現在2019年7月14日17時15分である。
「手に入れたみたいね」
うん。今日、受け取った。
ほらっ。
「あっ、本当に、持ってる」
もう一冊の本のことは、後で話す。
「『時空の大域的構造』にしたのね。『時空の大規模構造』でなく』
これね、私が訳者だったら、『時空の大規模構造』を、強く推せたんだけど、訳者から降りてたから、できなかったんだ。
そもそも、グーグル翻訳でも、Weblio翻訳でも、
The large scale structure of space-time
と、入れれば、
時空の大規模構造
って、出てくるんだ。
それに、私が、大学2回生のとき(1992年)、書籍部で、この本の原書、
The Large Scale Structure of Space-Time (Cambridge Monographs on Mathematical Physics)
- 作者: S. W. Hawking
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 1975/02/27
- メディア: ペーパーバック
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を、初めて見たときも、
『『時空の大規模構造』っていう本だ』
と思った。
それに、『ホーキング、自らを語る』という伝記でも、74ページに、
一般相対性理論の検証に成果を挙げて、1973年に『時空の大規模構造』を発表した私はいくらか手持ち無沙汰だった。
とある。
この本だ。
スティーヴン・ホーキング『ホーキング、自らを語る』(あすなろ書房)
- 作者: スティーヴン・ホーキング,佐藤勝彦,池央耿
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 2014/04/03
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「じゃあ、どうして、『大域的構造』にしたの?」
もう、本も出てるので、はっきり書いちゃうが、戦友のイメージする、『大規模構造』という言葉の数学的意味、より、戦友のイメージする、『大域的構造』という言葉の数学的意味、の方が、この本の内容の、宇宙の構造などに近いと、主張されたんだ。
そして、戦友は、社長も、納得させてしまったんだ。
「えっ、社長さんも、納得されたの?」
してなきゃ、この本出版できてない。
「戦友の人、他に根拠を上げなかったの?」
上げたよ。
大栗博司さんの書いた以下の文章に、
『時空間の大域構造』
という訳がある。
『科学』2009年7月号(Vol.79 No.7)の第2ページ。
「ああ、じゃあ、根拠がないわけでは、ないのね」
もちろんだよ。根拠もなく主張されたら、いくら私でも、許したりしない。
「温厚な太郎さんが、徹底的に相手を痛めつけるところを、見たくもあったけど」
また、麻友さん。とんでもないこという。
「で、許した理由は?」
私は、訳稿が、完成してから、自説を主張するつもりで、
『この問題は、最後まで残しておこうね』
と言って、2年間、機会を待っていた。
だが、私が悪かったんだけど、私が、訳せなくて、訳者から降りてしまった。
これでは、自説を通せない。
「でも、ピンチヒッターが、2人も、いたんでしょ」
いたけれども、題に関しては、戦友の側に回ってしまった。
「じゃあ、どうしようも、なかった?」
私が賭けたのは、この本の題名のところに、
時空の大域的構造
The Large Scale Structure of Space-Time
と、原著の題が、書いてあるでしょ。
これを、見れば、
『あっ、この本だ』
と、分かるかな? という可能性だったんだ。
「色々、考えるのね」
「で、さっきの写真のもうひとつの本は?」
戦友を、こんなに、ボコボコにするのが、この記事の目的じゃ、ないんだ。
題名の『数学』というゲームのことで、昨日眠くなりながら、書いたけど、あのアイディアは、もっともっと素晴らしいアイディアなんだ。
昨日(2019年7月13日)、第一京浜にある、マックへ行った後、そのそばにある、ブルセラショップに入った。
ここは、面白いところで、そういう店なのに、店頭に、『花とゆめ』などの、小学校の女の子の買いそうな雑誌が置いてあったりする。店内には、中古のゲームなどが、置いてある。古本のマンガも、置いてある。『Brody』などの雑誌もある。私が、
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という雑誌を買ったのも、ここだ。
「ああ、『選抜総選挙4人同時に1位という提案』という投稿のときの話ね」
そう、あの記事なんだ。
「えっ、あの記事が?」
あの記事で、
『人類の未来のために、何ができるか、と考えないで、何が今日の食事だよ』
というような、ことを、書いたよね。
「ああ、りりぽんを、いじめたのよね」
いじめたというより、須藤凜々花さんを、鼓舞したかったんだ。
まあ、それは、いい。
とにかく、昨日そのお店に行ったとき、ゲームのデモンストレーションをやってて、アニメのように綺麗な映像で、コンピューターグラフィックで動く、戦士達が、
『人類の未来のために、何ができるか、と考えないで、何が今日の食事だよ』
みたいなこと、言ってるんだ。
それから、
『これを、今の技術では、できないかも知れないけど、300年後には、できるように、なってるかも知れない』
などと、言ってる。
「太郎さん。それは、太郎さんの考え方が、受け入れられたんじゃ、ないの。みんな、心の中では、そう思ってるのよ」
でも、私の周りでは、余り実現してないみたい。
「実現してたら、ゲームに、ならないでしょ」
そうだよね。ゲームというものは、まだ実現していないものなどの夢を、体感するものが、多いんだよね。
「そうなのよ。そんな当たり前なこと、今更、問題にしないでよ」
そこで、私が、考えた、『数学』というゲームが、姿を現す。
これは、スマホでやっても、パソコンでやっても、タブレットでやってもいい。
お金は、かからない。
ロールプレイングゲームによくある経験値とか、ゴールドに対応するのは、その人の、それまでに証明をした定理。
「ちょっと、ちょっと、その人が、それまでにその定理を証明したかどうかって、どうやって、調べるの?」
今、オンラインで、すべての人のアカウントみたいなのが、存在するじゃない。その人のアカウントに、ひとつ証明をするごとに、それを、証明したという履歴が残るようにする。
「じゃあ、ひとりの人が、いくつも、アカウントを、持ったら?」
まあ、先生を目指している人なんかで、まったくのゼロから、築き直したい人なら、そういうことも、するかも知れないけど、あらかじめ、ひとりの人が、自分が既に獲得した定理を、いくつも、使えなくするコマンドを作っておけば、そんな、別なアカウントを持つようなこと、しないかも、知れない。
「じゃあ、逆に、他の人が、証明したのを、ハッキングして、自分の経験値にする人が、現れたら?」
これはねぇ。本当に、数学者が、
『(ある定理を)証明することが、できた!』
って分かった瞬間の、感動を、味わうゲームなの。
だから、他の人の
『証明しました』
という権利をもらっても、何の意味もないんだ。
「『『(ある定理を)証明することが、できた!』って分かった瞬間の、感動』
って、どんなものなの?」
今(2019年7月14日19時44分)から、麻友さんのために、ひとつのある大定理の証明を、記述します。
麻友さんには、今は、まだ、これは、理解できないはずです。
なぜなら、これは、私が、広島で、1年浪人していたとき、代々木ゼミナールのテキストで出てきた問題に、関係しているからです。
その問題とは、
杉浦光夫『解析入門Ⅰ』(東京大学出版会)
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の第Ⅲ章§3 の問題 1)
と、ほぼ同じ問題でした。
書きます。
『解析入門Ⅰ』p.191
第Ⅲ章§3
問題
1) テイラーの定理により
となる が存在する.これを用いて が無理数であることを証明せよ.
です。
代々木ゼミナールのテキストにあった問題では、上のシグマに、実際に を代入した、
問題(思い出した形)
任意の自然数 について、
となる が存在する.これを用いて が無理数であることを証明せよ.
というように、易しくなっていたようですが、やらなければならないことは、同じです。
さて、私は、浪人中、この問題を解いた瞬間、
『もう、あれも解けるんじゃないか?』
と思ったものが、ありました。
その、『あれ』とは、
イアン・スチュワート『ガロアの理論』(共立全書)
- 作者: I.スチュワート,新関章三
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1979/06
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で、見つけてあった、パイの超越性の証明。
最近は、
スチュアート『明解ガロア理論[原著第3版]』(KS理工学専門書)
- 作者: スチュアート,I.,鈴木治郎,並木雅俊
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という改訂版が出ている。パイの超越性の証明も、巻末に移っているが、健在である。
「ちょっと、ちょっと、太郎さんの言葉に、頻繁に、超越数って、言葉が、出てくるのよね。それ、なんなの?」
気になるのは、良いことです。実際に、それを、『数学』というゲームで、麻友さんが、解いたとき、感動と共に、麻友さんのものと、なるでしょう。
「じゃあ、今日は、何をやるの?」
その証明。
「私が、分からないのを、承知で?」
今は、前哨戦と思って、とりあえず、証明の、日本語だけ読んで。
「太郎さんの言う、『小説のように、読む』ね」
麻友さんは、知らないかも知れないけど、私がまだ、ライブドアブログにいた頃、一度これに挑戦して、 がなくて、数式が打てなかったので、挫折してるんだ。
このブログの『πは無理数である』という2006年2月3日の記事がそうだ。
「太郎さんに取って、リターンマッチなのね。獲得したいタイトルは?」
『 の超越性』
ただ、 の超越性の証明に直接は必要ないんだけど、その考え方に慣れるために、
『 の無理性』
『 の無理性』
『 の超越性』
『 の超越性』
という順番に、証明していく。
と、ここまで、書いたけど、もう薬も飲んじゃって、とても、今晩中に書けそうもない。
明日に、回すよ。
でも、無茶苦茶長い記事になって、麻友さんが困るといけないから、ここまでで、公開して、届けるよ。
「分かったわ。本当は、いっぺんに27,000字も書いてこられても、結構読むの、大変なのよね。これくらい、コンパクトだと助かるんだけどね」
短く、分けるか。
その日のうちでも、取り敢えずひとつ話題が終わったら、投稿しようか。1日に投稿2つになってもいいから。
「うん。それ、すっごく、助かる。シンプルにするって、凄く大切なことよ」
これからは、意識して、そうするように、するよ。
「いい結末じゃない」
じゃあ、おやすみ。
「おやすみ」
現在2019年7月14日22時00分である。おしまい。