現在2006年9月26日18時33分です。
今日は久しぶりに音楽の話をしよう。
今月の18日の敬老の日に、私は秋葉原へ行った。中島みゆきの「元気ですか」というアルバムを買うつもりだった。
しかし、いつものようにまずクラシックのコーナーを覗いた。そうしたら、オトマール・スウィトナー指揮、ドレスデン・シュターツカペレ演奏による、モーツァルトの交響曲第41番のCDがあった。その帯についていた、宇野功芳の評を見たら、41番のことは何も書かずに、このCDと同じ会社が最近出した、レーグナー指揮のビゼーの「アルルの女」が素晴らしかったと書いてあった。
上にリンクを張ったのがそのCDで、その評がとても良かったので、ビゼーなんて聴いたこと無いけど、そんなに良いものなら、一度聴いてみようか、という気になった。
それで、中島みゆきは諦めて、そのCDを買ってきた。
家へ帰ってきて、早速オーディオの電源を入れて、「アルルの女 第1組曲」からかけた。
そうしたらびっくり!
今までに何度も聴いたことがある、良く知ったメロディーが流れてきたのだ。
「なんだこれが、アルルの女 だったのか。」
と、思った。冒頭の印象に残るメロディーが何度も繰り返される。そして、続いて入っている、「アルルの女 第2組曲」のメヌエットも聴いたことがあった。最後のファランドールでは、第1組曲の冒頭の旋律がまた繰り返される。
初めて聴く曲でも、聴いていて知っているメロディーが出てくると、嬉しくなるものだ。人間は、一度でも耳にしたことのあるメロディーに出会うと、懐かしい、という気持ちもあって、好感を持つもののようだ。
そんなわけで、一回聴いたら忘れないような、美しいメロディーのビゼーのアルルの女組曲は、私のCDコレクションの大切な1枚となった。
まだ発売されたばかりだから、売り切れにはならないだろうから、皆さんもぜひ耳を傾けて欲しい。これは、一聴に値する名盤である。録音は1974年だが、音質は十分良い。
それでは、この投稿はここまで。
現在2006年9月26日19時03分です。おしまい。