現在2008年12月12日1時25分である。
12月3日の投稿に書いた通り、12月9日に、フェラーリの親友とただ一人の女性の親友が、私の誕生会を開いてくれた。
その誕生会では、美味しいものも食べたし、2人に会えて、私としては、満足だったのだが、女性の親友の方が、つまらないことにこだわって、27年も前のクラスメイトのことなんかに傷ついたりしていたので、なんだか、別れ際は妙な感じになってしまった。
もちろん、私としては、気分を一新させようとして、彼女の以前からの宿題である、「中島みゆきで、一番好きな歌はなあに?」と、闘いたのだが、彼女は、即答できなかった。
そんなわけで、私としても、気分が悪くて、来年の彼らの誕生日が来ても、集まるべきかどうか悩むな、なんて思っていた。
だが、彼らが、私のために用意してくれた、プレゼントは、素晴らしいものだった。
今晩、天気が良かったので、家の前に、天体望遠鏡を持ち出し、信号機を使って、ファインダーを合わせた後、まず、オリオン座大屋雲に望遠鏡を向けた。
土星は、今の時期0時を過ぎないと地平線の下なので、それは諦めて、次に月に向けた。
新しい接眼レンズは、覗くところが大きいので、明'るい月ならば、携帯で写真が撮れるのではないかと思い、かなり苦労しながら、色々やってみて、次のような写真が撮れた。
クリックすれぱ、拡大できる。 ==== 月を天体望遠鏡で見たことのある人なら知っているだろうが、一番面白いのは、月の欠けているところの境界である。この写真では、右半分が、それに当たっている。
それにしても、昔なら、天体の写真にしても、カメラ屋さんに持っていって、現像してもらうまで、見られなかったのに、携帯のデジカメでも、こんな風に、その晩に、ブログにアップできるのだから、技術の進歩というものは、ものすごい。
あの接眼レンズにしても、昔なら外国製のものすごく高いものを買わないと、覗くところが大きいものなんて手に入らなかったのに、今では、お誕生日プレゼントにしてもらえるくらいの値段で、素晴らしいものが、手にはいる。
この月の写真のことは、2人には、携帯でアップしたニとを伝えておこう。
私にとって、やっばり、宇宙に関することをやっているときが、一番楽しい。私にとっての数学は、宇宙の神秘と結びついでいるから、楽しいのである。
数学というものは、例え、私達と物理法則の違う宇宙人が作っても、同じものになる。そういう普遍性を備えたものだ。数学で証明されたことは、絶対に正しい。
このことの真の意味が分かっているものにとって、数学というものの中に、宇宙を見ることが出来る。
だがそういう私でも、やっばり、本物の宇宙に触れているときが、一番楽しいのだ。宇宙に触れているとき、それが、数学なのか、物理なのか、天文学なのか、なんて、どうでも良くなる。
そのうち、土星が出てきたら、また、望遠鏡を向けてみよう。
さすがに、土星の写真は撮れないだろうが・・・
私の親友達よ。私にこの幸せをくれて、どうもありがとう。
現在2008年12月12日1時58分である。おしまい。
2011年7月24日20時38分復活させた。