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相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。

悔しいね

渡辺麻友

 現在2016年6月19日1時04分である。

 悔しいね。かっこつけなくていいよ。私の前では、思いっきり泣いていい。

「太郎さん。」

 ツイートだけで、終わらせようかとも思ったけど、麻友さんが、全部の仕事終わって、帰ってきたとき、私の投稿があったら、やっぱり嬉しいだろうな、と思って、これを書いている。

「もう、バタンキューしたい、ところなの。」

 分かってる。長くは書かない。

 麻友さんだって、すごく頑張ったよ。

 指原さんが、24万3011票で、麻友さんが、17万5613票だから、その差は6万7398票だ。

 大差をつけられているように、思うかも知れないけど、3位の松井珠理奈さんは、11万2341票だから、麻友さんは、3位に同じように、6万3272票もの差をつけているんだ。

 今回の選挙は、麻友さんと指原さんのためだけにあったようなものだ。負けて悔しいだろうけど、自分に投票してくれた人が、どれほど多いかも、改めて認識してね。


 そうは、言っても、悔しさは、どうしようもないだろう。

「うーん。私やっぱり負けず嫌いなの。」

「いつもの太郎さんの言葉の魔術で、なんとかできない?」

 じゃあ、ニールス・ボーアの話をしてあげよう。

「ボーア?」

 この前、ドラえもんのブログで、物理学者で1番は、アルバート・アインシュタイン、2番目は、ニールス・ボーアだろうと話したあのボーア。

「物理学の2位の人ね。どんな、人なの?」

 文化の中心であったドイツで生まれたアインシュタインと違い、ボーアは、デンマークで生まれた。

 1921年にノーベル賞をもらったアインシュタインに続き、1922年にボーアもノーベル賞をもらっている。

 受賞理由は、

原子構造と原子からの輻射に関する研究

と、なっている。

「あっ、この前やった『原子』ね。」

 そう。原子の仕組みを最初に調べ始めた人の1人なんだ。

「『輻射』って、なんて読むの?」

 ああ、『輻射(ふくしゃ)』と読んで、電波のことなんだ。

「ああ、電波。だったらなぜ、『原子からの電波』って、言わないの?」

 これはねぇ。物理学にも、文学みたいなところがあって、この文脈では、『輻射』と言った方が、連想されるものが適切だ、というようなことがあるんだ。

「物理学が、文学なんて。」

 確かに、ボーアの研究成果は、原子に関するものなんだけど、ボーアの業績は、後に、コペンハーゲン学派と呼ばれることになる、一群の若い物理学者達の先生として、活躍したことにも、表れているんだ。

コペンハーゲンって、デンマークの首都よね。」

 いつもの優等生ぶり、健在。

「先生としても、優秀だったわけ?」

 優秀どころか、『超』のつく優秀な先生だった。

 実は、ボーアの弟子には、麻友さんに、もう既に、話したかも知れない、パウリやハイゼンベルグも、含まれている。

 それだけではない。『私の憧れの人』という投稿にある、私があんな風になりたいと思っている物理学者ランダウも、含まれているのだ。

 ランダウも、優秀な先生になったのだが、ランダウの唯一の泣き所は、ランダウの弟子からは、出藍の誉れが生まれなかったことだ。

 そのことに関して、この本に記述がある。

力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

 ボーアが、どう素晴らしい先生だったかを示すエピソードだから、引用しよう。



 形式ばらず遠慮のないファインマンは,学生たちにたいしての仮借のなさをふくめ,多くの点において,ロシアの物理学者レフ・ダヴィドヴィチ・ランダウと通じるところがある.そのことは1961年にニールス・ボーアソヴィエト連邦を訪れたときに示された.どのようにして理論物理学の有名な第一級の学派を創りあげるのに成功したのかと問われたボーアは「おそらく,私が馬鹿であることを私の学生たちに覚られるのを私が決して恥じなかったからでしょう」と答えた.このボーアの返答はE.M.リフシッツによってロシア語に通訳されたが,リフシッツはそれを「おそらく,私の学生たちにたいして彼らが馬鹿であることを指摘するのを私が決して恥じなかったからでしょう」と訳したのである.笑いが起こったのでリフシッツは誤りを悟り,謝罪して訂正したが,その場に居合わせたカピーツァは,その誤訳は偶然のことじゃ決してないと言って,さらに「まさにその点にボーアとランダウの学派の違いがあるのさ」と続けたのである.



 物理学者の名前が、何人も出てくるので、分かりづらいかも知れないけど、賢い麻友さんなら、この文章の意味が分かるだろう。

「太郎さんは、物理学のことしか頭にないと思ってたけど、物理学の世界だけでも、こんなに面白い話があるのね。」

 3回も、1位になって、色んな事やってる指原さんを目指そうなんていう後輩は、いないよ。でも、

『麻友さんのようになりたい。』

という後輩は、後を絶たないだろう。

「ありがとう。きっと良く眠れるわ。」

 おやすみ。

「おやすみ。」

 現在2016年6月19日2時40分である。おしまい。