相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

エッチなおじさん卒業

 現在2020年2月17日18時47分である。

麻友「えっ、この題、どういうこと?」

私「前回(1月20日)通院したとき、先生に、もっと話したいことが、あるんですけど、と言って、今回20分、面会時間をもらっていたんだ」

麻友「それで?」

私「今日行って、差し当たって、困ってることはなくて、手をひっかいているのは、ちょっとありますけど、大丈夫です、と言った」

麻友「そういうところから、始まるのね」

私「うん。それで、母も、問題ないようです。と言った後、私が、『話したかった事というのは・・・』と、話し始めた」


京野「どういう話ですか?」

私「まだ、いきなり麻友さんと、結婚というところまでは、行ってないのですが、結婚に関して、恐らく多くの人が、勘違いをしたまま結婚して、後で違うなあと思ってるんじゃないかと思われることが、あるんです」

京野「どういうことですか?」

私「結婚というのは、普通、セックスのために、するものですよね」

京野「まあ、子供が欲しいとか、ありますけど」

私「そうですね。そこで、セックスという言葉を、定義しておく必要があるんですが、セックスとは、男性が、陰茎を、女性の腟に入れて、腟の中で、精子を射精することですね。ところが、この挿入するというのは、男の人には快楽かも知れませんが、女の人に取っては、痛いだけのようで、だから、結婚した後、ご主人が優しい人だった場合、挿入せずに、つまり、ペッティングの段階までで、止めるようになるんじゃないかと、思うんですけど」

京野「それは、例えば、同性愛の人は、セックスできないということにも、なりますけど。そういうことが、最近気になっているのですか?」

私「この問題は、ブログを15年前に、書き始めた頃から、ずっと底を流れるテーマでしたし、本当は、大学に落ちて、浪人していたときから、ずっと気になってるんです。ただ、最近良い文献が見つかって、頭が整理されたんです」

京野「文献1 とか?」

私「はい、文献1。」

河野 美代子『新版 SEX & our BODY』(NHK出版)




麻友「えっ、あれ持って行ったの? 大公トリオのデートのときの本」

私「持って行って、『アダルトビデオは見せるための演技』の、肝心の部分を、読んだ」




私「『ここではっきりと知っておいてもらいたいことは、一生を通じて、女性の腟の中はほとんど無感覚ということ』と、はっきり書いてあるんです」

京野「じゃあ、文献2 というのもある?」

私「あります。文献2。」

押鐘篤(おしかね あつし)『医師の性科学』(学建書院)




麻友「えっ、あの本は、買ってないって、言ってたのに」

私「買ってないというのは、本当だよ。そもそもは、京都大学の図書館で見つけて、借りて家に帰っているとき、倒れた。だから、夏休みの間中、借りっぱなしになってて、催促の葉書が下宿に行っていた。母が、苦労して取り敢えず、全部横浜に引っ越し手配してくれて、横浜で半分廃人になってた私が、これは、図書館の本だと気付いて、図書館に送った。2,000ページある辞書みたいな本だから、メロンの箱みたいな大きな箱で送ったのを、覚えている」

麻友「じゃ、京都から取り寄せたの?」

私「この本は、インターネットの今の時代では、余り価値を感じないかも、知れないけど、1980年代、1990年代、には、貴重な文献だった。だから、横浜市立図書館で、書庫を出納したら、出てきた」

麻友「それを、わざわざ借りて、先生のところへ、行ったの?」

私「書庫を出納したのは、いずみ野にいた12年くらい前なんだ。そのとき、面白そうなところだけ、コピーを取ってあった。その中から、『日本文学と口腔性行為』という部分を、京野さんに、見せるために、持って行ってたんだ。ただ、見せながら、『この書いている人、セックスは芸術だ。とか言ってて、ちょっと頭おかしいんじゃないかと、思えるところも、あるんですけどね』と言ったら」

京野「『頭おかしい』、ですか?」

私「頭のおかしい、私には、『言われたくない』、と、言うかも知れませんが」

一同笑

私「という一幕もあった」

麻友「先生は、結局なんて?」

私「先生は、『これが、正解です』と言おうとは、思ってなかったみたい。私は、これまで、48年間、片恋で、ストーカーみたいになったことはあるけど、誰にも危害を加えることもなく、生きてきている。だから、自分で判断するのを、補助するには、どうしたら良いのかな? と、考えていたようだった」


麻友「もしかして、太郎さんは、文献3も、持ってた?」

私「先生が、要求しなかったので、出さなかったけど、あのセラピストのアン・フーパーさんの『ビューティフル・ラブ』も、持って行ってた」

アン・フーパー『ビューティフル・ラブ』(河出書房新社

麻友「あの本ね。じゃ、もしかして、文献4も、あった?」

私「文献4、あった。デール・カーネギーの『人を動かす』」

デール・カーネギー『人を動かす』(創元社


麻友「太郎さん、全艦隊、総動員じゃない」

私「まあ、セックスに、関しては、この程度で、総動員だね。浅い浅い。数学で、総動員なんて言ったら、このブログ、2月15日に、15周年迎えたくらい、いくらでも、書けるからね」

麻友「それで、先生には、聞きたいことは、聞けたの?」




私「私の頃は、性教育という言葉もないくらいで、困ったものでしたが、この河野美代子さんの本は、1993年初版で、良く売れているようで・・・」

京野「『大好評のロングセラー、12年目の増補新版』と、帯にありますね。これだけ、はっきり書いてあるのは、珍しいかも知れませんけどね」

私「私のような、統合失調症の人などで、こういうことで悩んでいる人は、多いんですか?」

京野「基本的に、性のことは、話しにくいことなので、余り、そういう話は、ないですね。まあ、松田さんも、今後良い初体験ができると良いですが」

私「相手が、ちゃんといるんですからね」

京野「付き合う相手が、できる機会は、ないのですか?」

私「1月24日だったかな、作業所の人で、みんなの面倒を見てくれている人が、『合コンに来ませんか?』と言ってくれましたが、『私は、麻友さんという人がいるので』と、断りました」

京野「麻友さん、オンリーですか。まあ、それは、それで、良いのかも知れませんね」



麻友「えっ、太郎さん。合同コンパニー、断っちゃったの?」

私「麻友さんじゃなきゃ、やだもん」

麻友「だだっ子じゃ、ないんだから、『やだもん』は、ないでしょ。でも、太郎さんに取って、私っていう選択肢しか、ないの?」

私「世の中には、色んな人が、いるんだよ。私は、顔が綺麗で、頭が良く、私のことを良く理解してくれる女の人を、求めていたんだ。麻友さんは、良く当てはまった」

麻友「もう、メチャメチャ。あっ、でも、題名の『エッチなおじさん卒業』というのは?」

私「私にとって、『女の人は、痛いだけじゃないのか』、というのは、実験で確かめなければならないことだったんだ」

麻友「それで?」

私「お金で女の人を買えば、1回の実験には、十分だった」

麻友「そうね」

私「でも、私は、相手の女の人が、痛がったとき、『私を好きではなかったから、快感にならなかったんじゃないか?』という疑念の湧く、レヴェルの低い実験では、満足できなかった。つまり、相思相愛の女の人と、セックスして、本当に痛がったら、やっぱり痛いんだ。と、確認が取れる」

麻友「あーっ、科学者って、そう思って、実験してるの? そんなことまで、考えてたら、恋なんて、できないわよ」

私「でも、麻友さんと、4年と10カ月、恋愛してきて、これからも、続きそうだ」

麻友「太郎さんが、困ってたのは、実験は、1回で済むのに、魅かれ合ってしまったその女の人の処分に困るということだったのね。それが、エッチなおじさんという状態だった。でも、今日、京野先生と話して、全艦隊、総動員して、セックスの本当を確かめることが、できて、初体験のためだけの女の人という幻のような女の人の概念を、打ち破って、私が、初体験のためだけの女の人ではなくなったのね。それが、エッチなおじさん卒業ということね。私、哲学は嫌いだというけど、誰が見ても哲学的な、この太郎さんの分かりにくい文章を、読むの、一苦労なのよ!」

私「性って、それで、お金を稼いでいる人もいるけど、自然科学の良心として、誠実に、答えを出せたと言えるだろうか。ただ、やっぱり科学者なら、実験しなければね」

麻友「私が、気が向いたらね。もう22時11分よ。寝た方が良いわ」

私「おやすみ」

麻友「おやすみ」

 現在2020年2月17日22時12分である。おしまい。