現在2020年11月17日17時17分である。(この投稿は、ほぼ4442文字)
麻友「なんか、太郎さん、すっごく嬉しそう」
若菜「お父さん。良かったですね」
結弦「お父さんのお母さん。つまり、お婆ちゃんに、メール書こうとして、『あっ、これを、伝えるべきは、麻友さんだ』って、気付いて、急遽、ブログに書くことにしたんだったね」
麻友「何があったの?」
私「今日は、ポートで、英会話の日だったんだ」
麻友「”I have 6 CD.” って、言って、”I have 6 CDs.” だって直されたとか、前々回、言ってたわね」
私「そうなんだけどね、今回、先生が、授業の最初に、
先生「今日は、ひとつ、覚えておくと良いフレーズを、紹介します。『実は』とか、『実際は』という言い方なんですが、・・・」
と言いかけた」
麻友「”in fact”、かしら?」
私「文法的には、それで、正しい。ただ、これは、英会話だ。私は、『アクシャリー』と言った」
私「その瞬間、先生が、『そうです。英語では “actually” というんですよね』と言った」
私「その時から、ポートのいつもの英会話レッスンが、YMCAの初級コースくらいに、レヴェルアップした。もちろん、私は、アップアップだが、デパートの宝石売り場で、女の人が何かしている絵を見て、私が、
”She buy a ring.” (正確には、”She buys a ring.” だが)
と、答える」
若菜「宝石なら、指輪だろうということですね」
私「さて、終わりが近付いて、先生が、
先生「日本の人は、親切です。だから逆に、日本人は、外国に行くとき、大変ですけどもね」
と言ったので、これは、本当の話なのだが、私が、
私「大学生のとき、学校から駅へ歩いていたら、外国人の人が、どこかへ、行きたいと、言ってるんですね。全然、英語分かりませんが、見たら、手に地図を持っているんですね。それで、地図を開いて、どこへ行きたいの? みたいに手を動かしたら、向こうが、駅を指したんです。それで、指で胸を指しながら、『私が』と言って、その指を駅の方に向けて、『これから、行きますから、一緒に行きましょう』って、日本語で言ったら、通じたんです」
と、話した」
私「先生には、そこまでしか、話さなかったが、本当は続きがある。着いた駅は、京都の出町柳(でまちやなぎ)だった。そうしたら、その外国人が、『”Subway ?”』 と言うのだ。私は、『”Subway.”』と、答えた。そうしたら、がっかりしたのだ。実は、出町柳駅は、京阪電鉄の終点なのだが、叡山電車(えいざんでんしゃ)という線が、そこから出ている。そこで、私は、もう一度、地図を広げて、指で、南へ向かう京阪電鉄の線をなぞり、次に、北北東へ向かう叡山電車の線をなぞって、『”Which ?』と言ったら、その外国人が、叡山電車の方を、なぞったので、叡山電車の駅の方を指さして、『”Go straight.”』と言ったら、その外国人が、『”Thank you.”』と言って、歩いて行ったのだ」
麻友「そのどこが、自慢話なのよ」
私「全然、英語が、しゃべれない、ということだよ」
麻友「あっ、そうか」
私「さて、授業が終わって、生徒の人が、みんな帰った後、先生が、
先生「どこで、英語を、勉強されたんですか? 非常に英語がお得意なようでしたけど」
と、言ったのだ。こんな褒められ方をされたのは、人生で初めてだった。それで、正直に話した」
私「実は、私、大学受験で、1年浪人しているんです。それで、代々木ゼミナールに、行ってたんですが、そこで、英会話の時間があったんですね。外人の女の先生と、日本人の男の先生で、授業があって、それで、私が、自分の英文を女の先生に見せて、どうだろう?、と聞くと、ほとんど必ず、『アクシャリー』って言って、説明してくれるんですね。それで、知ってたんです。と話した」
麻友「えっ、それだけで、こんなに嬉しかったの初めて、なんて、舞い上がるほどなの?」
私「麻友さんは、分かってないんだよ。私が、京都大学のために高校3年のとき、英語の勉強のために、数学の研究を止めて、そのために頭が暇になって、恋をして、結局浪人して、浪人中も、英語に集中して1年勉強したのに、2次試験で英語のある前期で落ちたとき、どれだけ悔しかったか。結局、2次試験で、数学、物理、化学だけの後期で受かった。2年間の数学の停止は、無意味だったのか? 文法は、まあまあだが、スピーキングもヒアリングも、ずっとできないとコンプレックスを、抱えてきた。『英語、お得意ですね』と、英語の先生に言われるなんて、天にも昇る気分だよ」
麻友「人間って、聞いてみるものね。京都大学理学部なんて、普通の人から見たら、もの凄い秀才ばかりだろうと、思っているのに、英語でこんなにコンプレックス抱えてる人も、いるなんて」
若菜「メールじゃ、消えちゃいますから、ブログに書いて、良かったですね」
私「実は、先生と仲良くなって、DVDが、観られるから、外国の映画で、授業できますよ。と、話したら、先生喜んでいた」
結弦「あっ、そういうこと、今まで、やってなかったの?」
私「たった、1時間の授業だから、映画まで頭が回らなかったのだと思う」
麻友「太郎さんの側からも、お返しができて、丸く収まったのね」
私「本当は、ニュースは、それだけじゃ、ないんだ」
麻友「えっ」
私「今日って、すっごく付いてなかったんだ。まず、朝起きて洗面所へ行こうとしたら、あの著作権の話しのときの(ドラえもんのブログの『数Ⅲ方式ガロアの理論と現代論理学(その10)』という記事)電球が、切れたんだ。ただ、今回は、2年経ってるから、寿命かなと思った。そう思いながら、朝食のレトルトのハヤシライスを運ぼうとしたら、電子辞書や、 の教科書や、ノートの上に、少しこぼしてしまった」
麻友「わあ、汚い」
私「そして、ポートへ行くために、花月総持寺駅に向けて、歩いていたら、まず、消防車が1台。『ああ、恐らく、消防署で、救急車が出払っていて、代わりに来たな』と思っていたら、案の定、後から救急車が来て、実家への坂を上っていく。一応、母に、『救急車が、マンションへの坂を上って行ったけど、お父さん、大丈夫だよね』と、メールを送って、返事はないから、逗子・葉山に向かった。電車の方は、至れり尽くせりの状態だった」
若菜「どういうこと?」
私「私が、次のメールを、書いていたからか、普通で、行き先の金沢文庫に着いた後、同じ車両が、急行の逗子・葉山行きになったんだ」
結弦「どんなメール?」
私「これだよ」
*******************************
お父さんへ
ちょっと、質問が、あります。
超伝導に、関してです。
高温超伝導体でも、低温超伝導体でも、いいのですが、相転移して、抵抗ゼロになっても、周りの磁界が変化すれば、ファラデーの電磁誘導の法則で、電界が生じて、流れている電子が、方向が変わったりして、影響を受けるはずです。
あっ、そうか、超伝導状態では、磁束が、入れないのか。
いや、だったら、普通の銅線を磁界から遮断する物質で、覆ったら、常温で、超伝導が、実現できるのでは、ないですか?
馬鹿な質問で、ごめんなさい。
アンテナ線とかで、もうやってますね。静電遮蔽ですね。
でも、超伝導は、完全に、ゼロになる相転移だ。なんとか330Kくらいで、実現したい。
考え続けます。
何か、ヒントは、ありませんか?
*******************************
麻友「馬鹿な質問って言ってるけど、いつもの再発見?」
私「それを、確かめているんだ」
若菜「こんなの、どんどん思い付くんですか?」
私「今日のは、ポートのメンバーの人が、先日、『コバルト爆弾』って、言っていて、改めて、電子辞書で『コバルト爆弾』を日本大百科全書(ニッポニカ)で、引いたら、放射能兵器だが、実際にはつくられていない、と書いてあったのを見て、『実は』というのが、結構あるなと思って、例えば、核融合の発電所って、実現してたり? と思って調べたが、まだ無理みたい。そのとき、発電所なんて必要ない、もし常温(330Kくらい、摂氏56.85度くらい)で、超伝導になる物質を、作れたらと思った」
私「なんとか、超伝導にする方法ないかな? って思って、取り敢えずひとつ、思い付いたということ」
麻友「でも、それなら、ついていたんじゃない」
私「家に帰ってきて、夕食を食べようとしたら、誰かの携帯から電話、『誰ですか?』と、取ったら、『俺だよ』って、完全に、『オレオレ詐欺』だと思った」
麻友「違ったの?」
電話主「お母さんが、入院したんだ。お母さんから、メール行ってないか?」
私「あっ、まだ見てない」
電話主「お前の、生活費は、次は、いつだ?」
私「この辺りで、やっと父だと分かった。それで、母がどこに入院しているかなど、聞いて、切った」
麻友「お父様だったんじゃない」
私「疑っている私は、父のスマホの電話番号を、スマホの電話帳で調べ、紙に書き取る。次に、さっき父の名前の代わりに表示された番号を、見る。凄いんだよね。一瞬、さっきの090-****-****が、表示されたかと思ったら、次の瞬間、これが、松田徹郎に書き換わるんだ」
若菜「えっ、じゃあ、お父さんのスマホに、ウイルスが、入っているとか?」
私「ウイルスの可能性も疑ったけど、母にメール送ったら、普通に返事が来たから、きっと、スマホを通してグーグルの電話帳を見たときに、スマホが、この番号は、松田徹郎さんのものなんだ、と学習して、次に見たときに、090- を、置き換えたんでしょう」
結弦「ああ、AIなんだね」
私「多分ね」
麻友「それで、お母様が、入院って?」
私「腸捻転症(ちょうねんてんしょう)って、放置すると死に至ることがあるって、辞書に書いてあった」
麻友「太郎さん。のんきにブログ書いてる場合ですか!」
私「こういうときは、私は、頼まれたことだけ、やってればいいの。余計なことをすると、却って周りを困らせる」
麻友「私に伝えるのが、大切だと思ってもらえて、嬉しいわ。これが、もう一つのニュースだったのね」
私「じゃ、薬飲むから、おやすみ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
麻友「おやすみ」
現在2020年11月17日20時44分である。おしまい。