相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

数学を悟ってみて(その16)

 現在2020年12月9日19時42分である。(この投稿は、ほぼ1501文字)

麻友「もの凄い連載になったわね。この息の長い、文章は、太郎さん、前から書けたの?」

私「大学に入る前には、とてもこんな長い、論理の繋がった文章は、書けなかった。だから、高校2年のときの、ベルヌーイ数を見つけたレポートも、とても証明を書くことなんて、できなかった。こうやって、こうやって、こうやって行ったら、多分証明できるのだろうなあと思いつつも、それを実際にやっていくだけの数学力は、なかった。河野先生が書いてくれた証明と、木村先生が書いてくれたコメントは、読ませてもらって、ああ、本当にこれ、やってくれたんだなあ、と思った」

若菜「どんなコメントだったのですか?」

私「

・ベルヌーイ数を求める公式に照らして、推論は正しいようです。

・係数を求める簡便な規則をみつけられたことはすばらしいです。

・ベルヌーイの一般化された公式についても順列・組合せ(3年次)をよく学習して再び考えてみて下さい。(関数論の理解が必要かな)

の、3つだった」

結弦「お父さんが、そのレポートを、本当に高校2年で、書いていたんだ、というのが、『順列・組合せ(3年次)』の言葉に、表れているね」

麻友「それで、関数論というのは?」

私「高校3年と、浪人時代は、英語の勉強に、時間を使っていたので、数学は、できなかった。大学に入学し、1991年の6月頃、『解析入門Ⅰ・Ⅱ』を、購入。見ていったら、最後の章が、『第Ⅸ章 複素解析』。まえがきを、読むと、

 第Ⅸ章で述べる複素解析は,数学の中で最も美しい理論の一つである.複素線積分という簡単な解析的道具を用いて,複素正則函数の性質が次々に明らかになる.

とある。正に複素解析関数論、つまり関数論だ。高校の微積分の知識しかないのに、第Ⅸ章を見ていくと、『§10 函数の表示』に、この間、『キラキラ星変奏曲(変奏9)』で見たように、ベルヌーイ数が、求め方と共に書いてある。ここだなと、嬉しかった」

若菜「お父さんに取って、『最も美しい理論の一つである』という言葉が、分かるんですね」

結弦「大学の数学に、こんな入門ができる、お父さんって、本当に幸せだよな」

私「ただ、大学の数学に素晴らしい入門をしたが、高校までの検定済み教科書じゃない、学術書を、読むことでは、苦労した。『すぐわかる~』とか、『ゼロから分かる~』とか、ブルーバックスなどのような本は、馬鹿にしていたので、ギャップが有りまくるような、本で、勉強していた。『解析入門Ⅰ・Ⅱ』にしたって、『大学の数学科に行かない人が読める本が、全部読めるようになったら、初めてこの本に挑戦できます』というレヴェルなのだから、躓きまくりである。一方、夏目漱石の『明暗』を、読んで、息の長い日本語に触れたのは、良いことだった。そうして、段々と、一文が100文字くらいの文章も、読めるようになり、今、自分が、この部分の証明で、これとこれはまだ証明が完璧ではないな、というようなことを、意識しながら、読めるようになった。これを、通過してあったから、中退して帰ってきてから、あの読みにくい、『数Ⅲ方式ガロアの理論』を、読めるようになっていたんだ」

麻友「『学問に王道なし』ね。太郎さんも苦労している。今日は、もう21時17分。{\tan x}微分の話は、次回に回しましょう」

私「そうだね。おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

 現在2020年12月9日21時19分である。おしまい。