相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

マクスウェル方程式とアインシュタイン方程式(その3)

 現在2021年3月5日21時25分である。(この投稿は、ほぼ995文字)

麻友「太郎さんも、拘るわねぇ」

私「『重力は電磁力の別な現れというのは、1916年にアインシュタインが達成しているんだ』という言葉は第1回で書いたが、あれは、私の高校3年生のときに見つけたつもりでいたものが、73年前に、もっと正確に、既に発見されていたんだという特別な感慨をもたらしたものだからだ」

若菜「それで、お父さんは、どういうことを、書き足したいの?」

私「私自身は、ドロップアウトした人間だから、関係なかったが、私がいた、天体核物理学の人達など、一般相対性理論をまともに扱う人、或いは、電磁気力、強い力、弱い力を扱う、素粒子物理学の人達などに取っては、統一理論が出来上がっていない、というのは、予算をもらってきて、研究を続ける上で、大切な目標事項だったのだろう。本当は、統一理論は完成されていて、ちょっと違うことを研究するためにでも、異なることを言わざるを得なかったかも、知れない。一方で、雑誌『Newton』や、雑誌『日経サイエンス』、雑誌『パリティ』、雑誌『数理科学』などのサイエンスライターの人の中には、本当に、『統一理論は、完成していないんだ』と思って、真剣に記事を書いていた人も、多くいるのではないかと、思われる。だから、分かっている人と分かっていない人が、混在している状態なのかも知れない」

結弦「じゃあ、嘘を言って、予算を取ってきた人を、断罪したいの?」

私「いや、その逆だよ。そうやって、予算を取ってきて、ニュートリノ小柴昌俊さん梶田隆章さんの業績を生んだ、カミオカンデスーパーカミオカンデ、ハイパーカミオカンデを作ったり、アインシュタイン重力波を見つけるために、大型低温重力波望遠鏡(KAGRA)を作ったりしたのは、大変だっただろうと思う。資本主義では、競争に勝つためには、予算を集めなければ、ならないんだよね」

麻友「太郎さんの言いたいことも、少し分かってきた。太郎さん自身も、本当に統一理論が、完成されているかどうか、心配なのね。それに、太郎さんがいつも言っている、量子力学との関係もある」

若菜「物理学は、決して終わってはいないのですね」

結弦「お父さん、頑張れ」

私「今日は、ここまでにしよう」

 現在2021年3月5日22時57分である。おしまい。