

 数日前、やっとその本が届いた。CDも届いた。

 まずびっくりしたこと。それは、「私の声が聞こえますか」というアルバムに入っている「時代」は、SINGLESという3枚組のCDに入っていた「時代」とは別物だったということ。

 これでは私は本当に中島みゆきのファン失格ということになってしまう。やっとファーストアルバムを手に入れたので、中島みゆきのファンとして認めてもらえるようになったと言えるだろう。

 絵本は、最初この新しいアルバムを聴きながら開いた。

 私は曲や歌を聴くとき、メロディーの美しさに浸る方なので、それから映像をイメージするということはない。だから、今まで「時代」の映像的イメージはなかった。強いてあげれば、彼女がグランプリを取ったときのギターを弾きながら歌っていた、あのテレヴィ映像が浮かぶくらいだった。

 今回、味戸ケイコという人の絵を見て、初めは「淡白すぎるな」、と思った。「時代」は絢爛豪華な歌であるというイメージがあったので、色鉛筆で描いたような、あっさりとした絵は、ちょっと拍子抜けだった。

 次の日、今度は、CDを何もかけずに、絵本を開いた。音のない「時代」は、新鮮だった。自分が音読する声だけで、絵本がめくられていった。

 この絵はこの文章に雄弁さをもたらしていると思った。

 決して淡白ではなかった。一つ一つの絵が、何かを訴えていた。中島みゆきが伝えたかった、いつも明日がある、というメッセージを伝えようとするかのようだった。時はすべてを思い出にしてくれる、と言ってもいた。

 私はこの絵本が気に入った。

 その次の日。今度はベストアルバム「大吟醸」に入っている「時代」をかけながら絵本を開いた。

 いつもの絢爛豪華な「時代」の中で、この本は私の宝物になった。

 今週末、私が中島みゆきを好きになる原因を作った母が、62歳の誕生日を迎える。私はこの絵本と、「時代-Time goes around-」というアルバムをプレゼントすることにした。

 母はどんな読み方をするだろうか。どんな聴き方をするだろうか。

 この投稿はここまで。

 現在2006年11月21日22時03分です。おしまい。