現在2019年4月24日8時39分である。
「よく眠れて、早く起きられてるじゃない」
うん。
今朝は、5時39分に起きて、量子力学で、ひとつ、再発見があった。ディッケ放射計というものが、上空と液体ヘリウム槽の方向を交互に観測する測定器らしいということを、知ったんだ。
「8時39分って言ったら、普通の人は、通勤中の時間ね」
そうなんだ。
昨日から今日にかけても、色んな事があった。
普通の人は、1日に、これくらい沢山のことを、してるんだと、分かった。
私、今まで、25年間(特に最初の21年間)、眠くて、他の人の半分しか、生きてなかったなって。
「ちょっと、その話も、父母の前でしてよ」
じゃあ、シミュレート、スタート。
麻友母「本当に、何でも、麻友に話すんですね」
私、以前は、母に、話してたんです。
でも、あるとき、
『とにかく心に変化が生じて、それを誰かに伝えたい時、それを伝える相手を、これからは麻友にすれば良いのだ』
と、気付いたんですね。
人間、アウトプットしないと、成長できないんです。
例えば、作家で数学者の藤原正彦さんも、原稿を書くと、まず奥さんに読んでもらうそうなんですね。
この本の著者です。
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/20
- メディア: 新書
- 購入: 5人 クリック: 255回
- この商品を含むブログ (907件) を見る
麻友父「ああ、これなら知ってるな」
麻友母「有名になりましたね」
それで、奥さんに読んでもらうと、
『わざと下手に書いたの?』
とか、言われるそうで、徹底的に貶してもらって、良いものになるそうです。
「じゃあ、太郎さん。私に、貶して欲しいの?」
それは、願ったりかなったりだよ。
「じゃあ、貶してあげる。太郎さん、8時39分に、もうパソコン起動できるほど、頭、はっきりしてるなら、何か仕事をしなさい」
うん。普通の人なら、それは、当然のことだよね。
でも、統合失調症の人に、その当たり前は、通用しないんだ。
「どういうこと?」
今日5時39分に、起きられたから、明日も起きられるという保証はない。
「目覚ましかけたら?」
それで、起きられるのなら、障害年金を月65,000円も、もらえない。
「じゃあ、どうすれば、いいの?」
だからね。
トータルで、何かを成し遂げることを、考えるしかないんだ。
「でも、翻訳も、できなかったじゃない」
うん。あれは、残念だった。
確かに、あのくらいの難しい英語の本を、2年で訳すというのは、私には、無理だったんだ。
でも、麻友さんも、覚えているだろうけど、『場の量子論』の本と、『相対性理論』の本の校閲は、できたじゃない。
「ああ、確かに、あの本は、出版されてる」
だから、それくらいのペースであれば、なんとか、なるんだ。
麻友父「じゃあ、何か、仕事をしようと、思っているのか?」
これからの世の中では、お金を稼ぐための仕事というものは、なくなると思います。ですが、宇宙物理学者で、ばりばりの一般相対性理論の研究者の佐藤勝彦さんという人がいるのですけど、その人が、爆笑問題に、『将来何になりたいですか』と聞かれて、『ドラえもんのタイムパトロールになりたいですね』って、言ったんです。
私、これからは、人間は、何かの道の、あるいは好きな道の完璧な専門家になって、インターネットで、誰かが何かを書いたときに、それが、自分の道のことであった場合、もしそれが世の中を混乱させると判断したら、
『これは専門家の目からして、間違ったことです』
という目印を付けるというパトロールの役目をするような、そんな社会になっていくと、思っているんです。
麻友母「太郎さんは、どんなパトロールに、なりたいんですか?」
これ、涙なしでは語れない話なんですけど、『麻友56』のノートから、引用します。
3358ページ
2019.4.23 16:40:03「
結弦に『ゼロから学ぶ相対性理論』あげちゃったな。買い戻す必要あるかな?と考えて、
太郎は、あの本読んでない。だったら、今更読み直す必要のないあの本を買う必要ない。
図書館で借りた、
◯原坂一郎『男の子のしつけに悩んだら読む本』(すばる舎)
じつは私は、子どもの心の中の声が聞こえるという、不思議な能力が昔からありました。
ホントです(笑)。
───はじめに───より
◯曽野綾子『ただ一人の個性を創るために』(PHP研究所)
これも、いつも述べていることだが、教育の最終責任者は自分である。その次が親である。教師は三番目である。
───まえがき───より
の3冊も、もう返そう。
そう思ったとき、ふと、正しい性教育を与える本を作るという目標も、達成できたと言っていいんだな。と思えた。
太郎は、自分が苦労して越えた問題をもうクリアした後になっても、他の人が苦労したらいけないからと、楽に越える別解を探してあげていた。でも、今の子供達は、もう性教育で悩んだりしていないのだ。
もうそういう本を作ろうと思わなくていい。やったよ、麻友さん!!
」2019.4.23 17:34:44
麻友母「これは、何を、喜ばれているのですか?」
『社会の矛盾に立ち向かう人になりたい』
って、思春期と青春期の言ってしまえば、
不健全性的行為(不純異性交遊)などというものと、
『売春は売春防止法で禁止されているが、売春者を取り締まる罰則は設けられていない』
という、どうしようもないこの社会を、きちんとした性教育を与えることで、打破できると、私は、思っていたのです。
だから、私が、そのパトロールというか、レフェリーに、なって、社会を良くしようと思っていたのですね。
でも、私の頃は、駄目だったけど、今はもう、性教育は、正常に行われている。私だけが、
『なってない』
と、怒っていたのだということに、気付いたんです。
それが、嬉しかったんです。
昨日のうちに、ブログに書いて、麻友さんに伝えるつもりでしたが、それ以外にも、再発見のラッシュがあったので、21時を過ぎてしまい、書けませんでした。
麻友母「太郎さんって、日本の法律を変えるっていうくらいのことを、するつもりだったのですか?」
「お母さん、ブログ読んでるのに、分かってない。太郎さんは、数学での定義、たしか外微分の定義よね、あれを、変えようとする、つまり、数学の法律を変えちゃうくらいの人なのよ」
麻友父「数学の法律、つまり定義や公理を変えるというのは、そんなに気楽にやっていいのか?」
実は、19世紀の後半から20世紀にかけて生きた、ゲオルク・カントルという集合という概念を作った数学者が、
『数学の本質は正にその自由にある』
と、言っていて、これは、本当なのです。
麻友父「例えば、どう自由なんだ?」
現在では、数学は、ほとんどの問題は解かれていて、残っているのは、証明は難しいだろうけどほとんど当たり前そうな問題と、絶対誰にも解けそうにない問題と、解けても役に立たない問題くらいしか、残ってないんです。ところが、じゃあ、数学者はもうやることが、ないかというと、実は、『逆数学(ぎゃくすうがく)』というものが、あるんです。
麻友父「数学を逆にやるって?」
例えば、どんな問題でもいいんです。三角形の内角の和が180度だというのを、証明したとしますね。そうして、問題が解けたら、次に、この結果が得られるには、どれだけの定義と公理が、必要だったかな? ということを調べるのが、逆数学のやろうとしていることなんです。
麻友父「どれだけ、仮定したら、問題が解けるかか。普通の数学とまったく逆だな。大学入試で、問題出されたとき、これが解けるためには、これとこれの公理が必要ですって、書いたら、合格させてくれるかな」
麻友母「私も、そこまで、数学を勉強したら、面白く感じられたかも、知れないわね。麻友、頑張ってね」
「えっ、太郎さん、私も、それに、付き合わされるの」
私、最近、感じるんだよね。
麻友さんは、これまでの感触からいって、どう考えても、私を好きになってくれている。でも、私に対して、はっきりとした『好きよ』という信号を、くれない。そして、実際、『会いたい』とも、言ってくれない。
なぜか?
考えられるのは、麻友さんは、私の数学に付き合わされるのが、ちょっと嫌なのではないか? ということ。
『ところどころ、面白いところは、あるけど、太郎さんは、証明をやりたがる。
ほとんど、当たり前なことまで、どうやって証明するかとか、自分がどうやって証明したかとか、誰が証明したかとか、話したがる。
そして、読めと言って証明を書いてくる。
しかも、太郎さんに取って、厳密に証明したことしか、正しいこととして使えないみたいだ。
私を、非常に好いてくれていて、私も、好きなのだけど、あの数学の話に、完璧に付き合わされるのは、ちょっと、やだなあ』
そう、思って、逡巡しているのではないか?
麻友父「そういうことなんだよ。君の一番の武器の数学が、麻友を困らせていたんだよ。娘は、小学校の時、ちょっと気になっていた男の子がいたが、中学へ行ってからAKB48に入って、恋愛禁止になった。君は麻友のファンは、100万人と推計していたそうだが、日本人で『まゆゆ』を知っている人間は、本当に100万人いるだろう。握手会に来るだけでも、全国で1万人以上の男の子と、会ったと思う。その男の子達とは、握手とおしゃべりはできたが、恋人にはなるわけに行かなかった。麻友は、誰とも特別な仲にならなかった。これは、私が、保証するよ。だけど、一度も握手会に来なかったし、最初からのファンでもなかった、君が、麻友の心を動かしたんだ。君は、自分の数学や宇宙の冒険話が、麻友の心を引きつけたんじゃないかと、思ってるかも知れないが、そうじゃない。麻友が、君に心を動かされたのは、君にとって麻友が最後の女の人と思えるほど、君が真剣で、『『感情をなくした』心に響く言葉』だったかな、『(麻友のお父さまだって、)きっと、殺してきた感情なんて、数えられないほどあると思うよ』と、書いてきて、初めて、私達、親の苦労にも、気付かされ、自分の人生を、見返した。そういう影響を、何度も与えてくれた人だから、麻友は、好きになったんだ。そういうわけだから、数学や物理学の話は、ほどほどにしてやってくれ」
麻友母「普通の人に取って、数独を解くだけでも、手こずるものなんですよ。数学の得意な太郎さんは、朝日新聞の数独なら、最高難度の★★★★★でも、可能性も書き上げず、消しゴムも使わず、頭で考えるだけで1時間で解けるそうじゃないですか。それは、素晴らしい才能です。でも、その才能を理解してもらうために、麻友に太郎さんと同じ数学の問題を解く訓練を強いるのは、麻友には、拷問のようなものです。分かってもらえませんか?」
確かに、それを成し遂げた人の苦労を知るというのは、他の人には、無理なのかも知れませんね。
今年(2019年)4月10日に、ブラックホールの写真が、初めて撮れたというニュースが、ありましたね。
これです。
こんなの、今のコンピューターグラフィックスとか、特殊撮影とか、使えば、いくらでも、でっち上げられるじゃないですか。
これは、本当に、2017年4月に、M87(メシエはちじゅうなな)のブラックホールを地球の各地の望遠鏡をつないで、観測して、5ペタバイト(5,000,000,000,000,000バイト=5✕10の15乗バイト)のデータを得て、それを、2年かかって1枚の写真にした、その200人くらいの研究者しか、信じられませんよ。
でも、科学って、そういうものなんですよね。
これ、なんだか分かります?
麻友母「誰かの顔かしら?」
麻友父「耳が大きいな」
「えっ、さっきのブラックホールの関連から言って、もしかして、土星?」
そうなんだ。ガリレオ・ガリレイが、1610年に、人類史上初めて、3倍くらいの望遠鏡を土星に向けて、観測してスケッチした絵なんだ。
麻友母「その頃の人は、土星に環があることを、知らなかったのですか?」
ガリレオも、最初はなんだか、分かってませんでした。1655年に、ホイヘンスが、50倍の望遠鏡を作って、横にあるのが環であることを、発見したのです。ガリレオは1642年に、もう死んでいました。
「17世紀って、正に自然科学の始まった頃なのね。万有引力発見は、1665年でしょ」
さすが、特待生。記憶は正確。
1610年から400年以上経っている私達は、鮮明な環を持つ土星を観ることも、写真に撮ることもできます。
もしかしたら、将来、本当に鮮明な、
『確かにこれは、ブラックホールだ』
と、誰でも納得できる写真が、撮れるかも知れません。
そのとき、
『これは、本当に凄いのだ』
ということが、少しでも分かるように、数学の考え方を、嫌にならない程度に、話して行きます。
でも、本当は、麻友さんの中に、数学の才能が、ほんのちょっと秘められているのではないかと、私は、思ってるんです。
数学ってあるところを越えると、病み付きになるんです。
「私、忙しいの」
じゃあ、新しいことが分かって、嬉しいとき、
『今、凄かったんだよ』
というのだけ、伝える。
「それを、お願いするわ」
麻友母「心は通じるものだって、わかったわね」
麻友父「磁石の話と、統合失調症の話は、次の回だな』
じゃあ、シミュレート、終わり。
「収穫のあった、シミュレートだったわ」
結構頑張っちゃった。寝るよ。
「おやすみ」
おやすみ。
現在2019年4月24日23時58分である。