現在2015年5月6日22時11分である。
今日は、東京都に住んでいる弟が、実家に遊びに来た。
当然私も実家へ行って、楽しい時間を過ごしてきた。
時間はたっぷりあったので、私は、数独がいっぱい載っている、『ナンプレ太郎』という雑誌を持って行って、弟に見せた。そして、
「時間があるんだから、ひとつやってみない?」
と言って、LEVEL1の次の問題を渡した。
9 2 7 6
18 32
6 5 3 1 9
568 471
8 6 4
4 2 9
43 5 9 82
682
8 1 3 7
「一度もやったことないんだよ。どういうルールなの?」
と、聞いてきたので、
「各行に1から9が一つずつ、各列に1から9が一つずつ、各3かける3のブロックに、1から9が一つずつなんだよ。」
と、教える。
「えー、そんなの、全部考えなきゃ、なんないじゃん。」
と、言ったものの、弟は、良いところに目をつけた。上から3行目を見たのだ。
「あれっ、この行って、ここしか2が、入れないじゃん。」
私は、密かに、
「やった。」
と、思っていた。弟がノー・ヒントで、解き始めたからだ。
弟は、結局、1回だけ間違えて、消しゴムを使っただけで、後は、ほぼノー・ヒントで、20分で解いてしまった。
「わー、ものすごく、頭、使った。疲れるー。」
なんて言っていたが、正解だった。
「これで、LEVEL6と、どこが違うの?」
と、聞いてきたので、
「今、こういう解き方しないでも解けちゃったけど、もっと高度なこういう解き方があるんだ。でも、LEVEL6だと、それでも決まらないんだ。そうやって、色んな方法が駄目になっていくんだよ。」
と、説明した。
だが、それを説明しながら、私は、感じていた。
「どんなに難しくても、数独は、誰でも解けるのだ。」と。
当たり前だった。数独は、ストレスがたまったりして、発散したい人が、一時集中し、
「解けた!わーい。」
と喜ぶためのものなのだ。最終的に解けなくて、ストレスがたまってしまったのでは、何にもならない。
私のような人間が、解いて楽しむものではなかったのだ。
あーあ、ばっかみたい。
やっぱり私が取り組むべきは、証明したいこと自体を説明するのに、何ヶ月もかかるような問題なのだ。
まゆゆ、に、「自分を磨け!」なんて言いながら、私自身も、もっともっと自分を磨かなければ、釣り合わないよね。
改めて、プロとしての自覚を持って、数学と物理学に向き合います。
今日は、ここまで。
現在2015年5月6日22時47分である。おしまい。