現在2015年8月12日22時28分である。
前回、あまり宇宙の話ができなかったので、今日は、きちんと、書くことにする。
ところで、今日、まゆゆが、
エリーザベッエリーザベッッ
と、ツイートしてきた。謎かけかも知れないので、一応、グーグルに、
「エリーザベッ」
と入れて、検索してみた。当たり前に、宝塚などもヒットするが、その中に、
「エリーザベト(えりーざべと)とは【ピクシブ百科事典】」
というのが、見つかった。タッチしてみると、
pixiv
という画像共有サイトが、見つかった。写真でなく絵を共有するらしい。
ツイッターアカウントで、無料入会して、ものは試しと、
「渡辺麻友」
と、検索したら、まゆゆのページがヒットした。
本人が、プロフィールを書いているのかなぁ、と思って読んでいったのだが、
グループ内で日笠の持ちギャグである『てへぺろ(・ω<)』を浸透させた張本人である。
と、本人しか分からないことを書いているし、さらに、
めざましテレビに単独出演した際に宝塚歌劇団に憧れていたことも明かされている。
と、受動態になっているので、まゆゆ自身が書いたのかも知れないなと思った。
一番嬉しかったのは、私とまゆゆが、むかーしからつながっていたことが、分かったこと。
もしドラの登場人物、北条文乃のモデルとなった人物である。
という一文。
まゆゆ、
「エリーザベッエリーザベッッ」
の効果あったよ。
実は、5年前(2010年秋)、私、アニメの「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)」を、全部、見たんだ。
とても、面白かった。
最後の大逆転は、胸がスカッとした。
そして、ちゃんと、
「え、あ、はい」
覚えていたよ。
あの後輩マネージャーが、まゆゆを、モデルにしてた、なんて、嬉しくて、天にも昇りたい気分。
まゆゆとは、ちゃんと結ばれる運命だったんだね。
それが分かって、天に昇れるので、宇宙へ視線を向けよう。
7月30日。6時38分に起きた私は、朝食後、借りてきた中の3番目の「はやぶさ」の映画を、8時15分から見始めた。
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私が感動した竹内結子主演の映画に比べて、涙々とはならなかったが、結構良かった。
印象に残った言葉を書いてみよう。
1回目のタッチダウンに失敗して、危険を冒して2回目を試みるのはやめた方がいい、と言われて、渡辺謙(わたなべ けん)演じる山口さん(前の映画での川渕さんに相当する)の、
「どんな批判にも耐えられます。でも…リスクから逃げた。私は一生後悔します。」
という2回目を決断するリーダーの言葉。
もう一つは、はやぶさに積まれる機器の試作品を作っている地球の小さな工場の社長と、はやぶさの記事を書いている新聞記者の娘の対話。
「銭金の問題じゃねえんだよ。」
「お金ないくせに。いつも、くだらない意地張ってるから、親会社ともうまくいかなくなって、干されて…あげくにお酒に溺れて…」
「下向いて原稿書いてるばっかりじゃ、なんにもみえねえぞ。たまには上向いてみろ。人間にゃ割りきれねえことが、いっぱいあるんだよ。」
というやりとり。
こちらの方が、宇宙の壮大さやワクワクさせる部分が少ない代わりに、人間関係のいやらしい部分が多めに描かれている。
私の見た順番は、間違っていなかったな、と思った。
2番目の「はやぶさ」は、7月27日に見てあった。
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これは、コンピューターグラフィックスだけの映画であり、人は登場しない。
長さも45分くらいで、映画というよりドキュメンタリー番組みたいだった。
これの良さは、タッチダウンの場面が、結構うまく描けていたことだった。
さて、借りてきてあった3本目の「はやぶさ」映画を見終わった私は、おそばで昼食を済ますと、12時45分に家を出た。
そうである。上野の国立科学博物館へ向かったのだ。
13時30分に上野に着いた。
精神障害者手帳で、無料になるので、交通費だけ気にしていれば良い。
科学博物館に入って、目指す2階へ。
はやぶさの原寸大の模型が見えた。やった、あそこだ。
その模型の写真が、最初に載せたもの。
さて、お目当ては、はやぶさがイトカワから持ち帰った微粒子の実物。
ここで、まゆゆは、不思議な気持ちになるだろう。
「あんなに苦労して持ち帰った微粒子なのに、研究に使いもしないで、こんなところに飾っておいていいの?」
と、疑問に思ったのではないだろうか。
大丈夫なのである。
はやぶさは、1,500個もの微粒子を持ち帰ったのだ。
だから、1個くらいここに置いておいても、良いのである。
NASAにも、電波望遠鏡で信号を送ったり受け取ったりのお世話になったので、何百個か渡しただろうし、ヨーロッパ各国にも渡したし、自分達の研究に使っているものも、他にたくさんあるのだ。
私は、ここにある1個を、顕微鏡で見ることになった。
だが、平日なのに夏休みなので、子供が多いのである。
そして、子供がいるということは、親もいるわけで、顕微鏡の前が無人になる時間がない。
私は、こういうとき、並んで見ようとはしない。
なぜなら、並ぶということは、後ろにも人がいるわけで、誰かを待たせて、観察するということは、私の主義に反する。
次の世代の子供達の貴重な機会を奪ってまで、私が研究したのでは、自然科学の良心の名が泣くではないか。
私は、他の展示物を見ながら、1時間ほど待っていた。
そしてやっと人がいなくなったので、接眼レンズの前へ滑り込んで、観察し始めた。
この写真は、イトカワの微粒子を顕微鏡に付属のテレヴィカメラで写し、ディスプレイに表示させたもの。
それを、私の携帯のカメラで写真に撮ったものである。
実際に、顕微鏡を覗くと、もっと赤銅色(しゃくどういろ)で、でこぼこして、角がとがった岩石のように見える。
こんなことを、事細かに書けるのは、ゆっくり見てきたからだ。
ところで、まゆゆは、
「それって、本当にイトカワのものなの? オーストラリアの砂漠の砂の可能性はないの?」
と、誰でもが持つ疑問にとらわれているだろう。
本当は、元素の分析(つまり、水が何%で、炭素が何%で、鉄が何%で、・・・という分析)をして、本当に地球上の鉱物でない、ということが確かめられたのだけど、そんなことしなくても、分かるんだ。
さっきも、
「角がとがった岩石」
って言ったでしょう。
この、「角がとがっている」という時点で、すでに地球上のものじゃないんだ。少なくとも、オーストラリアの砂漠のものじゃない。
地球上の砂なら大気があるから風で動いて、こすれ合って摩耗して角が落ちてるはずなんだ。
イトカワには、重力が小さいから大気がない。
したがって、風がなくて、微粒子同士がこすれ合っていないから、イトカワの微粒子は、角がとがっているはず。
そして、この微粒子は、角がとがっているから、おそらくイトカワのものだろうと推測できる。
どう? まゆゆ、納得した?
こうやって、堂々と書けるのは、やっぱり本物を見てきたからなんだろうね。
ただ、もし、まゆゆが、優れた科学者を目指すのなら、この説明で、納得仕切っちゃダメだ。
「もしかして、その微粒子、地球上で人工的に作られたという可能性ない?」
というところまで、疑わなければ。
こういう風に、常に、保留を付け続ける姿勢を、どこまでも貫かなければならないよ。
一応、説明の写真も入れておく。
これで、はやぶさにまつわる話は、終わりだと思うでしょう。
実は、この日、科学博物館に行ったお陰で、素晴らしい知識を身につけたのだ。
それはなにかというと、観測結果を基にして宇宙の年齢を求める方法なんだ。
(その4)は、その話を書くつもりだったのだけど、今日は、もう疲れたね。
それに、宇宙の年齢は、別な題名で書いた方が良さそうだ。
まゆゆに、積分(せきぶん)という紀元前から既に概念はあったけど、1666年にニュートンが数学的にきちんと定義するまで、危なっかしいものだった難しいものを説明しながら、宇宙に真っ向から取り組もう。
それでは、今日は、ここまで。
現在2015年8月13日3時44分である。おしまい。