相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

イミテーション・ゲーム

 現在2020年3月8日20時33分である。

麻友「今日は、何時に起きたの?」

私「手帳に、

『10:11 起きる。チューリング

{\pi} についての BBP 公式、チェック』

とある」

麻友「本当に、起きた時間によって、やることが、色々変わるわね。起床時間のメモって、重要ね。それで、チューリングというのは、2月23日に、『イミテーション・ゲーム』という映画を、観ていると、ツイートしてきたときの主人公ね」

私「翌日、天皇誕生日の振り替え休日だった2月24日に、後半を観て、面白い映画だったので、勧めてくれた弟に、メールを書いた。なぜ、全文公開するかは、読んでみれば分かる」


イミテーション・ゲーム観たよ~

2月24日(月) 21:25 (13 日前)
To 松田次郎

 次郎へ

 せっかくの振り替え休日に、つまらないメールが行ってごめん。

 ベネディクト・カンバーバッチ主演『イミテーション・ゲーム』昨日と今日の2日に分けて、観ました。

 暗号が解かれていることを、分からせないために、攻撃されるのが分かっているのに、見過ごす。暗号を解いた側には、やり切れない思いがあったでしょうね。

 ただ、あれを見ていると、色んなスパイがいますね。

 京都大学に、最劣等で入りながら、最初の数学の授業で、連続体仮説を知ってて質問。信じられないスピードで、数学科の難しい文献を、コピー。2回生のとき、3回生以上でなければ、入れない図書館で、論文を手で書き写す。どんな質問でも、大抵は、一度は聞いたことがあるような、返事を返す。

 京都大学を、中退しても、あいつは、何かを知っているはずだ。と、私の周りにスパイを置いていた、あるいは、置いている可能性は、あるでしょう。トントンでも、時々来る人で、この人政府のスパイかもな、と思える人は、います。

 ただ、やっぱり太郎が幸せなのは、スパイでもいいじゃん。隠すほどのこと、ないんだから。気楽に過ごそう。と、安心しきれることなのです。

 京都大学で、発見したこと? そんなものは、ないのです。1960年代の数学の最先端にあった、アティヤー・シンガーの指数定理というものを、量子力学の解明に利用できないか? と考えて、当時の定理の講義録を、コピーしました。今でも持っています。私の文献で、レヴェルの高さで、ベスト3に入るくらいですが、あのときもう1990年代であり、私が考えるくらいのことは、誰だって考えたと思います。

 じゃあ、京都大学へ行って、何も得てこなかったのか? そんなことは、ないのです。太郎は、数学において正しいとは、どういうことか、ということに対し、自分なりの基準を持てました。

 京都大学から、帰ってきて、5年以上かけて、それを、検証し、昨年やっとまとめました。もう知っているかも知れませんが、これです。

NKとBGの要約

にある NKsummary.pdf と BGsummary.pdf

です。

 これは、新しいことは、含まれていませんが、非常にコンパクトです。

 58ページで、現代数学の論理、公理、定理とは何か、書いてあります。これは、オンライン上にあり、道を歩いていて、『あの部分の条件は、どうだったかな?』というとき、スマホで調べられます。

 私は、アラン・チューリングのように、不幸せな一生で、満足する人間ではありませんが、麻友さんは、まだノーコメントのようですが、いくつも、信号をくれているのです。私は、不幸せにはなりません。

 恐らく、麻友さんのお婿さんの候補は、何人もいるはずです。でも、私ほど、そばにいて楽しい人間は、いないはずです。年齢差が23歳ということと、ハンサムでないというのに、目をつむれば、最有力になるでしょう。

 この映画で、本当に描きたかったのは、同性愛で有罪になった、何万もの人のことなのかも知れません。私は、48歳にもなって、女の人に一度も手を出していないので、同性愛の指向があるのではないかと、思えるかも知れませんが、まったく男の人を好きになったりなんて、しません。麻友さんなんていう、代表的な女の人を好きになる、フツーの男の人です。

 この映画、面白かったよ。勧めてくれて、ありがとう。

 じゃあ、おやすみ。

 太郎

 2020年2月24日21時12分


麻友「どうしてそんなに、チューリングに、拘ったの?」

私「半年くらい前から、母が、チューリングのことを、私に話したがっていて、父も、それとなく、『チューリングのことは、知っていると思うが』などと、私にふっかけていた。私は、数学者で作家の藤原正彦の、

数学者列伝 天才の栄光と挫折 (文春文庫)

数学者列伝 天才の栄光と挫折 (文春文庫)

という本を持っていて、その第7章が、『国家を救った数学者 アラン・チューリング』だと知っていたが、他の天才のことを知るより、自分が天才になれるように、数学の研鑽を積もうと思って、読んでなかった」

麻友「太郎さんの、他の天才を敬遠する、ね」

私「だが、父も母も弟も、勧めるのだったら、読んでみようかと思い始めていた。そこへ、映画の話。私も、迷ったんだよ。本を先に読もうか、映画を先にしようかと」

麻友「映画を、先にしたのね。それで、正解だったと思う。太郎さんのことだから、なかなか、読まなかっただろうから」

私「映画が面白かったので、本を読み始めた。第1ページから、読み始めたが、挫折しそうだったので、第7章に飛んだ。8ページ読んだが、映画のときのように、暗号が解読できて、ドイツを倒せたという単純なものでは、なかったようだ」

麻友「どんなドラマがあったの?」

私「1939年9月に第二次世界大戦勃発、イギリスは多数の輸送船をドイツのUボートに沈められる。1940年7月からどうにかUボートの暗号を解読できるようになる。1940年11月には、ドイツはUボート作戦を、中止。だがこれで引き下がるドイツではない。1年9カ月後、1942年8月になって、ドイツは暗号を精密化して、復讐してくる9月には48万トン、10月には62万トンの輸送船が、沈められた。一方、沈められたUボート数は8月以来、月にたったの数隻だった」

麻友「それで、どうなったの?」

私「チューリング達の努力で、1943年1月、遂に暗号を解けるようになり、ドイツはUボートを、使えなくなる。暗号を解けるというのは、もの凄い武器だというのが、分かるだろう」

麻友「この話も、面白かったわ。もう22時14分。寝た方が良いわ」

私「じゃあ、おやすみ」

麻友「おやすみ」

 現在2020年3月8日22時15分である。おしまい。