現在2018年12月2日21時05分である。
麻友さん、私の誕生日を、祝いには、来てくれなかったね。
「いきなり、デートしたその日に、男の人の家に行くなんていう、無茶な提案をしてくる、太郎さんの言うとおりには、できなかったの」
うん。考えてみれば、知り合って、3年8カ月と言っても、言葉を交わしたことも、ないのだものね。無理な提案だった。
「前にも、言ったけど、女の人には、どうしても、生理的に合わない人がいるの。もし、太郎さんとデートして、この人とは、合わない、となっても、太郎さんは、家へ連れて行く気になっちゃってるから、言い出しにくい。こういうことになるのを、女の人は、恐れてるのよ」
それに、会ってそのまま、ベッドインというのは、あまり模範的ではないな。
「太郎さんは、準備してたの?」
昨日、SEIYUに、お弁当買いに行ったとき、あっ、そうだ、と思って、歯ブラシ青と白いの2本買った。
レジが並んでて、待ってて退屈してたとき、コンドームいるのかな? と思って『オカモト ゼロワン』買った。
「そういうことは、用意がいいわね」
いや、ふっと浮かんだんだ。
「それだけ?」
部屋を、少し片付けた。
それから、麻友さん来てくれないかもな、と思いながら、今日の夕方、ファミリーマートで、プリンパフェ、2個あったので、2つとも買ってきた。
「一番大切な彼女を招くのに、それだけ?」
私としては、自分が、いつもどんな生活を、送っているのか、見て欲しいんだよ。
「それが、太郎さんなりの誠実さなのね」
今回は、二人のデートは、実現しなかった。
でも、麻友さんの都合の付くとき、是非、デートしたい。
「こんなに期待を裏切る私でも?」
麻友さんは、私の期待を裏切ってないよ。
じゃあ、プリンパフェ食べて寝るよ。
「デートくらいなら、してあげるかも知れないわ」
楽しみにしているよ。
好きだよ。おやすみ♡。
「太郎さん、私も、好きよ。おやすみ♡」
現在2018年12月2日21時35分である。おしまい。