相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

ジェーン・エア

 現在2020年7月22日16時41分である。

私「麻友さん。さしまゆの、アボガドの動画、ツイッターで、観たよ」

麻友「どう思った?」

私「歌の前の、麻友さんがしゃべっているのを観てて、やっぱり年相応に成長して、大人の女の人になってるな、と思った」

麻友「今まで、子供だったというわけね」

私「ブログに登場している麻友さんは、もっとはしゃいでる雰囲気にしてるから、本物の麻友さんに会ったとき、どぎまぎするだろうなと」

麻友「私が、太郎さんに、会うの?」

若菜「そういう、チャチャを、入れるのも、あと何ヶ月でしょうね」

結弦「しかし、お父さん。好きになったアイドルが、素敵だからって、結婚して、子供も産んでって、全部、ブログ小説書いちゃうなんて、大胆だよなあ」

私「そのことなんだけどね。結婚するのは、もちろん良いんだけど、W3M∞のシミュレートとか、やったじゃない。あれを、麻友さんがどう思ってるのかなあ? と思ってね」

麻友「まあ、あれは、太郎さんからの、提案に過ぎないけど、何か、思うところがあったの?」

私「あのことに関して、トントンの職員さんに、質問してみたんだ」

若菜「えっ、どういうふうに、聞いたんですか? 2日丸ごとデートって、どう思いますかって?」

私「まあ、ほとんど同じような聞き方をした」

若菜「えっ、真面目に応えてくれるんですか?」

私「それは、自立を目指す人のお手伝いをするための、施設だから。就労継続支援って、究極的にそういうことでしょ。それに、多分あの職員さんは、ある程度私のブログを読んであったと思う」

結弦「そんなのとんでもないって?」

私「いや、

職員さん「まず、普通の、芸能人とかでない、人たちだったら、そんな、家族もあるのに、デートなんてことは、ないですよね」

私「(アバンチュールなんていう言葉もあるくらいだから、一生に1度や2度は、あるかも知れないけど、まあ、日常では、そういうことは、ないな、と思って)はい、そうですね」

職員さん「松田さん、芸能人が、デート実際にするっていう番組とか、観たことありません?」

私「(なーんだ、他の人が、もうやってるのか。じゃあ、ハードル下がったな、と思いながら)そういう番組があるんですか。知りませんでした。じゃあ、麻友さんは芸能人ですから、問題ないわけですね」

職員さん「松田さんが、思っているようなことに、なるかどうかは、分かりませんけど」

と、きちんと、応えてくれた」

麻友「その会話をしたのは、今年(2020年)の1月16日なのよね」

私「なぜ知ってるんだ?」

麻友「太郎さんが、1月3日と4日に、『W3M∞のシミュレート』を、書いて、私も、退路を断たれた思いだったの。その上、太郎さんは、デートさせてあげられる、なんて喜んでいると、トントンから、連絡が来たのですもの」

私「麻友さんは、そんなアバンチュールみたいなことは、嫌なの?」

若菜「それは、アバンチュールだから、いいんです。あらかじめ時間を決めて会うのが、デートですね。定義にうるさいお父さん流に言うと」

結弦「お母さんは、本当はAKB48というところを、ちょっと勘違いしてたというのは、ファンの間では、有名な話じゃない。お父さんの言うようなことは、普通、不倫って、言われることなんだよ。不倫というのが、倫理に反することだと言っても、お父さんには、分からないのかな?」

私「倫理とは、何か、というのは、高校1年のときに、現代社会で習ったよ。それより前に、『不倫』という言葉を、辞書で引いて、更に、『倫理』と、引いたことがあったから、現代社会の吉川先生という若い活気のある先生が、

『『倫理』って、なんだろう。『倫理学』とも言うが、どうだ、松田?』

と、聞いてきたとき、私は、

『人がしていいことと、してはいけないことを、考えること』

と、答えた。辞書の受け売りだけど、間違いではないと思う」

麻友「太郎さん。妹さんが、中学の数学の試験で、

『関数とは、なんでしょう?』

という問題に、

『関数とは、2つの集合A,Bがあるとき、Aの元にBの元を、1つずつ対応させる、その対応関係のことです。それを、AからBへの関数と、言います』

という、模範解答を、書いていて、ビックリしたと言ってた。これ以上、言わなくても、太郎さんなら、分かるわね」

私「麻友さんと私で考えてもいいんだが、麻友さんと私が、不倫をしたくない、なんていう、ただそれだけの理由で、行動を決めるのも、つまらないので、ひとつ有名な小説を、使おう。母の非常に好きな、シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』という小説だ」

シャーロット・ブロンテジェーン・エア

ジェーン・エア(下) (新潮文庫)

ジェーン・エア(下) (新潮文庫)

麻友「どんな小説なの?」

私「まず、ジェーン・エアというのは、主人公の女の人の名前だ。あの段ボールの中に、引用するときのために、訳本が入っているのだが、麻友さんに説明を始めたこの勢いを止めたくないので、記憶を頼りに書く。確か、彼女は孤児で、修道院で育てられた。当時、修道院では、そういう孤児達に酷い扱いをしていて、それを暴いた小説でもあったので、良家の若い女の人は、読んではいけないとなっていたそうだ。今、気付いたのだが、

修道院で育ったということが、ジェーンのその後の人生に、大きな影響があるのに、映画では、大人になったジェーンが、家庭教師になって来るところからしか、描いてない』

と、母が怒っていた理由が、分かった。要するに、修道院の教えを、倫理の基準とする女の人なのだ。ジェーンは」

麻友「なんか、おどろおどろしい小説ね」

私「さて、ジェーンは、ある家の家庭教師になるのだが、そこの当主ロチェスターを、好きになってしまうのだ。ロチェスターは、今、独り身。段々、ロチェスターも、ジェーンを、好きになる。他人に隠れて会う、などというのは、修道院の教え、つまりキリスト教の通常の教えからしたら、よろしくないだろう。結婚してからでなければ、キスもいけないかも知れない。どう考えてもアンバランスなのだが、ジェーンとは、そういう人だ。ロチェスターも、理解し、とうとうふたりは結婚式を挙げる。ふたりの夢が、かなったか、という瞬間、結婚式場に、

『その結婚待った』

と、入ってくる男がいる。ロチェスターは、重婚になるという。ジェーンが、

『なぜ?』

と言うと、本当にジェーンを愛していた、ロチェスターは、お城の最上階へ、ジェーンを連れて行く。ロチェスターの妻は、生きていたのだ。ただ、気がふれてしまっていた」

麻友「凄い! その後は?」

私「ロチェスターは、この妻はいるけど、ジェーンに、これからも、いて欲しいという。だが、結婚してない男女が、そんなことと、悩んだ末、ジェーンはその日のうちに荷物をまとめて、馬車で逃げるように、去ってしまう。この馬車が、悪い馬車で、草原の何もないところで、あなたのお金ではここまでだと言って、降ろされてしまう。おまけに、荷物を、降ろしてくれなかった。ジェーンは、着の身着のままで、夜道を歩いて、乞食のような状態で、1軒の家に救いを求める。乞食というのと、乞食のような状態というのの違いは、今分かった。乞食という場合は、もうそれに安住しちゃってるんだね。ジェーンは、もっと良くなろうと、思ってたから、乞食のような状態だけど、乞食ではなかったんだ。本当に、乞食が、この説を認めるかどうかは、知らないけど」

麻友「太郎さんは、乞食だった?」

私「乞食が、勉強する本、50冊も、持ってたりしないね。記憶があやふやなんだけど、100冊持ってたかも知れない」

麻友「その後、ジェーンは?」

私「何軒か、渡り歩くんだけど、ある日、ロチェスターのお城が、どうかなったという噂を聞く。やっと貯めたお金で、帰ってみると、お城は焼け落ちていた。愛しいロチェスターは、死んでしまったのか? まあ、最後くらいハッピーエンドにしようと思うんだけど、ロチェスターは、近くの家に逃げ延びているけど、目が見えなくなっている。お城が火事になったのは、気が狂っているロチェスターの妻が、火を付けたのであり、燃え上がるお城の上から飛び降りて、死んだということだった。

ロチェスター「なぜ、あの日お城を、出ていったの?」

ジェーン「だって、ロチェスター様は、奥様のいる身。私は、お妾さんに、なってしまうではないですか」

ロチェスター「私は、家庭教師として、いてくれるだけでよかったのに。あれっ、ジェーン、君は、何かピカピカするものを、付けてるね」

ジェーン「このネックレスが、見えるのですか?」

ロチェスターの視力が、微かに回復してきたところで、ジ・エンド」


麻友「面白い小説だわ。太郎さんは、この小説読んで、どう思ったの?」

私「なぜ、妾じゃ、いけないの? って、そう思わない? 妾が嫌だって言って、飛びだして、乞食するんなら、妾でいるほうが、ずっと人間らしい生活できるよ」

麻友「でも、今回、倫理という話題で、この小説を、敢えて取り上げたということは、そこのところの、分からなかったところが、分かったということじゃない?」

私「私の価値観で考えるから、乞食より、妾の方が良い、ということに、なっちゃうんだね。それぞれ、子供時代に、色んな教育を受けていて、人それぞれ、価値観が違う。ジェーンの場合、キリスト教の通常の教えを、神様の言ったことと、思ってるから、それを、破るなんて発想はないのかもしれない。そこまで、洗脳する、キリスト教というのも、問題ありだと思うけど、まあ、『ジェーン・エア』は、小説だからね」

若菜「つまり、お父さんが初めて、他の人の目線で世界を見たら、今までとは違って見える、という経験を、したのですね」

結弦「妾っていうのは、一般には、不倫なんだよ。お母さんは、AKB48や、秋元康さんには、感謝しているだろう。お父さんに巡り会わせてくれたから。でも、芸能界を引退したっていうのは、お父さんのW3M∞のシミュレートのようなことを、したくありませんよ、というメッセージとも取れるんじゃない?」

私「今日、結論を出さなければならないわけではない。でも、麻友さんの小さい頃の経験を、私は、良くは知らない。好きだったという少女マンガ『ハチミツとクローバー』も、1巻買って、読み始めたけど、『戦う!書店ガール』を演じていた頃の麻友さんとの共通点が、見いだせず、14ページで、止まってしまった。私に取っては、まだ、フレッシュな麻友さんに出会えるすべがあるな。『ハチミツとクローバー』、先を読んでみるかな」

麻友「私、女優なんてしてたけど、何人もの男の人と関係持てるほど、タフではないの。太郎さんの計画の提案は、面白かった。でも、計画は、見直すことがあって当然よね」

私「AKB48に、入る前の、麻友さんを、覗きに行ってみるよ。私、最近、麻友さん何やってるのだろうと、考えるんだ。6年後には、お金がなくなるというのを、信じて、お金を儲けるためでなく、自分をもっと磨こうと、秘かに図書館に通ったりして、何か調べているのかも知れないな、などと、考えてる」

麻友「図書館に行くのは、太郎さんよ。私は、太郎さんの想像も及ばないことを、しているの。今日は、もう21時37分よ。もう寝たら?」

私「じゃあ、解散」

 現在2020年7月22日21時37分である。おしまい。