現在2020年1月4日5時50分である。
麻友「よく眠れた?」
私「22時半頃寝て、4時42分に起きたから、6時間は寝ている。それに、昨日は、マックで4時間も、数学の研究してたから、すっごく発散できて、そのお陰でぐっすり眠れて、気分爽快だよ」
麻友「W3M∞(ダブミー)を、太郎さん流に解釈して、シミュレートするのね」
私「まず、結婚前の会話から始める」
2020年の、春のある日、麻友さんと私が、話している。
麻友「ファンの人は、100万人もいるのだから、全員とデートするなんて、無理なのは、分かってるでしょう」
私「それは、分かってる。本当に、どうしようもなく、麻友さんのことが好きな、男の人と女の人に、限らなければ、ならない」
麻友「女の人も?」
私「前回(2018年10月)入院したとき、次のやり取りがあった。
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『時代によって、不倫が良くなったり、良くなくなったりするのか。じゃあ、今の世界では、どうなってるんだろ。それが、分かるまでは、結婚ってしちゃいけないな』
というと、
『そうかもね。でも、もしまゆゆが、同性愛者だったら、どうする?』
と来たので、
『まず、女の同性愛者だったら、他の男の人に持って行かれる心配はないから、ずっと好きでいられるから、別にいいよ』
と、応えたら、
『あっ、そうか』
と、笑われた。
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(女の人のところへ来たドラえもんのブログの『数Ⅲ方式ガロアの理論と現代論理学(その11)』より。
覚えているかな?」
麻友「覚えてる。太郎さんの思考回路って、こんなことも、計算できるんだと、びっくりした」
私「麻友さんが、人知れず、LGBTのような悩みを抱えている可能性は、否定できない。25歳になるまで、付き合った男の人が、ひとりもいない、というのは、麻友さんが、女の人を好きになってしまうから、というのは、あり得る」
麻友「太郎さん、そこまで、想定しているの?」
私「同性愛者だった場合、本当は、まゆ◆エアサイコロさんや、まゆゆ応援情報@練習中さんと、もっと親密になりたいかも、知れない。でも、普通の男の人を、ご主人に選んだら、そんなことは、話せない。だが、分かっていると思うが、私は、特別だ。その人たちと、デートするのを、応援してくれる」
麻友「太郎さんが、特別なのは、分かってるわよ。でも、私は、男の人も好きになる」
私「正常だよ。そうでなければ、男の人のファンが100万人近くになるはずない」
麻友「太郎さんは、どういうデートを、想定しているの?」
私「まず、麻友さんとデートしても良いという基準を作ろう」
麻友「太郎さんは、お金をいくら用意すればいい、という考え方を、しないのよね」
私「何千万、お金を積んでも、麻友さんとは、デートしては、いけない。麻友さんは、売春婦ではないのだから」
麻友「じゃあ、どうやったら、許すことにするのよ」
私「その人の、麻友さんにかける愛を、語ってもらう、あるいは、芸術作品を作ってもらう、あるいは、小説を書いてもらう、など、麻友さんなしでは生きられないほどだ、ということを示す、何かを、見せてもらう。それを、見て、或いは、聞いて、麻友さんが、『この人になら、私、デートして、身を許しても、いいわ』と、思えたら、デートしていい。というのは、どうだろう」
麻友「私が、思えたら、なの? 太郎さんが、思ったら、でなく?」
私「もちろんだよ。デートするのは、麻友さんなんだもの」
麻友「そうか。私、今まで、勘違いしてた。太郎さんが、認めたら、デートしていいんだと、思っていた。私の裁量にかかってるのね」
私「そうだよ」
麻友「でも、そのデートへの応募って、どうやるの?」
私「この点は、私、麻友さんの記憶を信じている。麻友さんなら、握手会に来たファンの中で、この人なら選抜して良いと、思える人を、全員覚えていると思う。握手会に来てなくても、ツイッターのアカウントで、見覚えのある人も」
麻友「ほぼ把握できてるけど」
私「その中で、私の次に、このひとは、と思う人を、選ぶ。ファンクラブのファンなら、住所は分かるだろう。『私にかける愛を、示せる自信があったら、2日間丸ごとデートできる可能性があります。応募しませんか? 金銭は要求しません』と麻友さんの直筆で、手紙を書く」
麻友「私の直筆で!」
私「相手を誠実にさせるためには、こちらも誠意を示さなければ」
麻友「もしそんな応募を許したことが、ファンの間で広まったら、我も我もと、どんどん応募がくるわよ」
私「あくまでも、麻友さんから、勧誘の手紙が行った人しか、相手にしなくていい」
麻友「あっ、そうか」
私「麻友さん。どうして、こんなことを、思い付いたのだと思う?」
麻友「太郎さんが収入がないのに、私を独り占めしたことへの償い?」
私「違うよ。麻友さんを好きになっている男の人達を、見ていられなかったんだ。それに、麻友さんだって、自分を好きにならせて、その気持ちを利用して、お金を巻き上げたことを、多少なりと後悔しているんじゃないかと、思ったからなんだ」
麻友「お金を稼いじゃいけないの?」
私「6年後(2020年になったので、7年後から6年後にシフトした)には、お金というものは、なくなる。そんなに、お金を稼いでも、疲れ損のくたびれもうけとなるんだけどね」
麻友「うーん。それで、勧誘の手紙に、応募すると、あったら?」
私「『私にかける愛を示す、手作りの何かを持って、あなたのお住まいの近くの、ここで、主人を交えて3人で、1度、お会いしましょう。その手作りの何かが、私の心を打てば、デートということになります』と、返事を書く」
麻友「ちょっと、待ってよ。北海道や沖縄にもファンは、いるのよ。交通費、持ち出しになるじゃない」
私「私の父は、サラリーマンだから、頻繁に出張に行っていた。例えば、新潟県の長岡へ出張したときは、必ずお土産に、粽(ちまき)を、買ってきた。弟が、高校時代、アラスカに、行くというので、地図を開いたら、父が、歩いたコースを赤マジックで書いていたので、もう行ってると、びっくりした。日本国内だって、旅をすれば、それなりに楽しい。新婚旅行で、外国へ行くのを控えて、ファンのための旅行資金にしない?」
麻友「太郎さん。言ってることは、正論だけど、そんなこと、長続きしないんじゃないかしら」
私「じゃあ、シミュレートしてみよう」
麻友「結婚後の、ある日ね」
私「誰に、応募を勧誘する手紙を書いた?」
麻友「私を神推しとしている人のひとり、Aさん」
私「じゃあ、送ってみよう」
6日後。
麻友「返事来た。『麻友さん本人ですね、びっくりしました』って」
私「どこの人?」
麻友「京都の人」
私「久し振りに、京都へ行ってみるか」
さて、面談の日。京都の琵琶湖疎水(びわこそすい)の出口、琵琶湖疎水記念館で、待ち合わせた。
麻友「歩きながら、話しましょう。私、両手に花ですね」
私「花では、ないけどね」
Aさん「京都まで、僕のために、来てもらえるなんて。しかも、交通費も宿泊費もそちらが負担してくれるなんて」
私「あなたが、それだけ、麻友さんに貢いだということですよ」
Aさん「はあ。それで、どちらのほうへ、歩きましょうか」
私「南禅寺のほうへ行きましょう。疎水に沿って、歩ける歩道がありますね。余り人の歩かない」
Aさん「京都に3年半いたっていうの、本当ですね」
麻友「この、ファンの人とデートするっていうの、この人のいいだしたことなんです。あなたが、最初のひとりなんですけど、どう思われました?」
Aさん「とにかくびっくりしました。まゆゆと、デートできるなんて。しかも、2日も」
麻友「そうですよね。最初のジャックが出るまで、まゆゆを独占、くらいはありましたけど、こんな前人未踏なことをするなんてね」
Aさん「太郎さん、あっいや、松田さんは、そういう前人未踏とか、お好きなんじゃないですか?」
私「それも、確かにあった。でも、一番は、麻友さんを好きになっているコアなファンの人達を、納得させるには、これしかないと思ったからなんだ」
Aさん「でも、私が、最初で良かったんでしょうか?」
私「どっちにしろ、もう麻友さんは、傷物だし」
麻友「まあ、なんてこと言うの!」
Aさん「僕も、そんな結婚をしたいです」
私「今晩、麻友さんから、女の人と仲良くなれるよう、色々教えてもらうといいよ」
Aさん「本当に、最後まで行っていいのですか?」
麻友「それは、今決める事じゃないの。今晩の成り行きで、決まってくるものなのよ」
Aさん「ああ、そういうことからして、勉強ですね」
私「麻友さんは、今までにたくさんの男の人を見ているから、あなたにピッタリのアドヴァイスをくれると思うよ」
麻友「わーっ綺麗!」
私「これを、見せるために、連れてきたんじゃないか」
麻友「あっ、この写真、伊豆のみかん山の家で見た。小学校上がる前の太郎さんと妹さんが、立ってた。45年近く前から、そのままなんだ」
Aさん「大学に入る前から、京都にいらしたことが、あったんですか?」
私「母のいとこが、結婚するので、渋谷から京都まで来たんです。都ホテルで、行われた式で、当時、都ホテルの1番安い部屋が、1泊1万円だったのを覚えています」
Aさん「まゆゆは、結婚式、家族だけでとか、以前『UTAGE!』で、言ってましたけど、本当にそうだったんですか?」
麻友「太郎さんの側は、お父さま、お母さまと、妹さんご一家、弟さんご夫婦。私の側は、祖母と、父母と、姉2人の一家だけ。それ以外は、招かなかったの」
Aさん「それで、満足だったんですか?」
麻友「ウェディングドレスは、『戦う!書店ガール』で、着たことあったし、良く知っている人達に囲まれて、幸せだったわ」
Aさん「ゆきりんは、招かなかったの?」
麻友「それは、最後まで迷ったのよ。でも、ゆきりんを招いたら、秋元康さんも招かなければならないでしょ。苦渋の決断だったのよ」
私「でも、麻友さんのお姉様たちが、優しい人達で、良かったんです」
麻友「太郎さんのご一家も、暖かい家庭だったわね」
私「ほら、麻友さん。これが、石川五右衛門が上に登って、『絶景かな!絶景かな!』と言ったと言われる、南禅寺の三門だ」
麻友「上がれるのね、お金を払えば」
私「君は、登ったことあるのかい?」
Aさん「いや、ないです」
私「じゃあ、ちょっと登ろうか」
麻友「それにしても、京都には、詳しいわね」
私「最近できた、地下鉄のことは、良く分かってないんだけど」
Aさん「もう、まゆゆも、結婚しちゃって、握手すらできないのかと、悲観してましたが、ひとりの人を信じるって、素晴らしいことですね」
麻友「太郎さんのこの企画、上手く行くかも知れないわね。それで、あなたが、用意してくださった、手作りのものは?」
Aさん「手作りのもの、ということで、大分悩んだのですけど、僕とまゆゆの登場する、『僕とまゆゆの物語(前編)』というエッセイにしました」
麻友「前編ということは、後編がある?」
Aさん「前編は、まゆゆとのデートが、始まるまでです。後編は、デートが上手く行ったら、書くつもりです」
私「なるほど、確かに、手作りだな。今、持ってるのかい?」
Aさん「このmicroSDカードに、入っています」
麻友「じゃあ、私のスマホに挿して、・・・。ああ、出てきた。あれっ、音声も入ってる。私の歌」
Aさん「僕が、まゆゆを、好きになった理由から始めて、僕とまゆゆが、成長して行く過程を描いた、エッセイです」
私「少しは、読んであげないと、判定も出せないな。じゃあ、哲学の散歩道へでも行って、ゆっくり座って読んだら?」
麻友「それより、お腹が空いたわ」
私「じゃあ、大学の生協で食べよう。撮影大会にならないように、サングラスでもかけて」
麻友「ああ、そうね」
京都大学生協にて。
麻友「随分安いのね」
Aさん「学生は、貧しいですから」
私「私の頃は、かけそばが、80円だった」
麻友「ワンダエクストラショットより、安いわね」
Aさん「あれ、売れなかったみたいで、なくなっちゃいましたね。ワンダモーニングショットみたいに、AKBのメンバーを助け出したら、QUOカードとか、やれば良かったですよね。まゆゆのQUOカードプレゼントとかね」
私「君もそう思うか。私は、『カッコいいお父さん、好き!』というコマーシャルを、もっとやるべきだったと思う」
-1時間経過-
麻友「ほとんど、読んだわ。面白かった。私の握手会に来るために、こんなに苦労してたとは、思わなかったわ。目から鱗よ。このmicroSDカード、いただいちゃって良いのかしら?」
Aさん「もちろんです。まゆゆに、いつまでも、持っていて欲しいです」
麻友「判定は、OKだわ。太郎さん、次のステップは?」
私「麻友さん。ちゃんと、お金とSuicaとスマホ持ってるね。それだけ持っていれば、京都で困ることはないだろう。じゃあ、私は、明日の18時に京都駅で、麻友さんと待ち合わせるまで、別行動を取る。2人で、デート楽しんでくれ」
Aさん「本当に、まゆゆに、何をしても、いいのですか?」
私「麻友さんが、嫌がらなければ、何をしても良い。ただ、眠り薬、飲ませて、裸の写真を撮って、リベンジポルノするなんてことは、しないでよ。まあ、君がそんなこと、するとは、思えないけど」
Aさん「じゃあ、例えば、緊縛なんてことを、やったら」
私「だから、麻友さんがOKすれば、何やってもいいんだよ。麻友さんの大ファンの君が、麻友さんが嫌がることを、強要するとは、思えないからね」
Aさん「信用されているんですね」
麻友「だって、私達、AKB48の頃から、ずっとの懇意な仲じゃない。信じてるわ」
私「一応、ホテルに泊まる場合、費用は、麻友さん流に、きちんとワリカンにすること。これくらいだな、君がお金をたくさん払うのは」
麻友「太郎さん。お膳立てありがとう。太郎さんは、明日まで、何をしているつもり?」
私「今日は、本屋を見に行って、明日は、京都鉄道博物館へ、行ってみる」
麻友「幸せな人ね」
私「私とは、別な人と一夜を過ごすんだ。新しい技でも教わっておいでよ」
Aさん「えっ、僕、初めてですよ。新しい技なんて」
私「それは、それで、良いサンプルだ。Good Luck!!」
15時頃、別れて、京都大学の書籍部で、洋書を見て、その後、ホテルへ。
翌日、京都鉄道博物館を、楽しんだ後、18時頃、京都駅前へ。
麻友「太郎さん。昨日は、どんな気分だった?」
私「そりゃまあ、何も感じないということは、なかったけど、麻友さん楽しめてるかなあって」
Aさん「僕、びっくりでした。まゆゆが、もの凄く博識で」
私「その顔だと、初体験だったけど、結構楽しめたようだな」
Aさん「まゆゆが、全部指導してくれて」
麻友「私と太郎さんが、初体験したときは、太郎さんが、分かってたけど、今回は、私の側が、分かってる側だった」
私「それで、いいんだよ。初体験の苦労を、克服できるように、草の根レヴェルから、運動したい。それが、このデートを、続けていく意味なんだから」
Aさん「男の人には、通過儀礼として、苦労させようというお気持ちは、なかったのですか?」
私「そういうつまらない慣習にとらわれているから、女の人と男の人の間に壁を作っちゃって、セクシュアルハラスメントなんていう概念まで生まれてしまった。もっと自然にいるままで、正常な生活を送れないものかなと思う」
Aさん「とにかく、僕、まゆゆに恋したお陰で、得しちゃいました。世の中には、まゆゆ以外にも、色んな女の人がいるって、まゆゆから、身をもって教えてもらいました。これが、最後まで行くということですね」
麻友「今回のことは、ツイッターなんかで、報告しちゃ駄目ですとは、言いません。禁止したって、書きたいでしょうから。ただ、余り恥ずかしいことは、書かないでね」
Aさん「分かっていますとも。結婚式を家族だけで挙げるような、まゆゆの嫌がることなんて、しませんよ」
私「じゃあ、元気でな」
麻友「ファンクラブの会員登録を解消しなければ、いつか、何かいいことがあるかも知れないからね。バイバイ」
Aさん「新しい彼女ができても、まゆゆのファンでいることは、変わりません。さようなら」
こうして、京都旅行は、終わった。帰りの新幹線で、
麻友「太郎さん。初めから、私を、こういうことに使える女の人として、見てたの?」
私「麻友さんを、好きになったのは、これとは関係ない。でも、『キスにも色んなキスがあるのですね』という記事で、
『渡辺麻友さんが欲しいという人には、完全に近いが、心の素粒子だけが異なるコピーを作ってあげるよ。渡辺麻友さんの心まで欲しいという人には、麻友さん自身を、麻友さんが耐えられるまで、一時、身近に行かせてあげるよ』
と書いた時点では、もう考えていた。2015年9月のノートの言葉だよね」
麻友「今後も、こういうことを、続けるの?」
私「それは、今晩、ふたりでよく話し合おう。私としては、麻友さんが、ファンの人と2日間、デートするのは、麻友さんと私のお互いに取って、いつまでも新鮮な気持ちでいられる、大切な要素になるだろうと、思ってる」
麻友「緊張したから、疲れたわ。もたれかかっていい?」
私「いつでも、いいよ」
京都から、東京まで、のぞみでは、2時間である。2人には、それが、あっという間に感じられた。
これで、『W3M∞のシミュレート(その2)』は、終わりである。
現在2020年1月4日21時39分である。おしまい。