現在2019年5月5日17時31分である。
「太郎さん。今日は、ゼミだったのでしょう。本、発刊できるの?」
私が、共訳者から外れ、大学院の博士課程を出ている人が、引き受けて下さって、戦友とふたりで、本文の訳を、最後まで作ってくれた。
「それって、どれくらい大変だったのかしら?」
一般相対性理論が、専門の人ではないから、勉強しながらの訳出で、相当大変だったはず。
ただ、ピンチヒッター(1人目)のその人だけでは、無理で、ピンチヒッター(2人目)の人が、References(参考文献)のリストのテフ化、索引づくりを、受け持ってくれて、あのスピードだと、後1週間で、索引が、ほぼ完成する。
「太郎さんは、何やってるのよ」
私、横にいて、仕事増やしてるだけみたいなんだ。
「えっ、どういうこと?」
例えば、そのピンチヒッター(2人目)の人が、
『この索引、勿論、日本語ですが、英語の索引も、付けますか?』
って、ゼミで、言ったのね。
それを聞いて、私は、
『あっ、それ、英語の索引というより、日本語の言葉ひとつひとつに、英単語付けてあげると、もっと良いと思う。東京大学出版会の齋藤正彦さんの『線型代数入門』の索引は、そうなってて、凄く助かるんだ。その本読んでるときでなくても、例えば、『線型汎関数(せんけいはんかんすう)』って、英語でなんて言うんだろう? ってとき、
線型独立 linearly independent 5,99
線型汎関数 linear functional 129
線型部分空間 linear subspace 107
みたいに、索引が辞書代わりになる』

- 作者: 齋藤正彦
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といった。
そうしたら、ピンチヒッター(1人目)の人までが、
『松島与三さんの『多様体入門』も、そうなってる』

- 作者: 松島与三
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と言ったので、
『じゃあ、それもやりましょう』
と、ピンチヒッター(2人目)の人が引き受けてくれたんだ。
「ちょっと、ちょっと。どうして太郎さんは、それを、手伝うことも、できないの?」
その人、もの凄く、仕事が速いんだ。ゼミに、マックのノートパソコン持ってきてて、Wi-Fiで、ネット上の翻訳原稿に、直接アクセスしながら、みんなが、
『ここは、こうした方が』
と言ったら、その場で、直しちゃうんだ。
「どういうことまで、直せるの?」
例えば、『せんけい』という言葉は、数学者によって、『線型』と書いたり、『線形』と書いたりする。どっちでも、間違いではないんだけど、1冊の本で、あっち使ったり、こっち使ったり、というのは、ない方がいい。
そういうときでも、
『『線形』に統一しますか』
となると、400ページくらいの全文を、ポンって、直せる。
「それは、太郎さん、当たり前よ。今の社会では」
そんな感じだから、どんどん仕事が、進んでるんだ。
「仕事増やしてるって、そういうことか」
そうなんだ。
戦友は、
『本の最後に、哲学者カントに触れた一節があるから』
と言って、カントの『純粋理性批判』を買ってきて、その部分を読むと、言ってた。

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「太郎さん。仕事って、そうやるものよ」
「でも、その本、私も、見てみたいわ」
ありがとう。
「って、仕事の話じゃなくて、プライベートな話のはずだったわね、結婚をシミュレートなんだから」
そうだったね。
シミュレート、スタート。
麻友父「後、統合失調症の話と、磁石の話が、残っていたな」
麻友母「周りの皆からは、あのまゆゆを彼女になんかできるわけない。お前の妄想だ、と言われ続けていたのでしょう」
不思議と、そういうことを、言われたことは、少ないんです。
ねくすとのOBの人に、
『精神障害者に、結婚なんてありえない』
と、メールもらったときと、母から、
『結婚なんて、あり得ないから』
と、1回言われただけですね。
麻友母「周りに、秘密にしていたのですか?」
いえ、完全にオープンにしていました。
未来の子供達に、恋愛のお手本を示すつもりでしたから、どこまでも、フェアであろうとしていました。
麻友父「だが、4年間、顔を見合わせたことも、しゃべったことも、なかったんだろう。どこで、彼女になった、と思ったんだ?」
「もう、話してもいいわよ。このブログが書かれた日つまり今日(2019年5月5日)のことを」
麻友父「何が、あった?」
私は、麻友さんを好きになってから、いつもそばにいてもらうために、麻友さんの下敷きを、買いました。『まゆゆにそばにいてもらうために』という2015年の記事に、なぜ下敷きなのか、というのが書いてあります。
その頃は、三菱鉛筆のクルトガのシャーペンを、使っていました。
あるテレヴィ番組で、一番良いボールペンというのを、選んだんですね。uniのジェットストリームが、1位でした。そのとき、番外で、1番発想が面白いシャーペンとして、クルトガが、選ばれたんです。芯が回り続けることで、とがり続ける、というもので、本当に書き味が良いんです。
麻友母「太郎さんとしては、嬉しかったでしょう」
はい、自分の愛用品が、1位というのは、嬉しいです。
4月7日に、下敷きが届いて、それ以来、A4のノートに書くときを除いて、クルトガと、あの下敷きで、ほとんどの書き物を、してきました。
ところが、その2015年の7月か、8月頃から、クルトガが、余りまわらなくなってきちゃったんですね。
まわらなければ、クルトガの意味がないですから、二本柱の会とか、AKB48の、麻友さんの顔でも付いたシャーペンを、買おうかな? と思っていました。
ところが、アマゾンとかを検索しても、麻友さんのシャーペンというものは、なかったんです。
私には、2015年9月19日の麻友さんのコンサートが、当たっていました。
『そのとき、グッズで、シャーペンないかな』
と、楽しみにしていました。
麻友母「そのコンサートへは、行かれなかったのですよね」
はい。9月16日に、通院した際、先生が、様子がおかしいから、ということで、医療保護入院することに、なりました。
麻友父「その医療保護入院というのは、どういうものなんだ?」
まず、一番拘束力が強いのが、措置入院(そちにゅういん)です。
これは、自傷・他害、つまり、自殺するか、人を殺しうる場合で、この場合、刑務所と同じで、強制的に入れられたままになります。
次に拘束力が強いのが、医療保護入院で、社会に置いておくのが、問題があって、その人の家族などが、入院に同意した場合の入院形態です。
措置入院は、家族に電話することもできませんが、医療保護入院なら、電話はして良い程度の扱いになります。
もっと、緩いのが、任意入院です。自分から、入院するのに、同意した場合です。
麻友父「おっそろしい、ところだなあ」
麻友母「その入院中も、まわらないクルトガ、使ってたんですよね」
はい。
あるとき、
『このクルトガ、まわってくれないんですよ』
と、ある女の人に話したら、あのドラえもんのブログの『1から始める数学(その8)』の『ディープキスまで行って、止まったら』の女の人なんですが、その人が、
『クルトガじゃないですね』
と言ってて、私も、
『退院して、麻友さんのシャーペンが、なかったら、西友で、新しいクルトガ買っちゃうぞ』
と、思っていました。
10月24日に、退院。
それでもなくて、10月27日に、今度は、水色ではなく紺色のクルトガを、買いました。486円くらいのものですから、もっと前に買えば良かったのです。
麻友母「古い水色の方は?」
手帳に、入れて、今でも使ってます。
「エッ、太郎さん、その古いのまで、使ってあげてるの?」
だって、まだ十分使える。
「それからなのよね。3年以上。今年の5月3日まで、紺色のクルトガで、『麻友』ノートを含めて、書き物をしてきた。そして、このツイート」
@karaage_mayu
— 松田太郎 (@EROICA__) 2019年5月3日
渡辺麻友様。本当にお願いがあります。色んな事全部抜きにして、Uniのクルトガの芯径0.5mmのシャーペン、私にプレゼントしにきてもらえませんか?2015年10月27日から麻友さんの下敷きの上に書いてきたシャーペン(486円)が割れて書けなくなってしまったのです。涙 pic.twitter.com/NHIG7vyu6A
渡辺麻友様。まったく同じでなくとも良いのです。割れてしまった方は2015年9月19日のコンサートに入院して行かれなかった頃いつも使うシャーペンがクルトガのまわる機能が故障して、退院したら二本柱の会で買おうと思ってたのに、10月24日に退院したのになかったから西友で買ったのです。
— 松田太郎 (@EROICA__) 2019年5月3日
渡辺麻友様。むちち柄のを作ろうなんて考えなくていいのです。オンラインストアに出品なんてしてたら、時間かかり過ぎます。ネットでは、318円から3,121円くらいまでありますが、クルトガの芯径0.5mmのシャーペンならどれでも、麻友さんが持ってきてくれれば、大事に3年間は使います。
— 松田太郎 (@EROICA__) 2019年5月3日
渡辺麻友様。鶴見へ行っても良いと思い、アマゾンで選ぶかどこかの文房具屋で入手したら、私が明らかに買ってくれたなと分かるような、ツイートを、して下さい。次のシャーペンが来るまでは、使いにくいですが、4色のボールペンのシャーペンを使っています。クルトガはUniでなく三菱鉛筆でした♨️
— 松田太郎 (@EROICA__) 2019年5月3日
「これを、太郎さんがツイートしたのが、2019年5月3日21時頃。私は、太郎さんの言うとおりに、ツイートしたのでは、なかった」
そう。返事来ないかな? とか、ちょっと不安だった。
あれを見たとき、最初は、これが返事だとは、思わなかった。
麻友父「何が、行ったんだ。?」
ツイッターの機能で、『通知』というのが、あるんですね。その通知で、5月5日に、
まゆゆ応援情報@練習中 @mama_toma3
という渡辺麻友を応援することのプロの人達のツイッターが、おすすめですよ、フォローしませんか? と言われたんだ。
麻友父「ガセネタだと、思わなかったのか?」
私は、それを、フォローしても、フォローしなくても、良かったのです。
でも、もうちょっと、麻友さんのファンの人達にも、私を、知ってもらおうと、思ったのです。
それを、麻友さんも、望んでるのでは、ないかと。
麻友父「そのとき、初めて、麻友の彼に、なれたと、自信を持ったというわけか」
麻友母「ごちそうさまでした」
「太郎さん。太郎さんは、障害を、乗り越えたのよ。おめでとう」
ありがとう。
21時22分になっちゃったから、これで、寝るね。
「おやすみ」
おやすみ。
現在2019年5月5日21時42分である。おしまい。