相対性理論を学びたい人のために

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10月1日から郵政民営化

 現在2007年9月29日20時41分です。

 先日から読んでいる、米原万里著「打ちのめされるようなすごい本」に、明後日から民営化される郵便局の話があった。

 もちろんこれが書かれたのは2001年だから、まだ小泉元首相が、総理大臣になる前の段階での話である。

 1995年1月17日早朝に、阪神・淡路大震災は起こった。この時、宅急便などの民間の3社は、当日から、引き受けを停止した。

 しかし、郵便局は、業務を続けたという。

 梅原光彦著「赤いポスト白書 阪神・淡路大震災」(白川書院新社刊)という、今は絶版になっている本の記載が取り上げられている。

 郵便の配達だけでなく、郵便貯金や簡易保険についても、通帳、証書、印鑑などがなくとも、本人確認のみで支払いを行う、という超法規的処置に、地震当日に踏み切った。とある。

 そして、その後の正式チェックでも、間違いは1件もなかったそうだ。

 あの地震から12年、米原万里さんの記述から6年経って、郵便局は、本当に民営化されることになった。

 今度、大災害があった時、郵便局は、どんな処置をとるのだろう。

 緊急地震速報のシステムなどが導入され、地震そのものによる被害は、ある程度少なくなるかも知れない。だが、建物や交通網の被害はやはり大きなものになるだろう。

 そうした時、郵便局が、民営化されていたために、以前のようなサービスが行えなかったとしたら、何のための改革だったのだろうと、疑問も生まれるだろう。

 タイムリーにこの書評を読んだので、ここに私なりの疑問を書いてみた。郵便局が、今以上のサービスをしてくれることを祈りたい。

 現在2007年9月29日21時09分です。おしまい。