現在2020年11月26日22時20分である。(この投稿は、ほぼ3616文字)
麻友「疲れているみたいよ」
私「昨日の『数学を悟ってみて(その4)』という投稿で、
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私「これが、『 導入-仮定除去』(ならば、どうにゅう、かてい、じょきょ)という推論で、なぜ、 の中に、すでに、 を仮定するという意味が入っているので、仮定から落として良いのか、私は大学2回生のとき、なかなかなじめなかった」
麻友「私も、疑問だわ。どうして、そうしていいの?」
私「 を導くのには、 が、必要だけど、 を、導くのには、 は、必要ないということなんだよね。これは、これだけ考えていても、多分分からない。数学の命題を、もっと証明してみて、・・・」
若菜「数学の命題って?」
私「例えば、 でも、『正三角形なら、二等辺三角形』でも、色々あるでしょ。それを、証明しているうちに、『これは、最後の結論のための仮定として、残しておく必要ないな』と、分かるようになる」
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(『数学を悟ってみて(その4)』より)
というやり取りがあったね」
麻友「覚えてる。何か気持ち悪かったわね」
私「証明しているうちに、分かるようになる。などと、突き放したけど、むしろ、こういうことこそ、麻友さん達が、欲しているのだと、考えを変えた」
若菜「お母さんのためなら、どこまでも、優しい」
麻友「茶化してないで、聞きましょ」
私「今回、次の2つの命題を、考える。
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意味は、分かるね。円周率を、計算するとき、どこまで精密に決定できているか、2つの場合を、比較しようというのだ」
結弦「でも、 の、 を確認する方法を持っていたら、 の、 を確認する方法を持っているのは、当然の成り行きじゃない? 少なくとも、お父さんが、ドラえもんのブログの『1から始める数学(その14)』で、やったように、不等号の使い方を、間違えて覚えてなければ」
若菜「そうですね。 と、 なのですから、 で、 は、確認できますね」
私「そこで、ここに、問題が、隠れていたんだ。小学生でも、不等号は、習っている。思い出して欲しい。 と言うのを見せて、もしこれが正しいことが、確かだったら、 は、正しいかな? と小学生に聞いたら、ほとんどの児童は、直ちに『正しい』と、答えるのではないか?」
麻友「そんな問題、小学生に解けるのかしら?」
私「私が、議論したいのは、『正しい』と答える小学生は、本当に、 が、正しいということを、知っているのかということなんだ」
結弦「そうか。不等号の定義だけで、問題、解いちゃってるのか」
若菜「そうだとすると、 って、難しいことが、分かってなくても、結構、証明、いや、確認できちゃうんだ」
私「それが、今日話したかったことだよ」
麻友「太郎さん自身は、いつ頃、 が、小数点以下、2桁目まで、 だと、確認したの?」
私「実は、この矢印の話や、 の話を、去年(2019年)の、『数学で、心を病んだら、この大樹に泊まれ(その2)』という投稿で、既に書いている。今、気付いた。
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2019年10月30日21時18分の麻友さんへのツイート
渡辺麻友様。言い忘れていましたが、今日、通院でした。
先生「『麻友』ノートは?」
私「少し進みました」
先生「見せてもらって、いいですか?」
パラパラ
先生「アハハ、
小数点以下2桁目は絶対動かない。
3.14
は確定。
ですか」
私「円周率が3.14だと確かめたんです」
と、いうように、円周率の小数点以下が、3.14であって、3.13や3.15ではない、ということすら、実際には確かめてなかったんだ。こういうことを、確かめることが、具体的に数学をやるということだ」
結弦「でも、それはちょっと、レヴェルが高すぎだ」
私「だけど、数学で心を病むなんていう人は、ある程度レヴェルの高い人だ。どんどん、挑戦すべきだ」
若菜「『ウソをつかない数学』で、最初に手にする剣に書いてある、パイの値、50桁を、完全に手計算で確かめるには、どれくらい時間かかりますかね?」
私「それは、マジにやっちゃ駄目。1596年オランダの数学者ルドルフが、内接正 角形の辺の長さを使って、やっと20桁まで求められたというくらいだから」
結弦「お父さんが、3.14までは、確かだ。と、計算したノートも、本当は小数点以下9桁目まで、計算してるんだものな」
麻友「だから、あの剣は、本当にとんでもない状況で、使うことを、想定しているのよね」
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(『数学で、心を病んだら、この大樹に泊まれ(その2)』より)
私「若年アルツハイマー病なのかな? 麻友さんとおしゃべりする前に、認知症になるなんて、嫌だな。とにかく、私でも、47歳になるまで、3.14を確かめていなかったんだから、 を確認してなくても、 を、確認することができることは、分かるよね」
麻友「ここまで、具体例で、かみ砕いてくれれば、分かったような気になる」
結弦「それで、円周率を小数点以下9桁まで、どうやって、求めたの?」
私「前に話した、マチンの級数というのを使った。これだよ」
若菜「覚えてます。とんでもないものが、あるんだなあと、感心したものでした」
麻友「これで、『』 というものの表す内容の、具体例を見せてもらった。『』 は、 を確認する方法が与えられたときに、その方法をもとにして、 を確認する方法を作る方法を持っている』という定義になっているというのが、かなり納得できたわ。それに、仮定除去という気持ち悪いものが、具体例でやってみたら、分かったわ。 が、正しいことを確認できていなくても、 は、証明或いは、確認できてしまう。というわけね」
私「良かった。今日は、気合い入りまくって、薬飲んだのに、1時56分まで、書いてしまった。もう寝るよ」
麻友「おやすみ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
私「おやすみ」
現在2020年11月27日1時58分である。おしまい。