現在2007年5月28日4時21分です。
このところ転職の話や、引っ越しの話ばかりで、数学や物理の話を投稿していなかった。
それは、私がほとんど全く、数学や物理を勉強していなかったからである。
人間生活の雑事があると、なかなか勉強できないものである。せっかく仕事が休みの日でも、引っ越し荷物を片付けるのに追われて、全然鉛筆を持つことが出来なかった。
だから、私のUniのHの長い鉛筆11本は、ずっと缶ペンの中で眠ったままだった。
数日前から、やっと生活にゆとりが見え始め、最初は電車の中で、砂川重信の「理論電磁気学」を読み始めてみた。
これはなかなか気分良く読めて、進み始めた。
その後、自然科学の良心というしおりをはさみながら、じっくり読んでいる「解析入門Ⅰ」をまた読み始めた。もちろん全文写しも行っている。
これは精神衛生上非常によろしく、私の科学が、また進み出した。
それともう一つ、英語の勉強も始めた。英語の文法書は、受験時代に、伊藤和雄さんの「英文法教室」を読んだきり、きちんとしたものは読んだことがなかった。
いつも、時制のことや、分詞構文のことなど、分からないことがあると、辞書で調べるか、「英文法標準問題精講」という問題集で関係ありそうなところを見つけて、その場しのぎをしてきた。
だが、やっぱりしっかりとした英文法の教科書を読んでみたくなり、ルミネの有隣堂へ行って、高校の参考書のところを覗いてみた。そこで、一番立派そうだったのが、杉山忠一著「英文法詳解」であった。
私は本を買うとき、大抵一目惚れをして買う。手にとって開いてみて、パラパラッと全体を眺めただけで、本を選ぶことに慣れている私には、その本がどれくらいのレヴェルの読者を対象にしているかとか、どれくらいきちんと書かれているか、などがすぐに分かる。
だから、ほとんど1分くらいで、その本を買いたくなるか、こんな本はいらない、と思うかが決まる。買いたくなったら、どんなに高額の本であろうと、いずれは購入することになる。
この英文法の本も、他の本と比較する前から、
「これで決まりだ。」
と、感じた。それでも、一応、他の文法書も見てみた。「ロイヤル英文法」とかいう本もなかなか良さそうだったが、
「もし本当によい本なら、さっきの本を読んだ後、改めて買えばいいや。」
と思い、「英文法詳解」に決めた。
その日は買わずに帰ってきた。実際に購入したのは、一昨日の5月26日である。
読んでみて、
「やっぱり、これにして良かった。」
と思った。まず、レヴェルが私にピッタリだった。
5文型などの余りにも易しすぎることから始まるのではなく、名詞とは何か、という問いかけから始まっていて、必ず具体例を入れながら、しかも具体例も多すぎず、一つ一つの言葉を丁寧に選びながら、説明がしてある。
また、一節一節が、非常に短く設定されていて、時間が余りないときでも、一節だけ読むことが出来る。
良い本に巡り会ったと思う。
これからこの本で、しばらく英語の文法を学ぼうと思う。会話力がないのは致命的だが、文法を知らなくては、英作文もままならない。語学は実践でやってしまえばそれで良いんだ、という考え方もあろうが、英会話教室に通うのは、お金がかかる。
一方で、お金をかけずに英会話を学ぼうとすると、ラジオの「ビジネス英会話」とかを聞くことになるが、私の場合、続いた試しがない。
続かないことが分かっていて、また同じことをやるのはバカバカしいので、まず英文法を身につけて、英作文が出来るようになってから、英会話教室に通うなりして、留学でも出来るように、英語力をつけたいと思う。
英会話教室で、英文法の分からない人達のための易しいクラスをスキップして、一気に標準的な英会話クラスに入れるように、今から力をつけておこうと思う。
そうは言っても、英語は語学だから、聞く・しゃべるをしなければ、上達しない。そのために、キクタンというCD付きの単語帳も用意した。
キクタン「Basic」4000―聞いて覚えるコーパス英単語 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
キクタン Advanced6000 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
キクタン Super12000―聞いて覚えるコーパス英単語 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
英語に対しても、数学や物理ほどでなくとも、自信が持てるようになりたいものである。
今日はここまで。
現在2007年5月28日5時09分です。おしまい。