現在2006年11月27日1時01分です。
昨日、長いこと探していた、La Voce という会社のバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ全曲のCDが手に入った。
2006年5月29日と、2005年5月31日に、既にバッハのこの曲には触れた。その頃から私はずっとこのCDを探していた。
ジョルジュ・エネスコというヴァイオリニストのバッハだった。先週の水曜日(2006年11月22日)にインターネットで、YAHOO JAPAN! に、Ton rede と入力して検索したら、Ton Rede盤入手記というようなものがヒットし、そのお陰で、ラ・ヴォーチェ京都というところを検索すればよいことが分かったのだ。初めて私のFAXが本当の意味で役に立ってくれた。
もちろんお金はかかった。CD自体が4730円であり、送料が、880円で、代引きにしたので更に340円かかった。合計5950円。Amazonで売られていれば、1500円以上なら送料は無料になるはずなのに、そんなことにもならなかった。
とにかく聴いてみたかった。その一語に尽きる。
聴いてみてどうだったか。
良かった。だけでは不足だろう。だが、それ以外には言葉が見つからない。音質では、前橋さんのものにかなうわけがない。そんなことは分かっていた。だが、中野 雄(なかの たけし)さんが、「こと気品という一点において、このアルバムを凌駕するレコードを知らない」と言っているのはどんなものか一度は聴いてみたかった。
今はまだ、私の中では、前橋汀子さんのCDを上まわるバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ全曲の演奏は存在しない。恐らく、私はよっぽどとんでもないCDに出会わない限り、この考えを変えないだろう。
来年の2月12日には、前橋汀子さんの生の演奏を聴きに行くことになっている。前回京都で聴いたときよりも前橋さんはかなり年取っただろうな。でもきっと私を満足させてくれるだろう。
今日はここまで。
現在2006年11月27日1時43分です。おしまい。