現在2007年10月19日3時05分です。
10月の3日に中島みゆきが、新しいアルバムを発売していた。今年「世界ウルルン滞在記~ルネサンス~」というテレヴィ番組で使われていた、「一期一会」と「昔から雨が降ってくる」という歌を含む、11曲が入ったアルバムだ。
中島みゆきのファンではあるが、前橋汀子や諏訪内晶子が、アルバムを出したというのであれば、発売日に買うが、中島みゆきの場合、そこまではしない。
でも、ずっと欲しかった。一昨日、お給料日まで、食いつなげられることがはっきりしたので、銀行から、お金をおろし、横浜のHMVで、やっと買ってきた。
一昨日は、仕事をしたので、仕事中ずっと楽しみだった。
こういう大げさなジャケットのアルバムだったのだが、この、「I Love You, 答えてくれ」というのは、最後に入っている曲の題名なのだった。
家に帰って、クラシック音楽を聴く時は、アンプのヴォリュームを-40dBにして聴くが、中島みゆきは、音量が大きいので、-50dBにしないと近所迷惑になるので、音量を下げて、かけた。
最初の曲、「本日、未熟者」は、ジャケットに違わない、気合いの入った歌だった。
1時間位かけて、最後まで聴いてみて、私が中島みゆきで一番好きな「歌姫」を越えるものはないような気がした。
6曲目の「Nobody Is Right」という歌をアンコールした。これが一番印象に残ったからだった。
第一印象としては、「ヘッドライト・テールライト」や「ホームにて」のような静かな曲は少ないように思えた。短篇集で言えば、「地上の星」や「過ぎゆく夏」のような、音量の大きい気合いの入りまくった、歌が多いように思えた。その中で、「Nobody Is Right」は、さだまさしの「関白宣言」みたいなところもあり、なんとなく光っていたのだ。
モーツァルトの曲は、どれを聴いても、モーツァルトらしさがあり、曲想が全然違っていてもモーツァルトだと分かるように、中島みゆきの歌も、中島みゆきらしさというのがあるのだが、しかし、やっぱり新しい歌には、何か進歩がある。
この進歩があるから、中島みゆきは、シンガー・ソング・ライターとして、不動の地位を確保しているのだろう。
一晩寝て、昨日になってから、もう1回最初から聴き直してみた。第一印象と違って、気合いの入りまくった歌ばかりでなく、静かな歌もあるのに気付いた。
そして、やっぱり、「Nobody Is Right」が、一番気に入った。
まだ、2日しか経っていないので、これから聴いていくうちに、好みも変わるかも知れないが、このアルバムには、ハズレの歌はないようだ。だから、結構頻繁に聴くアルバムになりそうだ。楽しみである。
今日はここまで。
現在2007年10月19日4時05分です。おしまい。